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「似てる」と遺伝子と推移律
長男(2020)と双子(2023)のいる暮らしについて「この世にたやすい子育てはない」をテーマに雑記しています。
双子、特に一卵性双生児である双子たちについてよく聞かれるのは
「見分けつくの?」
である。正直生まれてから3ヶ月くらいまでは成長スピードも早く、特徴と思ってたものが変わっていくので、見分ける自信がなかった。
現在では2人並べば間違えない。(しかし1人ずつだと数秒考えることは告白しておく。)
そんな彼らについて義母から、次男(双子兄)は夫の小さい頃に似ていると言われた。さらに実母から三男(双子弟)は私の小さい頃に似ているとも。
??
双子は見分けがつくとはいえ、そっくりなのだからこれは私と夫がそっくりということか?
より一般に、「似てる」は推移律をみたすのか?という疑問が浮かんだ。
ある「関係」が推移律をみたすとは
「aとbに関係があり、bとcに関係があるならばaとcに関係がある」
ことをいう
(友人関係はおそらく推移律を満たさない)
この手の問題はまず「似てる」の定義が困難であり、科学的な主張に落とし込むのは難しいだろう。
しかし、「顔似てる、遺伝子」などで検索すると「似てる」という主観を適当な指標に落とし込み、遺伝子との関係を調べてる研究があるようだ。
ここで詳しく述べられるほどの知識がないので詳細は書かないが、「顔が似てる人は遺伝子的にも近い」という研究が興味深かった。
双子が我が家にやってきて以来、彼らの類似、相違点が気になり、「遺伝か環境か」という問いに思いを馳せることが多くなった。
リチャード・ドーキンス「利己的な遺伝子」にあるように、我々は遺伝子の乗り物に過ぎないのか。最後に遺伝の研究をする研究者の言葉を紹介して筆を置く。
DNAを持つ生物はすべてATGCという4つの塩基配列、同じシステムを持っています(ウイルスの一部はDNAと似たRNAを持ちます)。これは一つの生物からすべての生物が進化したということ。たった一つの細胞から始まった生命が長い時間をかけて続いてきた延長線上にいま自分がいる……。そう思うとゾクゾクしませんか?
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