月と流星群 公式グッズのショップを作った理由
せっかくすてきなロゴを作ってもらったので、suzuriというサービスでグッズのショップを作りました。
suzuriでは、ロゴやイラスト、写真などをアップロードしてサイト上でデザインすれば、オンデマンドで作って発送までしてくれます。
その分、利益は薄いけれど、発送を委ねられるのは、ほぼひとりでやる身にはありがたいです。
先日オンラインで上演された、劇団ノーミーツさんのグッズも、suzuriのシステムで販売されていました。
公式グッズのショップを作った理由を正直に書いておきたくなったので、このnoteを書いています。
無料配信でもギャラを払う覚悟みたいなもの
明日は無料配信です。
明日だけでなく、これから何度か、無料配信をしていきます。
月と流星群のPRと、こういう演奏を配信したいという人に、月と流星群ってどんなところなのか知ってもらうための動画を溜めていくためです。
無料配信でも、出演してくださるアーティストさんには、ギャランティをお支払いすることにしています。
いまはひと組5000円です。
ほんとに少なくて申し訳ないのですが、まだ1円も稼げていないので…。
でも、それを理由にしたくない。
正直、最初は無料でお願いしようと思っていました。
でも、それってあんまりじゃないか、って自分で思いました。
配信したい、出たいっていう気持ちの搾取になってしまう。
それっていいの?
なので、ほかの仕事で得た報酬を、最初のうちは回すことになります。
でも、払わないのはやっぱりおかしい。
音楽を楽しむ場所がなくならないように。
どこにいてもライブを届けられるように。
そんな思いで始めた配信型ライブハウスが月と流星群なので、ちゃんとアーティストさんに払えるようになりたい。
そのためには、収益をどう上げるかを考えなくてはいけません。
無料配信をするなら、配信の利益以外のところでどうするか、考えるということです。
有料配信はYouTubeではできない
YouTubeだと簡単にアクセスできて見やすい、っていうかたも多いし、世界中から見てもらえる可能性があるし、画質も音質もいい。
でも、YouTubeでの配信は、有料にできません。
他のサイトで、応援チケットや投げ銭としてチケット販売をされて、配信は無料でというところもありますが、正直、グレーだなと思っています。
YouTubeは広告で儲けるスタイルのビジネスなので、そのシステムを無料で利用する以上、YouTubeのルールに従ってやるべきだと思うので。
投げ銭してください、っていうのも、自分のなかではちょっと違う気がしています。
ただ、応援の気持ちがあるので払う方法があれば、といってくださるかたもいらっしゃいます。
投げ銭の代わりにグッズを買ってください
なにかお客さまが得られるものがあるなら、そのほうがいいなと思いました。
デザイナーさんが作ってくれたロゴは、とてもかわいいので、これを使ってグッズを作れば、使ってもらえるし、いいかなと思いました。
なので、応援いただけるなら、グッズを買ってもらえると嬉しいです。
ひとつ購入いただくと、300円の利益になります。
こういうことを書いてしまうのってどうなんだろう、と、いっかい公開したあとで、思い直して追記しています。
でも、正直な気持ちです。
応援していただけるなら、グッズを買っていただけるとほんとうに嬉しい。
本気で続けようと思ったから、デザイナーさんにロゴを依頼しました。
ここで掲げたロゴを長く使い続けられるように。
始めるのはあんがい簡単、そしてやめるのも。
続けるのがいちばん難しい。
そして、続けていくためには、これを仕事として収益の上がるものに育てていかないといけない。
そのための努力は、もちろん惜しみません。
そのひとつ、収益を上げるものとして、グッズショップを作りました。
suzuriではすごくたくさんの種類のアイテムを作れるのですが、クリアケースとかトートバッグとか、自分がかわいいと思うアイテムだけ選びました。
ステッカーはギターケースに貼りたいけれど、私のギターのケースはソフトケースなので、カポタストやチューナーを入れている小物入れの、透明な窓に入れようと思います。
Tシャツはバックプリントも入れてみました。
文字は私がデザインしました。
Tシャツ、白に比べて黒はちょっと高くなってしまうので、値段を確認してくださいね。
収益構造を変えて生き残っていく
配信の利益だけでやっていけるようにしたいけれど、まだまだだと思っています。
そして、利益のことだけじゃなく、配信を聴きにきてくださったかたが楽しめるようなものやことを、複数用意していきたいと考えています。
来週は初めての有料配信をしますが、配信のなかで、ライブ配信ならではの体験をしていただけるよう、いくつか企画を用意しています。
配信型ライブハウス 月と流星群の取り組みは、ある意味、実験です。
これからの時代のライブハウスのかたちとして、私の考えているかたちについて、またまとめて書きます。