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【総括】この一年を振り返って思ったこと

毎年言っているかもしれないのですが、この一年間も本当に濃い年でした。

世の中ではコロナウィルスが猛威を振るい、個人的にはTASTE LOCALの立ち上げから、インターンから新卒入社したLoco Partnersを6月末で退職などイベントごと、はじめてチャレンジすることが多い一年でした。

今年はなんといってもTASTE LOCALを立ち上げ、その中でさまざまなことにチャレンジし、経験したことが一番大きい出来事でした。特にしのさんとマンツーマンで事業立ち上げから事業戦略や販売戦略、TASTE LOCAL以外にもさまざまな機会でご一緒でき本当に学ぶことばかり、そして自分の出来なささを痛感する日々でした。

毎年思うことですが、Loco Partnersを退職し、今こうしてTASTE LOCALをやり、また来年に向けて新たなチャレンジをしようとしている状況下を去年の今の自分が想像していたかと言われると、全く想像もしていませんでした。もちろんポジティブな意味で。

そういう風に、また来年もいまの自分が想像もしていない状況やチャレンジをできていたらいいなと心から思うし、そうした自分でありたいなと思います。

ちょっと前置きが長くなりましたが、今年を振り返りつつ、学びとして抽象化していけるものをいくつかピックアップして記載していきます。自分の備忘録とそして皆さんにとって少しでも気づきになるものになりますと幸いです。

1.アクションし続けた先にしか答えはない

立ち上げたばかりの事業やスタートアップでは、これを伸ばしておけばいけるというものがないので、これを伸ばしたらいいというものをみつけるまでひたすらに色々な角度からアクションをしていかなければなりません。

他社事例や本なども参考になりますが、同じフェーズの同じ状況なんてことはほとんどないので、とにかくそれらしき仮説をたてながら当たるまでアクションしていきます。

そうすると、それが直接的な答えになるわけではないのですが、そのアクションがキッカケになって、また別の視界が見えてきて、精度がどんどん高まっていきます。

また、大事なのは常に今自分たちができるどうかわからないこと、不確実性なものにチャレンジし続けるということです。そうしないと、今ある以上の検証結果が得られません。そして、人としても成長していかないのではと思います。

2.Howではなく、Why/意思決定軸を伝える

Loco Partners時代から少人数ですがマネジメントをする機会があったのですが、TASTE LOCALに入っても改めて感じるのがHowやWhatではなく、Whyや根本の判断軸となる意思決定の方法をきちんと伝えることが重要だと感じました。

それは対社内でもそうですし、サービスを発信する際のお客様やクライアントの方々に対しても同様です。

サイモン・シネクの話でもありますが、人はWhatやHowではなくWhyに心が動かされます。そして、対社内コミュニケーションの際もWhatやHowを伝えてもいっこうに自分の時間は増えていきません。都度都度意思決定が発生したり、QCDのコントロールができなかったりと、人を増やしても余計に時間がかかってしまう場合があります。

例えば、営業をする上でもアタックリストをひたすらにやっていったり、営業のトークスクリプトを教えるのではなく、なぜ営業を行うのか?どういう選定軸でアタックしていくのか?大きくは我々はどういうサービスをつくっていきたいのか?というWhyや判断軸を伝えていくことが重要であると考えています。

3.仕事は自分でつくるもの

Loco Partners時代と大きくことなるのは何かと考えていたのですが、当たり前かもしれませんが、仕事を与えられるか、仕事をつくるのかということでした。

Loco時代は大きな戦略があり、それに基づいたOKRがあり各自にKRが割り振られており、それをどう達成するかという枠内で仕事を行っていました。

それはそれで、やりがいがあり、またときにKRを超えて他事業部と関わりながら仕事をするのはとても楽しかったです。

そこからしのさんからさまざまな機会やボールをいただきながらも、基本的にはOKRも何もなく自分が主導してやっていく立場になり、自分が何もしなければ仕事がないという状態に。自分が止まれば事業も止まる、そうしたことを思いながら売上を上げていくためにわからないなりに、企画をつくったり、案件をもらってきたりと毎日がむしゃらに動いていました。

また、一人でできる仕事にも限りがあるなと思いました。そして、一人でできるほどの仕事や案件だとこれからインパクトは出せないなと思います。そのため、来年はもっと大きなことを考え、一人では到底できないことに対して、何人も巻き込む仕事をつくっていきたいです。

さいごに

冒頭にも書きましたがこの一年間は色々なことがあり、色々な経験をしました。

TASTE LOCALの立ち上げ時にすべてメールの転送をアナログで行っていたのですが、ありがたいことにテレビ出演などがあり、爆発的に注文をいただくことが続いていました。本当にありがたいことです。

でも、そういう日々が続いたとき、『俺は何をやっているんだろうと』、ドーミーインの個室でひとり辛くなったときがありました。

最近良く考えるんですが、TASTE LOCALの存在意義は何なのか?
自分でもヘビーユーザーとなって(冷凍庫はパンパンです)、いろんな人にギフトをお送りしてみて、いろんな人に勧めてみて、なんとなく気づいたことがあります。

『TASTE LOCALは、みんなにちょっとしたがんばる動機を届け、日々を豊かにしているんだ』と。毎日暮らしていて、楽しいことや悲しいこと、辛いことがあります。人によってはほとんど辛いことばかりの人もいるかもしれません。

でもそういうときって、今週がんばれば週末にディズニーランドにいけるや、おいしいものを食べにいける、旅行にいける。など日々の節目節目に楽しみを作って、それに向けてがんばり、乗り越えていきます。

今日は帰ったら浜の湯の金目鯛の煮付が食べれる、今週は馬桜さんの馬刺しを食べよう、今月は宮古島のバスクチーズケーキを。大晦日は出羽屋さんの山菜そばを食べよう。だから今日も一日がんばろう。

TASTE LOCALは日々の中に溶け込んだ"食"という領域で、皆さんのがんばる動機を届けていき、少しでも人生が豊かに、幸せになっていただけるとこの上なく嬉しいなと思います。

まだまだこうした状況は続きそうですが、宿や飲食店、生産者の方々の少しでもの助けになりつつ、皆さんにおいしい地域のごちそうを届けていけるよう努めていきます。

さいごにがほとんどTASTE LOCALのことになってしまいましたが、それだけ濃い一年間だったなと思います。

TASTE LOCALを支えていただいているクライアントの皆様、そしてサポーターの皆様いつも本当にありがとうございます。

今後とも私、そしてTASTE LOCALともどもよろしくお願いいたします。

おまけ

年末からTASTE LOCALでは日本全国の地域のごちそうをあつめた福袋を販売しています。めちゃめちゃお得でかつどれも本当においしいものなのでぜひ興味がある方はのぞいてみてください!

https://tastelocal.jp/collections/fukubukuro2021

それでは、良いお年を!

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