「似てる」と遺伝子と推移律
双子、特に一卵性双生児である双子たちについてよく聞かれるのは
「見分けつくの?」
である。正直生まれてから3ヶ月くらいまでは成長スピードも早く、特徴と思ってたものが変わっていくので、見分ける自信がなかった。
現在では2人並べば間違えない。(しかし1人ずつだと数秒考えることは告白しておく。)
そんな彼らについて義母から、次男(双子兄)は夫の小さい頃に似ていると言われた。さらに実母から三男(双子弟)は私の小さい頃に似ているとも。
??
双子は見分けがつくとはいえ、そっくりなのだからこれは私と夫がそっくりということか?
より一般に、「似てる」は推移律をみたすのか?という疑問が浮かんだ。
この手の問題はまず「似てる」の定義が困難であり、科学的な主張に落とし込むのは難しいだろう。
しかし、「顔似てる、遺伝子」などで検索すると「似てる」という主観を適当な指標に落とし込み、遺伝子との関係を調べてる研究があるようだ。
双子が我が家にやってきて以来、彼らの類似、相違点が気になり、「遺伝か環境か」という問いに思いを馳せることが多くなった。
リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」にあるように、我々は遺伝子の乗り物に過ぎないのか。最後に遺伝の研究をする研究者の言葉を紹介して筆を置く。
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