【子育て】 ラバーカップを引っこ抜く夜

長男(2020)と双子(2023)のいる暮らしについて「この世にたやすい子育てはない」をテーマに雑記しています。

長男は絶賛トイトレ中である。1人でトイレに入って用を足したりできるようになってきた。

この排泄のお世話がなくなるとかなり親の負担は減る。やれやれ、やっと少し手が離れるか。と思っていた矢先、トイレから

「ママー!」

と聞こえてくる。なにごとかと思い駆けつけると、トイレが流れないらしい。床にはトイレットペーパーの芯とオムツが転がっている。

トイレットペーパー無くなりそうだったけ?

そう、長男はありったけのトイレットペーパーを便器に突っ込んだのだ。

トイレットペーパーをいれたらどうなるのか知りたかったようだ。その結果トイレが詰まるということがわかった。

・・・

現在19:50。わが家の就寝時間まであと10分。この絶望的な気持ちで、でかかった言葉を一旦飲み込み、黄色い帽子のおじさんを召喚する。

黄色い帽子のおじさんとはおさるのジョージに出てくる人物だ。
彼は床に紙が散乱し、びんから水がこぼれ、ソファは食べカスだらけの部屋を見ても

「グチャグチャ大会があったら優勝だな!」

と言う、できた人なのである。

おさるのジョージ「バキュームモンキー」のセリフ

すでにマズイことをしたと思っている表情の長男に、私が捻り出したのは

「オムツは流さなくてよかった!」

であった。そして滔々とトイレが詰まると非常に困ることを伝え、もうやってはいけないと諭した。

まだまだ黄色い帽子のおじさんの寛容さやユーモアには及ばないが、彼の存在が私に問いかけるものを受け取り続けていきたい。と考えながら、トイレ用のラバーカップをを引っこ抜く。

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すい|長男と双子を子育て中の研究者
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