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建築家の台湾出張vol.1

今回は台湾で仕事を作りたい宮大工さんを連れて現地の知人に会いに行ってきました

なぜ宮大工

宮大工の魅力は世界無形文化遺産にも登録された加工技術です
国内市場ではその魅力が活かしきれていなく私自身が建築家として世界的に魅力のある国内産業はなんだろうと考えたときに浮かんだのが宮大工でした。そこで話をしてみたのがきっかけとなりました。

まずは台湾の建築について


木造民家
大規模木造

台風が多く木造は少なくほぼ鉄筋コンクリート造か鉄骨造となっていました
現地での木材の使用方法は内装材としての使用で、構造材として利用されている建物はなく、たまに日本統治時代の木造建築や最近の日本でも多い積層材を使用した建物がある程度です
なので、木造は基本的に日本人や日本の企業が取扱いをしているものでした

では、台湾での宮大工の役割はなにか?

確かにお堂など新築や移築需要は現段階でもあるようなのですが、宮大工の価値を高めるために他の方法でアプローチしていきたいと考えました。
他の海外などを見て感じたことですが、お店やホテルなど多くの方々が利用する場所でその価値を活かすほうが加工技術の魅力が伝わります
例えば、ホテルのラウンジなど空間設計が必要な部分の装飾など部分的に取り入れる方法やお菓子屋さんなどの内装なども良さそうですね。
そしてお店の業態と伝統工芸を組み合わせほかの提灯や陶器などと掛け算した提案が魅力的に感じますね
なので台湾の知人とコラボすることが文化の違いを認識する上でもよいことだと確認できました

台湾人の国民性

とてもみんなでわいわい楽しそう
細かいことは気にしない
そういった雰囲気が伝わりました

台湾で仕事をするには?

これは十勝とも共通しますが、まずは入り込むことが必要です
そのためには何度か通い関係をつくる必要があります
その上で、台湾人の国民性を理解しながら仕事を作ることができれば自ずと仕事になっていくのだろうと感じました

新竹の家具屋さんで聞いたのは、台湾人は仲間意識がとても強いということです

台湾の加工場

今後は宮大工さんをサポートする形で進んでいきたいと思います

次回、出張の様子をupします




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