ローカル起業ストーリー 2話
こんにちは、スヒローです。
前回、僕の起業当初の失敗話を書きました。
今日はその続きです。
ビジネスの「強み」をつくるには、「絞り込み」と「組み合わせ」の2つ。
広告代理店で起業した僕は、取り扱うメディアを「屋外広告」に絞り込み、「テレビ」と「看板」を組み合せた「屋外テレビボード」を目玉商品にしようとしました。
残念ながら、この計画は失敗に終わり、屋外テレビボードを設置することはできませんでした。
でも、失敗してラッキーだった。
ここまでが前回書いたことです。
舞台は沖縄。屋外テレビボードを設置したかった場所は北谷町美浜。
那覇から車で国道58号線を30分くらい北上すると、両サイドに英語の看板が多くなり、観覧車がランドマークの商業エリアです。
屋外テレビボードの設置に失敗した僕は、縁あって那覇新都心にある「那覇市IT創造館」という施設に入居することになりました。
多くの起業家がやるように、さっそく名刺を作りました。
名刺に「那覇市IT創造館」なんて書かれていると、IT系の企業に見えてきます。
すると、ITに強い会社と間違われ、「ホームページ作れますか?」と相談されることに・・
当時、特に多かったのが、「携帯サイト作れますか?」という相談です。
ちょうどその頃、携帯サイトを使ったマーケティングが注目されていました。
世の中は「携帯サイト」を必要としていたのです。
僕の売りは屋外広告でしたけど、需要があったため、思い切って「携帯サイト制作」をスタート。
そしたら、時代の波に乗ることができ、ビジネスを軌道に乗せることができたのです。
つまり、世の中が求めているものを提供したら、上手くいったのです。
この流れ、専門用語だと「マーケットイン」と言われてます。
この経験で得た思考がその後の商品づくりに役立っていきます。
もし、莫大な初期費用を投資して、屋外テレビボードを強引に設置していたら・・
大赤字になっていたと思います。
当時、屋外テレビボードはそれほど必要とされていませんでした。
だから、ラッキーだったのです。
今日はここまで。
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