【ライブレポ】ばってん少女隊@IDORISE!! FESTIVAL 2022〜「悪霊退散」と、瀬田さくらは言った〜
本日は、渋谷にて行われた、IDORISE!! FESTIVAL 2022にて、ばってん少女隊のライブを観てきました。
「IDORISE!! FESTIVAL (アイドライズ フェスティバル) 」は、ライブハウスO-Group(Spotify O-EAST / Spotify O-WEST / Spotify O-Crest / Spotify O-nest)を運営するシブヤテレビジョン主催の音楽イベント。
総合受付でリストバンドを腕に巻いてもらったら、円山町を中心に半径200mほどのエリアにある6つの会場でライブを楽しめます。
IDORISE!! FESTIVALの公式HPには、"アイドル界の「春フェス」を目指す" とあり、2019年に始まったばかりでまだ歴史は浅いですが、これから毎年3月になったら「今年もアイドライズフェスの季節が来たね」なんて定番のイベントになってくれると、春の楽しみがまた1つ増えます♪
そんなフェスへの期待も込めつつ、私にとっては約一ヶ月ぶりのばってん少女隊、楽しみに渋谷へ向かうのでした。
■ライブレポ
概要 (セットリスト)
19:15開始 約35分
観客約1,000人、ニコニコ生放送での中継あり
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セットリスト
1.ばりかたプライド
2.おっしょい!
3.スウィンギタイ
4.でぃすたんす
5.OTOMEdeshite
MC 自己紹介、告知、YOIMIYAの練習
6.YOIMIYA
7.わたし、恋始めたってよ!
8.OiSa
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●序盤:ツカミのアゲ曲5連発
定刻になり、「ばりかたプライド」のファンファーレが響き、暗がりのなかを行進するように6人のシルエットがステージにあらわれました。
照明でパッと明るくなると同時に、瀬田さん (瀬田さくら) が弾けるような笑顔でご挨拶!
瀬田「みなさん、こんばんはー! ばってん少女隊です! ウェーブしますよ〜」
本日の会場は、客席に立ち位置を示すテープは貼ってあるものの、隣との間隔を空けず、ほぼキャパいっぱいまでお客さんをいれるスタイルでした。
お客さんの入り具合は、というと、スタンディングでキャパ1,300人のO-EASTに、入場制限が度々かけられるほどの大盛況で、ばってん少女隊のステージもたくさんの人でいっぱいでした♪
大勢のお客さんを前にして「ばりかたプライド」の勇ましい歌詞「たーたーかーえー!」と歌うばってん少女隊の6人。
。。。なんか、すっごい楽しそうです!
ステージ始まった直後って、良い意味での緊張感みたいなものがあるものですが、今日は、なんというか、すっごい幸せそう!
大入りのお客さんにテンションが上がったのか、本番前に何か良いことがあったのか理由は分かりませんが、とにかくノってる! 気負いの無い快調な滑り出しで、のっけからアゲ曲をMC無しで5曲たたみかけました!
特に楽しそうな雰囲気が伝わってきたのが「OTOMEdeshite」。
「すぐこぼしちゃう!」「また既読スルー!」などなど、歌う、というより、セリフの様なパートがたくさん散りばめられている曲で、6人のセリフがいつもよりテンション高めに、そして多幸感たっぷりに伝わってくるパフォーマンスで、本日のばってん少女隊、とっても幸せそうに序盤を駆け抜けたのでありました。
●中盤:中野サンプラザへ来てください。顔覚えましたからね
MCでは、「メンバーカラー:黄色の、春乃きいなです!」と、いつもは言わない「メンバーカラー」を添えたかたちで、一人ずつ自己紹介を行っていました。
メンバーカラーって衣装に入ってるものですが、今日の衣装はライブで初披露となった「YOIMIYA」の衣装で、グレーを基調としたシックなテイストで、メンバーカラーがほぼ入っていないため、初見のお客さんにも一人ずつ認識しやすいよう、わざわざメンバーカラーを添えたようでした。
常に、初めて観る人に、自分たちがどう映っているかを意識する姿勢は、細かい配慮が感じられてイイですね。ばってん少女隊のこういうところ、本当に好きです。
自己紹介のあと、来月予定されているツアーから、11月26日の中野サンプラザでのワンマンライブまでの告知を行ってから。。。
上田「今日、ばってん少女隊を初めて観たという人〜?」
観客 (けっこう手が上がる)
上田「おお〜! みなさん、是非11月には中野サンプラザへ来てください!」
瀬田「顔、覚えましたからね!」
観客 (笑)
上田「2日前の深夜にはTV番組「バズリズム」にも出演させていただいたんですが、観てくれた方〜?」
観客 (たくさん手が上がる)
上田「おお! これもたくさん!」
瀬田「みんな、ビジュが良かった。。。(すごく満足そう) 」
上田「はい、自分たちで褒めていくタイプです (笑) 」
春乃「放送がまだという地域の方も、是非ご覧になってください」
瀬田さんからの「中野サンプラザ来いよ!」という圧を込めた認知と、「我々はビジュが良い」という自画自賛コメントのあと、春乃さんからのしっかりしたフォローコメントがあり、それぞれが "らしさ" が出たMCの後、新曲「YOIMIYA」の振りコピ講座が行われました。
上田「振りコピ、完璧ですね! 間奏で3回入るので、是非お願いします」
と、言ってフォーメーションに入る6人。
