平穏な毎日の作り方①

最近とても平穏な日々が続いている。

今までの人生は常に心に気を張っていて、「新しい環境や困難なことにチャレンジすることこそが生きている意味だ」くらいに考えていたかもしれない。私はぼーっとのんびりしているように思えて、実は結構いつもグルグル考えていて、変わりたい！変わりたい！と強く考えている人間だった。

私は今までは「迷った時はより困難な道を選んだ方が後悔がない」という、どこで聞いたのかも忘れたことを人生の指針としてきたような気がする。そして、「楽をしようと思ったら取り返しのつかないことになるぞ。死ぬぞ。」ぐらいの強迫観念も持っていたと思う。

それぐらいの感覚で生きてきた私だったが、元々精神的に強い人間かというとそうではない。こんな生き方をしていたら、そんな価値観に基づいて働いていたら、身体に支障が出るのは当たり前だ。実際に前の仕事をしていた時にかなり心身のバランスを崩してしまった。

そんなこともあり私は転職を決意したのだが、転職活動を進めていく中で、価値観が揺らぐほどの人生のターニングポイントと思える出来事があった。

転職の軸をどこに置くか？ということは、転職エージェントと話をしていたら必ず出る話題だし、そこを中心に転職活動を進めることになる。

ざっくり言うと、私の人生の中心は「仕事」だと思っていた。だから、それ前提で転職軸も考えていたのだ。しかし、ターニングポイントとなる出来事をきっかけとして、私の人生の中心に「仕事」はないことに気付いた。仕事を通じて誰かの役に立つことよりもずっと大切にしたいことに気付いてしまった。

ただ、今回のテーマとして「その大切なことが何なのか」を語るつもりはない。

今回の出来事をきっかけとしても価値観は変化していくものだという前提にたつ以上、その大切なことが何なのかはあまり意味はないように思う。

自分が大切にしていた価値観がガラッと変わってしまったことについて、何故それを受け入れられたのか、受け入れたあとの自分の変化について書き記していきたい。