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◇今月の隊員さん◇ 第80回:よしお くまさん🍊さん
【プロフィール】--------------------------
男性、30代、職業:CGデザイナー、和歌山県在住
ツイッター●https://twitter.com/@yoshioTY
隊員歴●2018年9月から
主なアイドル遍歴●乃木坂46、私立恵比寿中学、ukka、BREAK TIME GIRLS、fishbowl
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よしお くまさん🍊さんは、和歌山県在住、30歳の男性隊員。ばってん和歌山支部メンバーであり、2月に登場したチェホさん (※) が隊員になるきっかけを作った人物でもある。
クリエイターぞろいの和歌山支部のなかで、最近は「作字」を行っている彼に、推しの春乃きいなさんの魅力や、彼女が活動休止するさいにあった出来事など、様々に語ってもらった。
■3人で通い始めた、ばってん少女隊現場
アイドルを好きになったのは、会社の先輩から乃木坂46などを布教されたことがきっかけです。最初は乃木坂46や私立恵比寿中学とか、テレビや映画などのメディアで活躍してるアイドルのイベントに行っていました。ばってん少女隊のことは、私立恵比寿中学目当てで行った夏S (2018年7.28@西武メットライフドーム) で初めて観ましたが、その時点ではまだ隊員になるとか、そういう感じではなかったです。ばってん少女隊の現場にハマっていくきっかけを作ったのは、2月に登場したチェホさんです。
。。。いつもの呼び方で呼びたいので、「さん」はなしでチェホって呼びますね (笑) 。
そもそも僕らの会社には歳の近い人があまりいなくて、若い人はその先輩と僕と、後輩のチェホの3人くらいでした。ばってん少女隊の大阪でのワンマンライブ (2018年 9.24@味園ユニバース) に先輩が行けなくなって、代わりにチェホを誘ったら、すごい勢いでハマったんですよ。
正直僕ら以上にハマって。「福岡へ行こう」と言い出すし、本当に行くことになって。イベントの開催地は太宰府でしたが、福岡市内の「おっしょい!」のMVのロケ地を廻ったりして、福岡観光もしっかりやりました。
だから。。。始まりは、会社の同僚の、年が近くて仲の良い3人で遊びに行く延長みたいな感じだったんですよ。遊びに行く場所の一つが、たまたまアイドル現場だったっていう感覚で、普段、会社で一緒にいる3人で、遠くに行ってるっていうことが純粋に楽しかったです。
映像制作の会社で働いていることもあって、チェホはオリジナルのばってん少女隊PR動画を作るようになり、3人でも和歌山支部としてYouTubeチャンネルを作って生写真の開封動画をアップするとか色々やるようになりました。
そして最近、僕が一人でやってるのが「作字」です。ばってん少女隊など、アイドルの楽曲のタイトルの文字をデザインするというもので、半年くらい前から始めました。
きっかけは、去年「温故知新」ツアーがあって、1st アルバム「ますとばい!」や2nd アルバム「BGM」の収録曲を披露する公演が設けられるなど、過去の作品を振り返ることがコンセプトの一部になっていました。そこで過去の楽曲をSNSでPRできないかと思って。
普段の仕事で、映像で使う文字のロゴをデザインするとかもやるので、その応用で作った感じです。僕、口下手で、それでもばってん少女隊の音楽の良さをなんとか表現できないのか、というのがあったんですよ。字をデザインして、曲の雰囲気だとかそういうのを表現できるかと、チャレンジした感じです。
温故知新ツアーから(勝手に)始めたばっしょー作字企画もこれにて一旦完結です!
