妹が自殺してやっと母親が自分は毒親だと泣いた
今更おせーよ。
死んでから泣いたって
妹は帰ってこないよ
私はひたすらに冷静だった
ウエディングドレス姿の綺麗な妹が白い額縁に治っている
目の前の大きな白い箱には白雪姫のように眠った妹がいる
妹の旦那は泣きながら妹の手をさすっていた
冷たい妹なのに今にも口うるさく喋りそうな程綺麗に
化粧がされている
妹は自ら命を絶った。
妹が死ぬなんて、自分の人生に起きるなんて誰が想像できるだろうか
生後1ヶ月の産まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして
半年ぶりに妹と再会することになった
1年前から妹は
何度か自殺未遂を繰り返してた。
死にたい虫が体の中をかけずり回っていて
もがき苦しんでた
私も6年前に何度も自殺未遂を繰り返していた
何度も何度も死にたいと思い、自殺を図ったけれど
死ねなかった。
死ねないのも苦しかったし、生きるのも苦しかった。
だけど、妹はあっさりとこの世から消えてしまった
冷たかった妹は数時間で白い粉の塊になり
人なんてなんてちっぽけなんだろうと思った
同じ血の通った大切な妹が
居なくなっても、空は青いし太陽はキラキラと輝いている
行き交う人々はフラペチーノ片手に楽しそうに喋っている
君が居なくなっても
世界は大して変わらないし
死ぬ意味はなんだったの?
残された家族だけが喪失感と混沌に渦に巻き込まれて
時々息が出来なくなりそうになる
妹が死んだという知らせを母から聞いた時
頭の中のある冷静さに加えて
わざと母親に怒鳴り散らした
「いい加減にしろ!お前に泣く権利はない!」
「娘2人を自殺にまで追いやるのはどんな気持ちなんだよ!」
「なんで6年前に気づかなかった!」
「私が6年前に死んでたら妹は死ななかった!」
私はありとあらゆる暴言を吐いた
きっとこんな事、言っても気づかないと思いながらも
言わなきゃ気が済まなかった
自分にはどうにも出来なかった悔しさと
この母親は、きっと何人子供がいても自殺に追い込むんだろうな
という母親への絶望感。
とうの昔から、父親に対しては
サイコパスだと思っていたので近寄らないようにしていた
こんな人間の近くにいたら心理的に殺される
モラハラの権化
最終形態
搾取とコントロール
まるで子供の気持ちなど考えられない
とある海外の精神科医が書いた本を読んでいた時に
『お兄ちゃんが拳銃で自殺した
そして父親は弟へのクリスマスプレゼントで拳銃をプレゼントした
それはお兄ちゃんが自殺に使った拳銃だった』
この親の行動は子供に対し、
お前も自殺しろ
と言っているのと同じだ
どんなホラー映画より怖いと思ったし、
自分の両親のことが頭をよぎったのはいうまでもない
しかし、親はそのことに全く気づかない
うちの親も同じだと思った
電車内でナイフを振りかざす頭のおかしい人間と
大差ないと本気で思っている
いや、「普通そう」という仮面をかぶっているだけ
うちの両親の方がよっぽど罪深いし怖い
わかりやすい暴力ではなく
言葉や態度で人を殺すことが可能なんだ
私は妹が自殺してそう思った
そして
ネットニュースなどになるような
誹謗中傷されて自殺するという様なものとはまた違う
この度死んだのは
私の妹で
この度、
妹を心理的に殺したのは私の両親だ
生きていてこんなに恐ろしい事があって
許されて良いのだろうか
本人たちは自分が毒親と薄々は気づいていても
もう治すような努力などする必要性もないし
妹も死んだ事だし
直したところでメリットもない
妹は死んだわけだし
もう歳だから
もう娘も居ないから
妹が死んだお金でお金のない母親が生計を立てるのかと
思うと悍ましくて頭がおかしくなりそうになる
私が母に対し、
「子供に触らないで!」
と怒った数日後に何食わぬ顔で
「もう、赤ちゃん抱っこしていい?」
「まだ、だめ?」
猫背で懇願するように言ってくる母親はまるで
ハリーポッターに出てくるドビーだった
奴隷。
家族4人で暮らしていた時の父の奴隷であった母親は
自分の意思を持たずひたすらにしもべのように存在する
ドビーにそっくり
私を怒鳴り散らして
妹の長い髪を引き摺り回しても
父の奴隷である母親は助けもしてくれない
母親にそんな権利は与えられてなかったし
娘二人を犠牲にしないと自分に危害が及ぶから
自分は見てみぬふり
私は背筋が凍る思いだった
どこまでも家族を蝕む
精神的肉体的暴力
妹はそれに耐えきれず死んだ
ただそれだけだと思う
妹はいつも口癖の様に言っていた
「おねぇちゃんには勝てない」
勝てないってなんだよ
薬剤師で友達も沢山いて優しい旦那さんが居て
私は自殺未遂をくりかえす親権も持ってない
1度離婚して2度目の結婚後すぐに別居して
一人で子供育ててるような人間だぞ
それでも妹は両親の言う
「お姉ちゃんは良い子だから」
の呪縛から抜け出せず自殺した
私はただ怒鳴られたくない
お説教されたくない
だから親の言う事を聞いていただけだ
別に良い子でいたわけではなく
そうしていないと自分を守れなかっただけ
私は妹の呪縛を解いてあげられるほどの力はなかった
私は妹が大好きだった
学生時代は毎年
クリスマスの海外の絵本をプレゼントしていた
私の毎年妹にしてあげる唯一のことだった
小さな頃から妹と仲が悪かったというか
妹に嫌われていたのは
私の存在が鬱陶しくて仕方なかったんだろう
それが半年前から鬱と酷い拒食とパニックを繰り返す様になって
おねぇちゃんに会いたい
と言う言葉が多くなっていた
助けておねぇちゃん。
妹はそう言ってたんだとわかっていた。
でも、私にできることはやってみたけれど
ダメだった。
1度目の離婚で2人の子供たちを守れなかった後悔
妹の自殺を止めてあげられなかった後悔
私の人生ってなんだろう
なんでこんなことばかり起こるんだろう
「ここで必要なのは生命の意味についての問いの観点変更なのである。すなわち人生から何をわれわれはまだ何を期待できるかが問題なのではなくて、むしろ人生が何をわれわれから期待しているかが問題なのである。そのことをわれわれは学ばねばならず、また絶望している人間に教えなければならないのである」
V・E・フランクルがいうように。
だから
私も
何があっても人生にイエスと答えよう
妹の分まで生きよう
自分が幸せでいることで周りを幸せにできるような
そんな人間になろう
そしたら本当の意味できっと妹も
おねぇちゃんは凄いね、
って言ってくれる気がする。
生きる意味なんて考える必要ない
人生が勝手に生きる意味を問いてくるんだから
これからまた、前夫とのこと、親権のこと、
別居中旦那とのこと、毒親のこと、妹のこと
全てを書いていきたいと思います。
こんな過去でも今を幸せに生きるコツ。
伝え続けようと思います。
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