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神保町の一晩中マンガ体験「漫泊」ホテル、MANGA ART HOTEL, TOKYOに泊まってきました!

今回泊まりに来たのは、メディアでも話題の2月にオープンしたMANGA ART HOTEL, TOKYOに宿泊しました。

他の本や漫画をコンセプトとしているとことの違いは、本を外部の業者や決まったところから外注するのではなく、圧倒的に漫画に詳しい人が自分たちでセレクトしているということ。そして、漫画に超詳しい人が、受付スタッフとして案内し、お客さんの好み、その時の気持ちにおおじて適切な漫画を紹介してくれます。(Bookingのスタッフ評価も9.6と高評価)
そのため、漫画好きも、そんなに詳しくない人でも楽しむことができます。

漫泊ということで、ここには600タイトル5,000冊の漫画が置かれています。セレクト方法として、オーナーの方が5,000タイトルを読破し、その中から選りすぐんだものをセレクトしておいています。

※こんな感じで、漫画の紹介も日本語/英語で書かれています。

実際に私は「キングダム」や「ワンピース」の続きでも読もうかなと思っていったのですが、そういったジャンプ系の本は一切置いてないです。ミーハーな私からすると置いてある本のほとんどが見たことも、聞いたこともないものでした。逆に、それは新鮮で、いままで出会ったことのないニッチだけど、その中で厳選された良質な本と出会えるいい機会となります。

カプセルの価格は平日/土日祝で4,000円〜5,000円ほどで宿泊できます。私はBooking.comのGenius会員なので土曜で4,000円ほどで宿泊できました。

それでは、体験レポートをしていきます。

千代田線新御茶ノ水駅のB7出口をでて1分も歩かないうちに、「MANGA ART HOTEL, TOKYO」が見えてきます。この建物の4F、5F(レセプション)になります。

受付はこんな感じです。漫泊とありますね!
受付では、各種説明を受けます。
マンガ作品は商品です。細心の注意を払って綺麗に呼んでください。
・一度に取るマンガは5冊以内でお願いします。
などなど。そうなんです。ここは本屋のように物販も行っています。気に入ったマンガがあればそのまま購入することもできます。

また、受付ではこの日のおすすめ本の紹介をしてくれます。いきいきと楽しそうに説明をしてくださるので、どれも面白そうに感じられますね。

チェックインを済まして中に入ると、白を基調としたマンガが並んだ世界が広がります。ここではあえて表紙が見えるように置いてあります。漫喫とかであればなるべく本を置きたいため、背表紙にて並べるのですが、ここではマンガをインテリアとして、そしてマンガとの出会いを大切にしているため幅は取るが、表紙を向けて紹介しています。

そんな本棚の中にカプセルがあります。こちらも白を基調としたデザインになっています。白を用いている理由は、よりマンガに集中してもらうため、没入感を作り出すために白になっているとのこと。

今日は店員さんのおすすめマンガ、「日に流れて橋に行く」という三越をモデルとしたアントレプレナー向けというマンガを読むことにします。カプセル空間にて自分の世界の中で、横になり、マンガに集中するという贅沢な時間でした。この日は夜の3時くらいまで読み耽けていました。

他にもニッチだけど、おもしろそうなマンガがたくさんあります。
「IPPO」という高級な注文靴屋を営む若者の話。

サ道のマンガもありました。笑

ベッドだけではなく、椅子に座ったり、ベンチがあったりと自由な体勢でマンガを読むことができます。

シャワーや洗面台はこんな感じ。

今回も前回同様、コンテンツ、コンセプトを持ったカプセルホテルになります。コンテンツはここに来る目的になるのと同時に、コンテンツがあるからお客さん同士もしくは、お客さんとスタッフとの会話の媒介者にもなりえます。現に、受付時で、好きなマンガを書く項目があり、こういったマンガが好きなんですね、このマンガおすすめですよ。というようにそこに自然と会話が生まれてきます。それがお客さんの満足度にもつながっていきます。

また、オーナーさんが話していたことで、印象的なのが、国境を超えて相互不理解を解消するためにマンガは適していると。政治、宗教であれば、相容れないところは当然あるが、マンガであればそれをきっかけに相互不理解を解消する手助けになってくれる。確かに、私も海外に行ったとき、かめはめ波とか、ナルトとかコミュニケーションの際にかなりの頻度ででてきます。こういった共通言語が増えていくことが相互不理解の解消の一助になっているのだなと話を聞いて思いました。ここには、5,000冊のマンガがありますが、そのうち1,000冊は英語表記のものになっています。また、現在海外のお客様は2割り程度とのこと。

最後に、私が感じたのは、ニッチだけどおもしろいマンガと出会えるということと、それ以上にスマホなど気にせず、マンガに向き合い、自分だけの空間をゆっくりと過ごせることに心地よさを感じました。また、リピートしたいなと思います。

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