序盤から5曲、アゲ曲で明るく楽しく、笑顔でパフォーマンスしてきましたが、新曲「YOIMIYA」は笑顔いっぱい、という曲ではなく、おしゃれなトランス曲です。
6人の表情もキリッとクールになり、なんというか、ようやく今日のシックな衣装にマッチしたパフォーマンスが始まりました。
●終盤:OiSaをもっと拡散させてください
新曲「YOIMIYA」ですが、お祭りの前夜の情景を描写した歌詞がとても情緒に溢れていて、詞を追いかけるだけでも心地よいのですが、音づくりも好きです。
特に、Bメロで "笛の音色" が響いてくるところ。
イントロはおしゃれな感じで始まりますが、Bメロで "笛の音色" が鳴り始めるところからグッと "和風" な曲調になります。歌詞で言うと「眠れない夜をスワイプして 目を閉じた」のあたりから、雅楽みたいな "笛の音色"が鳴り響きます。
歌詞が和風で、振付も "けんけんぱ" というか "はないちもんめ" みたいな動きがあって和風ですが、音は遅れて最後に和風になる。トリガーは、 "笛の音色" 。
満員で盛況だったO-EAST中にとてもキレイに響いていました。
続いて披露された「わたし、恋始めたってよ!」「OiSa」は、ステージ中央に設置されたスクリーンを使った、素晴らしい演出がありました。
まず、「わたし、恋始めたってよ!」は、MVを流してのパフォーマンス。長崎県の壱岐島で撮影されたとても美しい映像に、初見の人は「こんなにキレイなところがあるんだ」と思ったことでしょう。
九州のPRをがっちり行ってから、本日最後の曲は「OiSa」でした。年末ライブで披露された、風情たっぷりな古き良き日本の街並みの映像をバックにしてのパフォーマンスです。
この映像が本当に効果的で。。。「OiSa」の宗教っぽい感じというか、気持ちよく酔える感じが、見事に炸裂していました。ライブハウスを薄暗くして、アイドルなのに顔の見えない照明で、コール無しなことが逆に映える。夜の渋谷のライブハウスで、全員で夢を見ているような、幻想的な一体感に包まれた時間でした。
上田「今日私たちを知って興味を持ってくださった方、どこか1箇所でも会いにきてくれたらと思います。それでは以上、わたしたち。。。」
6人「ばってん少女隊ぃいいいい、だー! ありがとうございましたー!」
■雑感
今日は特別に、最後の「OiSa」のみ動画撮影オッケーでした。公式ツイートによると「動画で撮影し、TikTok等で拡散してください」とのことで、なるほど、へぇ〜ばってん少女隊もわーすたみたいなことやるようになったんですね。
。。。ってぇええそんなの知らんかったんですテニス。
わたくし、2階席から観てたんですよ。2階席は前列に椅子が並べてあって、入場したときは椅子が全部埋まってたので、すぐ後ろに立って観ていたら、ほどなくして椅子に座ってた方が一人退場されたんですね。
で、椅子から立ち上がるとき、私に「どうぞ」みたいな感じで会釈して席をゆずってくれたんですよ。優しい方だなぁ、アイドル現場はマナーが良いなぁ、なんて思っていたんですが。。。
ばってん少女隊のステージになって「OiSa」が始まったら、目を疑うような光景がっ!
目の前のお客さんがスマホでステージを撮影しているではありませんか!
おいおい、ステージを勝手に撮影しちゃダメなんだぜ!
撮りたくなる気持ちは分かるけど、ダメなものはダメなんだぜ!
とか思ってると、周りの人たちもみんな撮影しています! なんだこの無法地帯は! いつからアイドル現場はこんなに乱れてしまったんだ。。。と嘆いていたら、最後の挨拶で上田さんから「OiSaだけ撮影OKにしてたので、ハッシュタグつけて拡散してください」とのコメントが!
え。
ばってん少女隊の公式ツイートで「今日は特別に「OiSa」のみ動画撮影オッケー、TikTok等で拡散してください」というお知らせがあったことを、おっさんが知ったのは、帰りの電車の中でした。
そりゃないぜー!!
ぶーぶー!
。。。取り乱しました。
普通に私のチェック不足ですね。「伝えたぁーい」ってお知らせしてくれてるんだから、公式のツイートぐらいチェックしろ自分。
失礼いたしました。ぶーぶー言ってすみませんでした。
4月、5月のツアー、7周年記念ライブや中野サンプラザに、一人でも多くの方に足を運んでもらうためには「攻め」あるのみ。打てる手はガンガン打たないと。それこそ、昔は「もっと攻めてくれよー」みたいな意見が多かったように思います。
色んなリスクを覚悟の上で、新しい手をどんどん打ってくるようになったんだから、こちらも対応できるようになればいいだけ。
「告知気づかなかったー」とか、自分のせいなのに文句ぶーぶー垂れてるおっさんは、瀬田さんに「悪霊退散」って言ってもらいましょう。
要は、ばってん少女隊がガチンコの勝負をしているのに、すねてる場合じゃないだろってことです。
今日のライブ、6人が本当に楽しそうでした。その姿を観ることが出来て私もとても幸せでした。
一方で、一人でも多くの方にライブに足を運んでもらえるよう一生懸命なことが、MCの端々から伝わってきました。
わずか35分の持ち時間に8曲も詰め込んで、各種告知も完璧に行なって。
スタンディングで、大入りのライブハウスで、素晴らしいパフォーマンスを発揮出来て、今後のライブへ向け、すごく良いPRになったのではないでしょうか。おっさんはチェック不足で今日の「OiSa」を撮ることは出来ませんでしたが、この反省をいかして、次回がんばろうと思います。
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