お店を始めたい、わくわくなあなたへ!
物販個人事業主をしていたことがある。
実店舗とインターネットショップをしていた。
もしかすると私は、
「とにかくまずは小さな店をはじめたい」方の力になれるかもしれない。
「よし! 物販で実店舗とネットショップやろ!」
と思い立ち、
実際に始めて10年間やった人は、
そのへんにゴロゴロは転がっていないかもしれない。
ともあれ「どう動き出せばいいかさっぱり」という方へ、「まあとりあえず」のはじめ方、とっかかりだけは語ることができる気がするので、
そんなあなたの夢、わくわく、生きる希望、動き方の
背中を突き飛ばすことができる記事が書ければいいなと思う。
とはいえ、本当に簡単なことだけだ。
ホットケーキのレシピのようなものだと思って欲しい。
ホットケーキミックス、たまご、牛乳、水、バターぐらいの。
魔法のひと手間とか、ひみつのひとさじ、とか、ない。
それでも、かつて心から、
人生をかけて、夢みた私だから、確信をもって言える。
夢は溢れまくっています。
昔の燻ぶっている自分へのエールかもしれない。
その時、とてもキラキラしていた(今もね!)
かなりセキララに具体的なものを話していくので、
正直憚られるところがあるし、
なんだかちょっと恥ずかしい。
思い出したらところどころ追記や修正もしていきたいと思っている。
第一歩を踏み出す勇者は、どうぞ!!
①名刺を作る / ノベルティを作る
私は、本当にこれは大きかった。
友人に2名、個人イラストレーターがおり、
ロゴとイメージキャラクターを作ってもらった。
それを組み込んだ、とても×∞、かっこいい名刺をつくった。
ピカピカの紙に、
「店名 水彩 ホームページ、(店の住所※これは後日追記で増刷)、電話番号、メールアドレス」
裏面には英語(ローマ字)で書いたものを印刷した。
「私は店のオーナーになったのだ」
形のないものが、目に見える形になる。
現実に自分を証明する物が存在している。
とにかく形にするのがいい。100枚税込470円だ。(2024/9/9現在)
イラレ、フォトショ、アドビがない方は、テンプレを選ぶだけの「両面4色」「データ作成代行注文Cプラン」で税込1470円だ。
試しにとにかく作ろう。ちょっと高いランチを我慢すればまた作れる。
ノベルティはトートバッグとポストカード2種を作った。
実店舗ではオリジナルプリントトートバッグは強いと思っている。
開店当初から5年間使い続けてくれた方もいる。
形になると、「やるのだ」と、手元からなくしたくなる。渡したくなる。
あなたは「どこかの会社の人」ではない「自分の店の人」になる。
②ホームページを作る(公開する)
今は多数の販売サイトがある。もうそこでいいと思う。
BASEとかなんかそういうやつ。
今のネットショップサイト事情は正直わからない…ごめんなさい。
もしネットショップではなく、ホームページだけでいいのであれば、
WordPressがいいのではないかと思う。
私も最近はじめた。わけわからんちゃんで苦戦中。
お久しぶりに再会したHTMLに「またお前か!」てなってる。
当時は私ははじめドメインを借りて、
「ホームページビルダー」と「ダヴィンチカート」を使った。
ホームページビルダーが16000円ぐらい、ダヴィンチカートは17000円ぐらい。
(※ダヴィンチカートはもう売ってないらしい。HPビルダーと統合されたのかな?)
ドメイン、サーバーはお名前ドットコムで割と安めだった気がする。
私は「.com」にしていた。
テンプレートを利用して、説明をよめば誰でもできる(※気合は、いる)
私は餅は餅屋派で、テンプレート万歳な方だった。
テンプレートをちょこちょこHTML改造して変えていく。毎回変える部分は固定されてきて、大体同じ個所なので慣れてくる。
こだわりたい方はごめんなさい、デザイナーさんにお願いした方がいいと思う。
自分で組むのは専門家の方以外はやめた方がいいかもしれない。挫折する可能性があるから。
それよりも、先に「出してしまえた」方がいいと思う。
アクセス数が「3」とかになって焦ることができるから…。
私はレイアウトを崩しては直し、いつも崩壊ギリギリでやっていた。
専門家が内部を見たら発狂したと思う。
最後までよく持ちこたえてくれた。心から感謝してやまない。
これ以外にも、「ヤプログ!」と「Twitter」をしていた。
ヤプログはかわいかったし慣れ親しんでいた。慣れ親しんだツールがいいと思う。発信するのに構えてしまわないことは大事だ。あとかわいいって大事。ヤプログもうないって悲しいね。
いずれも商品紹介とイベント予定、レイアウト変更、新商品、新企画のご案内をする。
ありがたいことに、ほぼ毎日新しいことがあった気がする。
メーカー商品は基本的に毎日卸業者から連絡がきていた。
商品の補充状況や、今日きたお客様、新着情報、予約限定商品など、様々発信していた。
こういうとき本当に実店舗、メーカー商品は毎日発信する情報が多く、強いと思う。
③募集をかける
店をやるぞ!という前に、
私は2か月ほど余裕を持たせていた。
