イヤイヤ期でも笑顔の写真を、そしてOrdinary Studioの撮影で私が考えていること
お子さんのイヤイヤ期、ありますよね。
お子さんによってまちまちですが、2~3歳は、なにを言っても「イヤッ!」と言われてしまうことも多い時期。
私も子育てで経験がありますが、イヤ!と言ったのに、急に「やっぱりやる!」と言ったり、どっちなん?!となったりしました。
今となっては笑い話ですが。
子供が大きくなって振り返って見ると、この時期の小さい子は、自分の意志をうまく伝えられなくて、戸惑ってる時期なのかも、と思います。
伝えたいのにうまく伝えられなくて、ちょうどいい言葉が見つけられなくて「イヤ!」って言ってるだけのこともあるのかな、と。
そんなイヤイヤ期でも、七五三や誕生日には、笑顔の写真を残したい、というのが親心というものですね。
せっかくなので笑ってほしい、と思う気持ちはとても分かります。
そんなときに、少しでも笑顔で撮る工夫をお伝えしたいと思います。
「笑って」は言わないで
カメラを向けられている前で「笑って!」って言われるのは、なかなかプレッシャーということ、大人でもないですか?
言われる、ってことは、できてない、ってことかも!って、小さいお子さんでも感じてます。
ただでさえ自分の気持ちを伝えきれなくて葛藤しているところに、プレッシャーを加えても、ますますかたくなになってしまうことも多いので、ここはひとつ、あたたかい気持ちで見守りましょう。
撮影のことはいったん忘れて
いったん撮影のことは忘れて、好きなおもちゃやぬいぐるみで、お子さんと一緒に遊びましょう。
スタジオを予約していたりすると、時間が気になって焦ってしまう気持ちも分かります。
でも、お子さんはそういう気持ちを敏感に感じていることも多いです。
イヤイヤ期のお子さんは、そういう気持ちを察する力も、とっても持っています。
見た目は小さくても、大人とそう違わない。
撮影していて、私はとてもそう感じています。
「電車で遊ぶ?」「絵本見ようか」というふうに、一度、撮影ということから離れて、どうしたいのか聞いてあげるといいと思います。
なので、いったん撮影は置いといて、お子さんの気持ちが落ち着くのを待てたらいいなと思います。
おやつタイム、ドリンクタイムを
ほんとうにやりたくない、ということではなく、実は喉が渇いていたり、ちょっとおなかが空いていたり、そういう不快感をうまく言葉にできなくて、「ヤダ! 撮らない!」と言っていることもあります。
「お菓子食べる?」「お水飲む?」と聞いたら、そのあと急に「写真撮る!」ってなったりすることも。
ほんとうにおなかが空いていなくても、好きなおやつをちょっと口にしたことで、気分が変わること、大人でもありますよね。
そうは言っても時間がない、そんなときは
スタジオの利用時間が決まっていて、そんなに時間がない、待てない、というときは、あきらめて別の日に出直すというのも、選択肢のひとつかなと思います。
撮影スタジオのなかには、キャンセルは有料だけど別日の振り替えは少ない負担で可能というところもあるので、予約時に確認しておくといいと思います。
そしてスタジオにもよりますが、お子さんをあやしてくれるお兄さん、お姉さんがいるところは、もうおまかせしてしまいましょう。
プロはすごいです。
そして子どもさんも、分かっています。
パパママにはワガママも言えるから「ヤダ!!」って言っていたお子さんも、お兄さんお姉さんに「こっちに来て遊ぼ!」と言われると、付き合ってくれたりもします。
「しょうがないなあ…」ってところでしょうか笑
私がOrdinary Studioでやろうと思ったこと
せっかく撮影に来たのにイヤイヤ!
パパママのほうが泣きたくなっちゃいますよね。
私も自分の子どもにイヤイヤされて、「せっかく予約したのに!」と思ったことを覚えています。
なので、Ordinary Studioでは、「写真を撮りに来た」というのではなく、まずはお子さんに、スタジオのなかで遊んでもらう、リラックスしてもらう、ということにしています。
リラックスしてふだんどおりにして遊んでもらうと、自然にいい笑顔になります。
「写真撮るよ」と言わず、「ここで遊ぼう」と遊んでもらう。
頭のいいお子さんのなかには、こちらの魂胆(!)を察して、「遊ぶのもヤダ!」という子もいるかもしれませんが…笑
そうなったら私もいったんカメラを置いて、一緒に遊びながら待とうと思っています。
いろんなことをして笑わせることもできますが、お子さん本人がその気になってくれるのがいちばんだと思っています。
笑顔を引き出すのが上手なスタジオもいっぱいあると思いますが、私は、待つ、を選びたい。
撮られる本人の気持ちが整ったら、カメラを向けても嫌がらなくなります。
子どもだって、分かってるんです。
遊びのなかでの自然な笑顔
好きなおもちゃで遊んでいたり、いつも一緒のぬいぐるみとお話ししていたり、パパママと絵本を読んだり。
そんなふうにしていたら、そのうち笑顔になっていきます。
そんな笑顔が大好きで、残したくて、写真を撮るのを仕事にしています。
もちろん写真が好きなお子さんや、こちらの意図を汲んでくれる大きいお子さんには、いろんなポーズをお願いしたり、こっち見て!とお願いすることもあります。
モデルさんごっこもいいなぁ、と思いながら、そんなお子さんも来てくれるのを待っています。
スタジオの利用時間、長めにしています
そしてOrdinary Studioでは、スタジオの利用時間の枠を長くしています。
通常、撮影枠というのは、一時間ということが多いかなと思います。
理由としては、一日に何件か撮影するのでほかのお客様のご予約がある、というのもありますが、お子さんが疲れてしまう、というのもあります。
私は自分ひとりで撮っているので、一日にたくさんのかたは撮れないということもありますが、少しくらいぐずっても、途中でおやつを食べて休憩してもいい、もし寝ちゃったら起きてからまた撮ればいい、くらいにしておきたいのです。
なので、スタジオでは、最大三時間くらいいていただいても大丈夫なように、ご予約を組んでいます。
時間を気にしないでゆっくりしてもらいたいし、なんならお子さんがお昼寝してしまったら、パパとママにはそのあいだにほっとひと息ついてもらいたい。
そう思うので、時間を長めにしています。
もし寝てしまったら、そのあいだに、お昼寝の様子も撮影できたら最高です。
個人的には、そのうちこの時間枠もなくしたいと思っています。
一日ひと組の、滞在型の撮影。
そうすれば、予約の時間に急にお昼寝しちゃっても、起きるまでゆっくり待てますし、ご機嫌のいい時間帯に撮ることができます。
スタジオでもいいけれど、温泉旅館みたいな場所で、ベビーシッターさんも入れて、パパママにゆっくりしてもらえるような時間も作るのもいいなぁ…なんて、まだ先の目標ですが、そんなことも考えたりしています。
そんなOrdinary Studioはこちらです。
撮影のご相談やお問い合わせは、こちらまで。
ordinary0808@gmail.com