— よしお くまさん🍊 (@yoshioTY) October 21, 2021
ばってん少女隊の楽曲最高‼️
作字まとめ👇https://t.co/4hx1ORqLrf#作字#ばってん少女隊 pic.twitter.com/zCfzzE1F9L
■「もぉ〜よしお! しっかりせんね!」
推しは最初からずっときいなちゃん (春乃きいな) です。
あまりチャラチャラしてない女の子が好きなんですけど、しっかりしているというか、真面目そうで。ショートカットが好きだったこともあってきいなちゃん推しになりました。
きいなちゃんの人柄で、特に印象に残っているのが2nd アルバム「BGM」のリリースイベントでの出来事です。まず名古屋でのイベント (2019年 5.25@タワーレコード@名古屋近鉄パッセ) のとき、屋外の会場で日差しが強くて、僕、日焼けに弱いので、その日ずっと長袖を着ていたんです。で、特典会できいなちゃんと「暑いのに長袖着てるんですね」「あ、僕、日焼けに弱いんですよ」みたいな話をしたんです。
そういうことがあって、熊本でのイベント (2019年 6.9@ゆめタウン光の森) のこと。あのころ「メンバーのインスピレーションを育む会」という、お客さんのイメージを、メンバーが文字やイラストで書いて伝える、という特典会をやっていました。その日は現場に行けず、先輩に頼んで、きいなちゃんに僕へのイメージを書いてもらったら「日焼けに負けないよう頑張りましょう」みたいな感じで書いてくれてたんです。
名古屋で少し話しただけのことを覚えてくれていて、コメントに書いてくれたんです。アイドルってもっと遠い存在だと思っていたのに、自分のことを気遣ってくれるんだ。。。と驚きました。
抽象的ですけど、安心するんですよね。きいなちゃんを応援してるときが1番。絶妙なんですよ、距離感が。すごい雲の上の人ってわけでもない親近感がある一方で、本人からグイグイ近づいてくるわけでもない。でも、一人の人間として僕ら隊員のことを気遣ってくれるし、人として尊敬できます。安心して「自慢の推しです。好きです。」って、他人にも言える。そんな感じです。
オンラインでの特典会では。。。みんなが放送を観てるなかで、きいなちゃんから公開で叱ってもらうみたいなことをやって、隊員さんからあれはすごかったねって、連絡をもらったことがあります (笑) 。
きいなちゃんへメッセージで「もぉ〜よしお! しっかりせんね!」って言って下さい、とリクエストして、叱っていただきました (笑) 。
僕のスタンスというか、楽しみ方は、みんなが笑ってくれたら自分は何でもイイよ、みたいな感じです。何かその方がオタクのみんな喜ぶし (笑) 。いじられた方が、界隈も盛り上がります。隊員さんには面白い人がいっぱいいますけど、自分も「面白い奴がいるな」って、そういう雰囲気を作るきっかけになれたら良いなと思ってます。
大変恐縮ですが、ご本人に言っていただきました🙇♂️
— よしお くまさん🍊 (@yoshioTY) August 15, 2021
しっかりした大人になります…🤤
ありがとうきいなさん!!#春乃きいな#ばってん少女隊#ばっしょーサイン会 https://t.co/04ufFwqrSL pic.twitter.com/IW8T3f0xck
■ありがとーとで号泣した2020年
10代のころはインドアっていうか、おとなしい感じの学生で、ずっと文化部でした。高校時代は美術部で、油絵やアクリル画を描いていました。一人の世界にこもることが多かったです。
父親がグラフィックデザイナーで、その影響か、子どものころから絵を描くのが好きだったんですよ。アイドルには興味はなかったです。好きだったのは、芸術家で言うと、横尾忠則さん。展覧会を観に行ったり、画集を買ったりしていました。
通っていた画塾の先生からCGデザイナーという世界を教えてもらって、CGについて学べる専門学校に行き、制作会社に就職して現在に至ります。
作字とか、一人でもくもくと作業するのは昔からですけど、それをみんなで共有してわーわー言いたいというところは、アイドル現場に通うようになってからですかね。
ばってん少女隊で1番好きな曲は「ありがとーと」です。2020年に、横浜 (2020年 11.1@KT Zepp横浜) と福岡 (2020年 11.8@Zepp福岡) で開催された「ふぁんtasy」ツアーで初めて生で聴いたんですけど、その前年、大学受験のために活動休止していたきいなちゃんが復帰してから、僕が初めて行ったライブでした。
横浜のアンコールの最後の最後で「ありがとーと」が披露されて。。。涙が止まらなかったんですよ。ヤマモトショウさんの詞もあいまって、応援してきたことが答えとして返ってきたな、と。
きいなちゃんの休止期間中も、ばってん少女隊のことを応援して盛り上げようっていう気持ちだったんで、推しがいなくても田舎娘5thツアーは遠征して山口 (9.22@周南RISING HALL) 、大阪 (9.23@梅田CLUB QUATTRO) 、福岡 (9.28@DRUM LOGOS) 、岡山 (9.29@岡山CRAZYMAMA KINGDOM) と東京 (11.4@shibuya WWW X) のライブへ行きました。
そういう時期を越えて、きいなちゃんが復帰したばってん少女隊から「ありがとーと」を歌ってもらって、それが報われたなっていう感じでした。
きいなちゃんが活動休止するときは、何人かの隊員さんたちと「きいなちゃんを送り出す企画をやりたいね」と話してたんです。で、最初の呼びかけというか、旗振り役を自分がやります、と手を挙げて。あのときは色々あったんですけど。。。それは次の章で話します。
