ひま

最近「暇な時間」というものが無くなった。「常に仕事がある」という意味ではない。「やるべきこと」がないときに「やりたいこと」が山ほどあるということだ。

今は(以前がどうだったのかはわからないが)どこでも「やりたいこと」をできる。
唐突に予定がキャンセルされて時間が空いた時、今までは近くの喫茶店で「暇」を潰すしかなかったかもしれない。しかし今ではKindleで本を読むことができる。Webで記事を読むこともできるし、写真をレタッチすることもできる。
「暇」が生まれにくくなっているのではないのだろうか。

そんな中で「暇」ができたとき。つまり「やりたいこと」が一つもなくなったとき。それは実質的な意味での人生の終わりではないだろうか。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?