【和訳&解説】 J.Cole - Fever
【INTRO】
Hey, Jermaine
ヘイ、ジャーメイン......
I know you're on the road
君が旅に出てるのは知ってる
I know you're on your best rapper alive shit
生きてる限り最高のラッパーなのも知ってる
But I hope you're doing good
でも、元気でやってることを願ってる
And I hope you ain't forget about me
そして、僕のことを忘れないでほしい
Because I'm thinking about you
なぜなら僕は君のことを考えてる
And I hope you come to the Ville soon
だから、すぐにヴィレに来てほしい
Alright, hit me up
オーライ、連絡してよ
【Chorus】※1
I love her and I need her
彼女を愛しているし、必要なんだ
She keeps givin' me fever, fever, yeah
彼女は僕に熱を与え続けている、熱をね
Like blowin' on sativa
サティバを吹くように
She keeps takin' me deeper, deeper, yeah
彼女は俺をより深い所まで連れていってくれる
It's all ups and downs I found
山あり谷ありだ
When she comes around, she be givin' me fever, fever, uh
彼女が来ると、俺に熱を与えてくれるんだ
Now go throw the past away
さあ、今こそ過去を捨てよう
We ain't guaranteed to see a better day, better day, uh
俺たちにより良い日が保証されているとは限らない
【VERSE】
Got a new deal, just ran a train on a label ※2
レーベルで列車を走らせ、新たな契約を結んだ
They not real and so they came with some fables
あいつらはリアルじゃない、だからいくつかのホラ話を持ってやって来た
Without a chain, them boys plain as a bagel
チェーンがなければ、ベーグルのように地味な奴ら
I'm from the Ville, they sellin' 'caine if they able ※3
俺はDreamvilleの出身だ。彼らは可能ならコカインを売っている。
Dreamville…コールが率いるレーベル
I play the middle, I never hustled or nothin' ※4
俺は決してそんなことはしない
But I got lit, now I got the customers jumpin'
でも俺は最高だ、ヘッズの奴らを飛び跳ねさせてる
lit=最高
I'm on the road and, yeah, I'm thinkin' about you
俺は旅をして、君の事を考えている
Runnin' through hoes and now you think I forgot you ※5
ビ○チと会っている時、君は自分の事を忘れていると思ってる
hoe=ビ○チ,元々は"whore"(売春婦)
How could I do that? All that vibe you had
どうしたらいい?君は全てを持っていた
All that fight you had on you
抱えていたもの全てと戦ってる
I want them, but I want you too
俺はそれらが欲しい、でも君の方がもっと欲しいんだ
How can both those things be true?
どうしてどちらも真実なんだ?
【Bridge】※6
Ooh, when can I see you? (True)
あぁ、いつになったら会えるんだ?
Ooh, when can I see you?
あぁ、いつになったら会えるんだ?
Ooh, when can I see you?
あぁ、いつになったら会えるんだ?
Ooh, when can I see you? (True)
あぁ、いつになったら会えるんだ?
【Chorus】
I love her and I need her
彼女を愛しているし、必要なんだ
She keeps givin' me fever, fever, yeah
彼女は僕に熱を与え続けている、熱をね
Like blowin' on sativa
サティバを吹くように
She keeps takin' me deeper, deeper, yeah
彼女は俺をより深い所まで連れていってくれる
It's all ups and downs I found
山あり谷ありだ
When she comes around, she be givin' me fever, fever, uh
彼女が来ると、俺に熱を与えてくれるんだ
Now go throw the past away
さあ、今こそ過去を捨てよう
We ain't guaranteed to see a better day, better day, uh
俺たちにより良い日が保証されているとは限らない
※1
コールは、恋人と一緒にいるときの幸福感を「活力と創造性」をもたらすことで知られるマリファナの一種、サティバを吸ったときのそれに例えている。 彼はその圧倒的な感覚を発熱のそれと比較しており、5曲後の "3001 "で薬物を戒めるラップをしている。
また、コール自身が過去に囚われず、不透明な未来だからこそ今を生きていきたい思いを持っていることが理解できる。 未来が二人を引き離すかもしれないとを自覚しているからこそ、彼は愛する人=妻と今を生きたいのだ。
※2
レコード業界は、アーティストを有利なレコード契約に閉じ込めておくために、法的文書に隠された条項を使うことで知られている。 Got a new deal, just ran a train on a label(新しい契約をして、レーベルで列車を走らせた)」は、コールが新しい契約を結んで、古い契約から抜け出すために条項を操ることを指しているのかもしれない。 コールは、最近レーベルから自分の全カタログのマスター(自分の音楽に対する権利で、好きなようにマネタイズすることができる)を取り戻したので、レーベルで列車強盗のように「列車を走らせた」と述べて、この作戦を強盗になぞらえている。 条件を巧みに操ることで、アルバムベースの契約で与えられるはずだった権利や前金、印税をそのままにしつつ、レーベルが期待するよりも早く契約から抜けることができる。
※3
聖書の「カインとアベル」をもじったもの。
※4
これはコールのトラック「MIDDLE CHILD」が関係している。 彼がラッパーになったのは、リリカルでストーリー性のあるラップがトラップやサイケデリック・ラップに押され気味だった頃で、それゆえ彼はヒップホップの「中心」になった。 彼はそのトラックで、他のラッパーにとって弟であり兄であり、新人アーティストの道しるべであると語っている。 謙虚さを保ちながら、多くの同業者たちのように名声を得ることをハスリングとは例えず、彼は決して「ハスリング」しなかった。 中心でプレーすることは、バスケットボールやアメリカンフットボールのセンターポジションにも通じるかもしれないが、彼はバスケットボールのキャリアではシューティングガードとしてプレーしていた。 また自身は文字通りの中間子ではなく、兄姉が一人いるだけだった。
※5
”2014 Forest Hills Drive”で最も人気のある『No Role Modelz』から『Born Sinner』の『Runaway』まで、コールのディスコグラフィを通して繰り返し語られるメッセージは、欲望の誘惑である。
※6
曲の冒頭でメリッサと思われるボイスメッセージがあり、コールに会いたい、すぐに会いたい、と録音されている。 最近では、この曲が収録されているEP『Might Delete Later』のレコーディング、ドレイクとの "It's All a Blur "ツアーへの参加、そして何年も前から予告していた待望のアルバム『The Fall Off』のレコーディングなど、多忙を極めている。