現実感がなくなる程の喪失感
今日は1度目に離婚した際に、元夫に親権を渡してしまった後の
私の心境とその後の後悔、絡み合う親子関係についてのお話
親権を渡す経緯はまた後日。
一度目の離婚当時、
子供は二人いて年子
上の子が男の子で下が女の子
3歳と2歳になる手前くらいかな
引き渡しの日は辛くて母親に子供達を旦那のいる家に
連れて行ってもらいました
もう直後の記憶は無いくらい辛かったな
朝起きた時に隣で寝ているはずの娘が居ない
これは現実だと分かっていても
その現実が受け入れられない
朝起きて現実が受け入れられず過呼吸を起こす毎日
毎日、話しかけていた息子の名前が
独り言で出てくる
ねぇ、今何してるの?
ご飯美味しい?
居ない息子に話しかけ
まだ体が覚えている
少し重くなった娘の重さを感じる
地獄のような日々
大切な人を失うという辛さを体験した人にしか
分からない感情が溢れ出てくる
映画を一人で見に行って
青春映画だったのに
なぜか元夫との事がフラッシュバックのように蘇って
お金が無くて、お弁当持って公園にピクニック行ったり
子供が産まれて二人で凄く喜んだ瞬間
くだらない悪戯で笑い転げていた日々
そんな情景ばかりが浮かんできた
もう旦那も子供たち二人も誰も居ない
本当にひとりぼっち
一気に押し寄せる後悔なのか孤独感なのか喪失感なのか
なんの単語が自分に合っているのかすら分からない
頭が混乱した状態が
私を飲みこみ
自分で自分を押さえられず
号泣
身体中の水分が出ていく程の止まらない嗚咽、そして過呼吸
日本酒をラッパのみして睡眠薬を大量に飲む
言わずもがな即救急搬送
そして入院
退院後もほとんど記憶がない
孤独感と喪失感と毎日スマホの中の子供達を見て
泣く日々
自分が馬鹿だったから
自分が悪かったからこうなった
でもその当時は自分の何をどう変えたらいいか分からなかった
分からない事が分からなかった
どうしたら良いか分からなかった
親を憎んだ
誰を憎んだら良いか分からなかったから
自分の人生は自分で責任を取るという当たり前の事が
当時の私にはできてなかった
親の言われた通りに勉強し、進学し、就職し、
言われた通りにしなければお説教が飛んでくるから
怒られるよりは言われた通りにしておいたほうがラク
言われた通りにしているだけなので私自身の意見はなし
水みたいにその場その場で形と温度が変わる
なんでも無くて何にもなれない透明な水みたい
責任感というものの意味がわかっていなかったから
2人の子供たちを守れなかった
もっと自分と向き合い、旦那と向き合い
話し合えれば、離婚して子供たちに辛い思いをさせることはなかったかもしれない
そう思う後悔は一生付きまとう
因みに、私の妹は拒食症で鬱だった
姉妹して鬱と摂食障害
これは偶然?
そうは思わないよね。
父親がずっと
「お前はまだまだだ」「これだからお前は」
「お前はもっと出来る子なんだから」
卑下されながらも矛盾した事を言われ続けるので
子供の自尊心なんか一生育たない
そして一番の味方でいてほしい母親は過干渉で無関心で秘密主義
娘はどんどん孤独に支配され、身動きが取れなくなり
思考回路も鈍くなっていく
もっと頑張らなければ、愛されない
もっと頑張らなければ、存在価値がない
もっと頑張らなければ、生きてる価値がない
思考回路が自立しないまま大人になった私は
過ちを何度も犯した
大切な人を傷つけ
自分を傷つけ
周りが見えなくなってた
もう大切な人を失いたくない
大切な人を失って気づく
親が子供に与える愛情の大切さ
愛すること、愛されること
存在するだけで
生きてるだけで
価値があるんだよということ
私が上の子二人に与えたショックは
子供たちの一生の心の傷になってる可能性がとても高いと思う
母親が突然姿を消すという酷すぎる行動を取ったのは間違いない
でもあの時の私じゃ君たち二人を守れなかったんだ
それだけダメな人間だったんだ
子供たちに今言えるのはこの謝罪と
今でも2人とも愛している
ということ
いつかまた会える日が来るまで
私は同じような苦しい思いをしてる人を助けたい
自分だけでは何もできないと痛感しながらも
自分のちっぽけさを痛感しながらも
毎日を一歩でも半歩でも進んで
誰かの心が少し柔らかくなってくれたら嬉しい
今日もゆるくがんばろう。