【子育て】 3世代を繋ぐ「ポケモンいえるかな」
子どもたちを連れて保育園から帰ると,手伝いに来てくれている実父が玄関先で鼻歌を歌っていた.
ピカチュウ,カイリュウ,ヤドラン,ピジョン…
そう.みなさんもご存じの「ポケモンいえるかな」を口ずさんでいたのだ.しかも30匹くらいまで.
誰の影響かといえば,もちろん長男で,彼は絶賛ポケモンブームである.Youtube で「ポケモンいえるかな」をヘビロテし,必死に覚えている最中なのだ.
ポケモンが出た頃小学生だった私は,この歌を家族で移動中の車内で妹と競うように大声で歌っていた.151匹全て記憶していたはずなのに,大人になった私はもうこの脈略のない名前の羅列を記憶することができず,覚えることを半分諦めていた.
しかし,父は孫が元気よく歌うのにつられて,また151匹を覚えようとしているのだった.
思い起こせば父は,私が小さい頃もこうやって,子供が好きなものを何気なく覚えて一緒にやってくれるのだった.私がポケモンゲームにはまっていると,こっそり父もはじめていて,一緒に伝説のポケモンをゲットしたりしたものだ.
ポケモンの名前を覚えたところで,将来役に立つかはビミョウだし,大人になる前にほとんど忘れてしまうだろう.でも,長男の今の「スキ!」という気持ちに寄り添って,一緒になって楽しむこと.それが子を育てる醍醐味だよなと父の姿をみてしみじみ思った.
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