赤坂の日本料亭を改築したホステル『Kaisu』に泊まってきました!
今回泊まりに行ったのは、東京赤坂の日本料亭だったところを改築して作ったホステル『Kaisu』に宿泊しました。
『Kaisu』は漢字で書くと『会す』となります。コンセプトは、「人々が一同に会せる場所」で、旅行者も東京の人も関係なく一同がそこで会し、会話をし、新鮮な価値観に触れ、その中で偶然に、一生忘れられないような素敵な一日が生まれかもしれないという思いで運営しています。
『Kaisu』は赤坂にあり、昭和30年~50年では、通りには芸者さんが行きかい、ずらっと日本料亭が並んでいたそうです。それがバブル経済の崩壊、都内の再開発に伴い日本料亭は姿を消していきました。そんな日本料亭の一つを改築して作ったのが『Kaisu』です。(※リノベーションデザインはUDSが担当しているとのこと)
各所に日本料亭の名残をみることができます。店の外観は料亭だったときのまま残し、ラウンジなどの絵や明かり、窓ガラスなども料亭で使われていたものを使っています。
宿泊者は、8割〜9割が訪日観光客で欧米とアジアが半分半分くらいになっており、男性がだいたい6割くらいで、二人組が多いそうです。残りの2割ほどが国内の人で出張、就活、観光がメインとなるそうです。
また、Booking.comの評価が1,491レビューあり、9.0と驚異的な評価となっています。評価でも最も高いのがスタッフと清潔さです。清潔さについては清掃等を徹底されているとのことで、スタッフに関しては、なるべく1人で暇そう(話したそうだけどなかなか話しかけられない)な人に対して、自分たちから積極的に話しかけに行こうということを意識しているそうです。
今回は、1泊4,300円の男女共同ドミトリールームに宿泊してきました。
では、体験をレポートしていきます。
汐留の会社を出て、赤坂駅から歩いて5分ほどのところに『Kaisu』があります。(今回は駅の写真を撮り忘れておりました。)
『島崎』と書かれた看板があり、料亭の名残を感じさせます。
早速、中に入ってみましょう!1階のラウンジ、カフェスペースはこんな感じです。
バーカウンターもあります。ここで料理もします。
そして、窓の外には庭があり、癒やされます。こちらは料亭のものではなく、『Kaisu』を作る際に入れたそうです。
絵や電球の周りの陶器も昔の料亭のものを使っているそうです。
天井にサーフボードがあるのは、オーナーの趣味だそうです。
早速、チェックインを行います。チェックインの際にはウェルカムドリンクとしてお茶(何茶かわかりませんでした。。。)が出されます。
こちらにはバーなどの営業時間や注意事項が記載されてあります。
FOOD&DRINKの10%OFFの割引券ももらえます。
ひとまずチェックインも済ませて、本日の寝床へ。1階から2階に昇る階段も昔のままです。
スリッパも畳を用いたものになっています。世界観がありますね。
ドミトリーはこんな感じです。木を基調に作られており、いい木の香りが部屋を包んでいます。
ベッドはこんな感じです。十分にベッド横にスペースがあり、荷物を置くことができます。
寝るまでに少し時間もあるので、1階のカフェスペースに行くこと。10%OFFチケットがあったので、スタッフおすすめのエスプレッソコーヒーが入ったデザートをいただきました。甘すぎず、おいしかったです!
ラウンジスペースもあります。
『Kaisu』のグッズなども売ってあり、T-シャツを買いました!(背中がKaisuが描かれており、かわいいですよ笑)これで、ホテルのT-シャツが『SEKAI HOTEL』、『ON THE MARKS』、『Kaisu』の3枚になりました。地味に集めています。笑
トイレとシャワールームはこんな感じで、特にトイレなどは味がありいいですね。
翌朝は朝ごはんにバナナとパンを食べてゆっくり。朝の庭もきれいです。
早速『Kaisu』のT-シャツ着て、出社します。
『Kaisu』に宿泊して自分の中で感じたことは、昔料亭だったというストーリーをリノベーションし新しくなったとはいえ、しっかりと各所で料亭の名残を残すことでストーリーの温かみを感じることができました。
いろいろな施設に行ってみて思うことは、コンセプトがしっかりしており、そしてそのコンセプトの裏付けとなるストーリーがあり、それを伝えている施設に私は惹かれます。
ここに芸者さんたちが通っていたんだ、昔の昭和の政治家や経済人がここに座って、これからの日本について話していたんだなどと妄想をふくらませるとワクワクしてきます。同じ場所であっても、背景を知っていると知らないでは、全く体験が変わってきます。
なので、なるべくそれぞれの施設のコンセプトやオーナーさんの思い、施設の背景などを書き記していければと思います。今後も、スタッフの方やオーナーの方に色々と話を聞いて回るかと思いますが、なんだこいつと思わずに接していただけますと幸いです!