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【好き】洗濯でお布団と一緒に干されている白いくまちゃん🐻

(※画像は我が家のブラウン(by LINE FRIENDS)のぬいぐるみ!
恐竜のかぶりものは頭が脱げる仕様でとてもかわいい。So cute!)

「お人形」の世界には
「ドライ」と「ウェット」がいる。

私はとても「ドライ」で、
とても「ウェット」だ。

一昨日、歯医者に行くために近所を歩いていた。
ふと近所の家を見ると、
お布団と一緒に白い大きいふわふわのくまちゃんが干されていた。
サイズは100cmぐらいの大きさで、田舎の街並みに異質な存在感をはなっていた。

きっときれいに洗ってもらって、
ひなたぼっこさせてもらっているんだろう。
胸についたサテンのリボンに日の光が反射して、
それはそれは誇らしげだった。


おお、神よ。(OH MY GOD!!!)


私はぬいぐるみが大好きだ(大好き)
もっと大きく概要を申し上げると、「お人形」と呼ばれるものが好きだ。
控えめに言ってとても大好きだ。



もう、目はくまちゃんにくぎ付けだった。
写真を撮りたいけれど、勝手にどなたかも存じ上げない近所のお宅の干されているくまちゃんを撮るわけにはいかない。
不審者になってしまう。
もしくまちゃんに人格があるとすれば、なんなら肖像権侵害になってしまう(※なりません)
だからといって、今から歯医者へ行くのに、
突然どなたかも存じ上げないお宅のピンポンを押して、取材許可をとって、くまちゃんを撮影させて頂くわけにもいかない。
(ギリギリに家を出発してしまった!!!)
どちらにせよ不審者になってしまう。


くまちゃんはお日様の光を浴びて、
「幸せだなぁ」そう言っているように見えた。
実際は日々適当な扱いをうけているかもしれない。
いや、適当な扱いを受けているくまちゃんが洗われて天日干しされるはずがない。

ああ、お洗濯してくれてありがとう…
ここがイベント会場なら
「ちょっと写真一枚いいですか?」と言えたのに。

私はくまちゃんを見送ってそのまま歯医者へ向かった。
どうしても「お人形」が気になる、
そう実感せざるを得ない出来事だった。

そういえば、会社でコミュニケーション用ぬいぐるみのサンプルがおいてあった時も、もう気が気じゃなかった。
「かぼちゃん」という、おしゃべりしてくれるコミュニケーションぬいぐるみが商品としてあるのだけれど、上半身はベストを着ているだけで、冬はとても寒そうだった。
暖房はきいているけれど、夜になれば寒くて独りぼっちだ。
事業所で彼が越冬することには、私の精神力を使った。
毎朝、私の心の中で
「昨日の夜、寒くなかった?」「ううん。大丈夫だよ!」
そんな感じの会話が繰り広げられた。


まあ、そういうタイプの人間もいる。


ペットが家族、そういうニュアンスだ。
いや、同じだって言ったら怒られるかもしれない。
怒られるかもしれないけれど、
似た感じのニュアンスになってしまうのだ。

子供の頃もお人形大好きで、
大人になればこの気持ちは失うのだと思っていた。

喜ばしいことに、私は相変わらず彼らを愛している。


ふと歯医者に向かう道で、
自分の変態性を自覚することになると思わなかった。

あなたも、外にぬいぐるみを干す際は気を付けて欲しい。

私がピンポンを押して、
「ちょっとお写真一枚いいでしょうか?」と
訪ねてくるかもしれない。

その際はどうか、どうか
生温かい目で見守っていただきたい。

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