復職して、一年で異動することになった話
LPガス部門に異動して、一年経とうとしていた2021年3月頃。
やっとスムーズに仕事をこなせるようになってきて、乙四リベンジするぞとか、販二取ろうとか、今年度は大学の勉強も進めるぞとか考えてた。
誰が異動するんだろうな、なんて思いながら内示をペラペラと見ていたら、そこに書かれてたのは私の名前。
本店の内部監査課へ異動が決まった。
>希望したの?
全くしてない。まだLPガス部門にいたいって自己申告書を提出した。
>農協内部監査士の資格、合格したっけ?
してない。というか、受験しようとすら思っていない。
>なんで?
私が聞きたい。一応、異動後に知ったのだけれど貯金と共済と経済の経験が各2年以上あるのが監査担当になる条件らしい。だめだ、なんとなく合致してる。
ひたすら混乱。誤植かと思った。
内示をなしにしてもらえるのか検索したし、以前総務にいた先輩にも相談した。
調べた結果、原則として会社員(※団体職員だけど)に異動の拒否権はなかった。
春にありがちな退職者の穴埋め、何も考えていない玉突き人事異動なのだろうか。
もちろん、週明けに誤植の連絡もなかった。
腹をくくって、異動先へ電話する。
が、決算監査の真っ只中(しかも、往査の日は直行直帰)なので皆いない。
課長から折り返しの連絡が来るまで、待ちぼうけ。
内部監査課なんていい思い出が全くない。
無通告監査で朝っぱらから半べそをかき、監事に茶を出してと言われて茶汲み係じゃないと上司に訴えたり、監事の食事代は1,000円まで費用から出していいことになったと言われて根拠資料もないのに何を言ってるんだと思ったり。
とどめは、昨年冬の監査で先輩の席(クッションあり)にどっかりと座る課長に対して、なんだこいつは…と思った私。
その課長が直属の上司になる。
誰か嘘だと言ってくれ。頼む。
やっと課長から連絡が来たと思ったら、引継ではなく話がしたいので来てもらいたいと言われた。
で、いざ本店へ。
課長は不在、係長と話をすることになった。
この係長、とても話がしやすい。
こういう上司がいたら働きやすそう。
でも、残念ながらその係長も異動である。
内部監査課は半数が元偉い人。
そして、彼らは嘱託(またはパート)。
年上の人が同じタイミングで異動してくるが、彼女の方が入組が遅いため私が先輩となってしまった。
着任後、業務分担表をのぞいて見ると、私の欄には係長の文字が残っていた。
すまぬ、私は下っぱじゃ。
着任から3ヶ月が経った。
監査という仕事に慣れたかと言えば、微妙である。
ひとつの業務監査は約2か月、慣れ始めた頃に終わり、また次の監査が始まる。
一週間以上本店へ出勤しないこともあるので、いちいちリセットされ、本店の雰囲気に慣れずオエッとする自分もいる。
ただ、様々な業務を改めて学ぶのは大変だけど楽しいし、様々な部署へ行くのも楽しい。
あとは、意外と往査先で優しくしてもらえる…!
同期、一緒に働いていた先輩、部署間でやりとりしていた方、元カレ(←)、全く面識のなかった方まで。
相当気を遣わせてしまってるんだろうなと思いつつ、皆さまの優しさのおかげで、病まずに働けています。ありがとうございます。
同じ監査課の人達とも普通に話せるようになった。
苦手だなと思っていたおじさんは同じ部屋の事務局長から対処法を教わり、課長はSPECの頃の加瀬亮だと思うことにした。口の悪い加瀬亮だと思えばイケる。多分。わからんけど。
無通告監査も行った。
なんというか、寝起きドッキリみたいな感じ。いや、実際には往査先の役席が出張と半休で失敗した空気がプンプン流れてたけれど。
どれだけ内部監査課に居られるのかはわからないけれど、次はどこへ異動するのかもわからないけれど、居させてもらえる限りは頑張りたい。