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ナミダの理由


今日は日記みたいな感じです。


先日、自分の誕生日に
学生時代からずっと大好きだったバンド
flumpoolさんのライブに行きました。


彼らの15周年記念ライブ。
開催予定はもともと6月だったのですが
ボーカルの隆太さんの声の不調で延期になり、
その開催日が偶然にも
わたしの誕生日当日となったんです。


コロナ禍があけ
大きな声を出して
マスクなく笑顔を見せ合えるその光景が
本当に眩しくて

ボーカルの隆太さんが
今日も優しくも芯のある力強い声で
全力で歌う姿がとても貴くて


その光景を見た瞬間に
涙が溢れて止まらなくなりました。




当たり前なことなんて何一つない。

全ては奇跡で有り難い。


どの瞬間も
心得てはいるつもりだけど

ライブに行くたびに改めて
その事を痛感します。



flumpoolには
優しさの溢れた曲がたくさんあります。

暗くもがき苦しむ
そんな等身大の曲もたくさんあります。


それは彼らが
日々抱えてる孤独や苦悩が
あるからこそで

隆太さんは
いつもそのことを
包み隠さず話してくれます。


"ここに来たみんなも
辛いことが
たくさんあったよね"

そう言ってくれたとき

わたしの目から
また
涙が流れました。


辛いことは
確かにたくさんありました。


けど
自分なりに向き合って
ワークやセッションしたりして
もうかなり癒せたと
頭でも
心でも思っていたけれど


自分の癒えてない傷が

自分でも
見えてなかった
気づいてなかった傷たちが


まだ
心の奥深くに
根深くも
あったことを知ったとき


たくさんの涙が溢れました。



止まらないほどに。


たくさんの涙が
とめどなく溢れ

立ってられないくない
呼吸もできないくらいになったとき

それほどまでに

深く深く
傷を抱え込んでた自分が
心の奥底にいたことを知りました。


自分でも気づけないくらい

もしかしたら
辛すぎて
見て見ぬふりを繰り返して

埋もれ忘れてしまった
その
傷を深くおおった自分のこと

人は
そんな自分を
見つけてもらったときに

涙するのかもしれません。


ずっと暗く深くにいて

誰にもいない場所から
誰かに見つけてもらった瞬間に

光が刺し
その光を目にしたとき

そのあたたかさに

涙が溢れるのかもしれません。




わたしたちが
生まれた瞬間の涙の理由も

もしかしたら
同じなのかもしれないと

そんなことを思いながら


こうやって
音楽を通して
言葉を通して
自分の奥底に一人で潜っていた
苦しみの自分を

すくい あげてくれた

その瞬間の全てに
心から感謝しました。


誕生日に
大好きな人達のライブにいって

それだけでも
この上なく幸せなのに

ずっと独り暗いところにいた
自分に光を当てて見つけてくれた。


本当に有り難いプレゼント。


そんなこんなで
ぐちゃぐちゃのめちゃくちゃに
鼻もズビズビに泣いてるときに

隆太さんは
"いい顔してるよ"って
そんな言葉をかけてくれました。



何千人もいるうちの一人。
泣いてる人も
笑ってる人もたくさんいるなか

偶然にも
そんなタイミングで
かけてくれたその言葉。


わたしは
泣きじゃくってぐしゃぐしゃな
そんな自分のことも

いい顔してるよって
言ってくれた

畏れ多くも
そんな気がして

更に泣けて止まりませんでした。


「良い顔」って
笑顔だけじゃないんだな。

ずっと笑ってなくていい。

泣きたいときは泣いていい。

そのまんまの
ありのままの表情。

飾らない表情。

その瞬間の素直な自分の表情。


その全てが
本当は
「良い顔」なんだな と

そう思っていいんだなと

改めて
自分のことを
受け入れられた瞬間でした。


そこから始まった
「大切なものは君以外に見当たらなくて」

わたしのお守りにしてる
彼らの曲の中で
一番大好きな曲。


もう、本当に、大号泣でした。


ぜひみなさんも
きいてみてください。
本当に優しくて強い素敵な曲です。
(ファンなので布教します笑)



その後に続く曲も
色々リンクして大号泣だったんですが
その曲については色々触れたい部分があるので
またの機会にじっくり書きます。




涙の理由って
色々あると思います。

でも
涙が流れるって
きっとなにか
言葉にできないような
頭では追いつかないような

心の核や
シンの部分に
触れたからこそだと思うんです。

その証だと思うんです。


だからね
泣きたいときは
泣いたらいいし

大人だからって
我慢なんて必要ない。


そのとき流れる涙には
きっとなにかの意味がある。


ただ泣きたい
それだって理由になる。


そしてその
泣いてる自分を否定しない。


だって良い顔なんだもん。

だって素直な自分だもん。


恥ずかしいことなんかじゃない。

誇らしいことなんだ。


泣くっていうことが
もっと自然になったらいいな。

もっと自然にできたらいいな。


涙をずっと
封印してきた

泣けない
泣き方も忘れた

そんな自分だったから


泣けることの喜びと

そうしてもいいんだって喜びと


その涙によって
見つけられた自分がいた


そんな涙の誕生日


新しいわたしが生まれた日。


いつだって
涙は自分の味方だよ。

そんなことを
伝えたくて

今日この記事を書きました。


泣けるあなたも

泣けないあなたも

あなたのもつ涙には
美しい色と理由がある。


良い顔してるよ。

愛しいよ。

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