その期間に「無料で実店舗とネットショップであなたの作品を販売、紹介します」と募集をかけていた。
実は、前職で「副業禁止」だったから、という理由があった。
「利益が発生しないように販売させてもらっていた」
ありがたいことに、応募して下さる方がいた。
本当に、本当に感謝しかない。
おかげで店をオープンした時にはかなり店は充実していた。
理想の店が出来上がっていた。
④理想図の絵を描く
店をやる、と決める前か、決めた後か忘れてしまったけれど、
白い紙に「理想図」のレイアウトを書いた。
そして、できあがったら、現実でそれに近い素材を探した。
楽天、Amazon、様々なネットショップで理想の素材をかき集めた。
実店舗はそれを元に作った。
目に見える形になった理想図がなければ、ぼんやりしたままだ。
理想を描くのはタダだ。白い紙と、鉛筆があれば描ける。
そして、それはとてもわくわくする。
どんなBGMにするか、どんな素材にするか、なども描く。
妄想は全部詰め込む。できないことも一応かいたりする。
私は非日常感を出したくて、ぬくもりのある木がベースになった、自然とファンタジーの空間を作りたいと思った。
結果、無印良品のパイン材テーブルや棚を利用した。
フェイクグリーンも欲しくてフェイクの葉っぱや花も結構準備した。
BGMは基本的にアリエッティを流していた。
アリエッティBGM大好き。
レジは安いものを準備していた。
これかな? 10年以上前だから絶対違うな…
もうちょっと安かった気がする。
ちなみに途中でバーコードピッピしたくてPOS対応のものに買い替えた。
今はPaypayもあるし、クレジットもカードリーダーなど様々あるし、
決済方法も選び放題だと思う。羨ましい…!
※レシートや領収書は全部とっておいたほうがいいです。
デジタル版も保管しておくこと。レシートとっても大事!!!
⑤物件を見る/不動産にいく
「お店の物件」というとハードル高そうに思われるけれど、
不動産で賃貸探したことがある方なら、ハードル全然高くない。
「テナントOK」の物件を探すだけだ。
「店で使える部屋紹介して~」と不動産で言えば、予算や場所など聞いて提案してくれる(極論、「住むか・住まないか」だけだ)
私は内装がそのまま使える場所しか使わなかったので工事費ゼロだ。
ちなみに
はじめは「家賃110000円」の物件、移転後は「家賃48000円」の部屋を借りていた。
当時相場がわからず借りてしまった家賃110000円、今考えてもたっけぇ。
https://www.homes.co.jp/chintai/tempo/tokyo/list/
敷金、礼金を払って借りて、毎月家賃を払う。
もちろん周りの環境や駅近か、お客様きてくれそうかなどは確認した方がいい。
立地や環境、細かいことはもっと詳しい専門家がたくさんいると思うのでそちらでぜひ!
⑥開業届を出す / 青色申告の勉強会に行く
税務署に開業届のわら半紙のコピー用紙、ペラ紙一枚書きに行く。
ハンコとペンを持っていこう。
これは、はじめの方に、いるか、いらないか、悩ましい。
基本的には青色申告した方がいいので、あった方がいい。
とっても簡単に出せるので、出しておいていいと思う。
受理しましたハンコももらえるので、
「やったるで!」という意気込みにもなる。
毎年決算と確定申告、納税はしましょう。
ちなみに商工会議所に相談にいくという手もある。
私は担当して下さった方と相性悪かったからか、微妙な反応をされてモチベ下がりそうになったので、しっかり話さなかった…。
⑦卸業者と契約する
私はメインとなる卸業者様(ないしょ)へ一応ご挨拶に伺ったりした。
でもぶっちゃけいらんかったかも…?
顔を合わせて名刺交換して、信用だけは間違いなく頂けた。
よく客注文や無理を言う時、商品の着荷が遅い時など電話もしていたので、「あーあの人か」と電話越しに顔が浮かんだのも良かった気がする。
卸価格気にしなければ、わりとすぐ契約できるネット卸業者様もある。
(かんたんな審査があるかも? どうでしょう…)
ざざっと書いてみたけれど、
とりあえずこれだけあれば形になっているのでは…?な気がする。
あとは近くのフリーマーケットに出展してみたり、
イベントを企画してみたり、
お客様と交流してみたり、色々楽しんでみるといいと思う。
番外編としては「お気に入りの看板をつくる」とかもあるかもしれない。
これは店に入るときにけっこう自分がうれしい。おすすめ。
お店は本当に、心から楽しかった。
夢みたいな時間だった。
今は【「好き、わくわく、生きる希望」を書く、届ける、伝える】というやりたいことができたけれど、
根本は同じ、
「誰かの好き」と「誰かの好き」を繋ぐこと、
「好きを尊重してもらうこと」
「好きで共鳴してもらうこと」
「その人の好きを認めてもらうこと」「好きなものって最高!」「生きてて良かった!」がやりたかったんだな、と思っている。
私はそういう、「好きと好き」の中間地点、パイプ役になりたい。
ということで、まずは小さくお店やりたい方、
参考になれば嬉しいです!(´▽`*)ノ