乙女座新月┊︎青に託したラブレター
今までの君なら
こんなこときっと
できなかったよね。
きっと僕の顔色を伺って
その時の僕のこと
一番に思って
僕にとって100点の答えを
きっと君はしてたと思う。
けどそれは
僕にとって100点でも
君にとってはそうじゃなくて
それでも君は
目の前の相手である僕に
とにかく安心してほしいから
そういう声掛けをしてたよね。
その場はそれで
丸く収まるかもしれない。
お互いに
気持ちよく
終えられるかもしれない。
けど君は
君の心の奥底は
自分の心
本心に
100点を出せないでいた。
誰かが言って欲しいセリフを言う
そんな台本を読む役者のような
そんな生き方をするのではなく
例え厳しくあろうとも
例え嫌われたとしても
それでもその場の自分の心の声を
ちゃんと言おうと
君はちゃんと、決めたんだよね。
自分の信じる優しさを
自分が培った信念を
たとえ悪役をかったとしても
それでも真のきっかけになればと
ちゃんと嘘偽りのなく
自分に誠実になったんだよね。
だって君は
本当の自分を生きたいと
嘘偽りなく生きたいと
ずっと自分に願ってた。
自分を信じて生きられる
ありのままにワガママに
もっと自分に芯を持って生きたいと
ずっとそう願ってた。
だから僕はすごいと思う。
目の前の僕を
決して甘やかすことなく
自分の心を偽ることも無く
ちゃんと君の芯を持って
君にとっても僕にとっても
誠実と思えることをしたんだから。
君はちゃんと、君を超えた。
君の成長の証だよ。
真っ暗なこの新月は
星が1番輝く夜。
真っ暗に思えたその時は
君の輝きが始まる夜。
自分を偽ってでも
誰かのために頑張ってきた君が
自分を偽らず
自分と誰かのために頑張る
そんなスタートになった夜。
古い君を手放した
新しい本当の君の始まりだ。
この新月
真っ暗な夜に溶け込んで
目を閉じたそのアイの奥の世界に
僕は君に愛を伝えに、
逢いに行くよ。
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