■@JAM EXPO2019〜幸せの黄色いタオル騒動〜
2019年の@JAM EXPO (8.24@横浜アリーナ) は、きいなちゃんが活動休止する前の最後のステージでした。その10日ほど前、僕は「幸せの黄色いタオル」という企画を、SNSで隊員さんに呼びかけました。きいなちゃんにエールを送るべく、ばってん少女隊のステージの最後の曲で、ペンライトを黄色に点灯させ、最後の挨拶では黄色いタオルを振るというものです。
この企画をめぐっては。。。正直、物議をかもしました。@JAM EXPOは、多くのアイドルが集まるフェスであり、ばってん少女隊の単独イベントではありません。他のグループのファンの方々もいらっしゃるなか、ばってん少女隊のファンだけが大人数でイベント中に勝手なことをやるのは迷惑行為になってしまうかもしれない。ステージの演出の邪魔になる可能性もある。そもそも、きいなちゃんは辞めるわけじゃないんだから、そんなことしなくてもいいんじゃない? という意見の方もいました。一方で、これは有志が勝手にやることだから好きにやろうよ、という意見もありました。
あのときは結局、隊員さんの間で企画に乗る人と、乗らない人とに分かれました。
過去に「今月の隊員さん」に登場されたTKさん (※) という方が、そういう問題をクリアにして、愛ちゃん (希山愛) の生誕祝いをイベント中に成功させた事例が載っていますけど、そのへんの約束事というか、お作法について。。。当時の僕は分かっていなかったです。
結局、企画に賛同してくださった方々に黄色いタオルを配るとか、あの日は忙しく動いてて。いっぱいいっぱいになりながら、その日のステージの最後の曲「ばってん少女。」で黄色のペンライトを振って、最後の挨拶で黄色いタオルを振りました。
現場で企画をやる、というのは初めての経験でした。
本当に良かれと思って、激励というか、「受験生のきいなちゃんも応援するよ」って送り出す企画でした。きいなちゃんが活動休止することで、グループが暗くなってしまうとか、そういう雰囲気を少しでも鼓舞したい。そんな気持ちで、がむしゃらにやってた感じはあります。ただ、必死で企画をやり切ることだけを考えていて、周りが見えていなかった。
あれ以降のばってん少女隊は。。。ビクターから契約解除されるとか、グループとして解散の危機にあったことがぐーぐうの動画で公開されるなど、色々と我慢の時期だったと思います。隊員さん同士も、SNSのやりとりとか正直雰囲気が悪くなってるなと感じていました。仲間割れなんかしてる場合じゃないのに。
僕自身は現場を嫌いになることはなかったです。@JAM EXPOのステージの後、特典会できいなちゃんに「春まで、ずっと待ってるからね」と伝えると、手をぎゅっと強く握り返してくれて、まっすぐな目で「はい!」と答えてくれました。あのときに、彼女の強さを感じたというか、きいなちゃんが帰ってくるまで、ばってん少女隊を応援し続けよう、と思いました。
■生誕祭企画に参加して
和歌山支部は、もともと同じ会社の同僚だった3人ですけど、今、会社に残っているのは僕だけです。先輩は、今は別の会社で働いていて、チェホは、去年の夏に福岡へ移住するタイミングで退職しました。
会社でチェホの送別会をやったときは、恥ずかしいんですが、めちゃくちゃ泣きました。コロナ禍ということで、大人数では集まれず、何人かでひっそりとやったんですけど。
これからは。。。会社に行ってもチェホはいないんだな、という寂しい気持ちと、やっぱり、和歌山支部は3人でひとつなので。離れてしまうのが悲しくて、お酒の力もあり、感情が何倍にも増幅されていたと思うんですが、チェホに見せる涙は、あのとき一生分流しました。
「せっかく福岡へ移住するんだから、結果を残して、本当にやりたい仕事をできる人間になれよ」って、号泣しながらチェホを激励してたみたいなんですよ。飲みすぎて記憶を失っちゃったので、はっきりとは覚えてないんですけど (笑) 。
現在はCGデザイナーとして、例えば水族館などで流す資料映像を作っていて、主に教育系のコンテンツ制作が中心の日々を送っています。僕自身はやりがいを感じてますけど、もう少しエンタメ系のものが作りたい、という思いもあります。チェホも転職先で、本当にやりたいことをやれる人間になってほしいです。
今回の生誕ライブで出したファン一同からのお花、メッセージカードのイラストを描かせていただきました
— よしお くまさん🍊 (@yoshioTY) July 24, 2021
とても貴重な体験をさせていただき、生誕企画委員の方々、並びにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました🙇♂️#春乃きいな#ばってん少女隊#春乃きいな20歳のライブ pic.twitter.com/ncJKyF2u9m
アイドル現場ってすごく良いと思うんですよね。好きなものに対して、みんなで色々な角度から語り合ったりとか、自分なりの表現で「好き」を形にできたりするところがアイドル現場の素晴らしさだと思ってます。一人ひとり、推しに対する想いとか、アツいものがあると思うんですよ。その「好き」っていう感情を大事にして、怖がらずに発信できる人が増えてきたら楽しいなって思います。
最初にお話ししたように、僕も去年「作字」という、また新しいことを始めました。新作を作ると隊員さんがたくさんリアクションをしてくれて嬉しいですし、実はきいなちゃんからも特典会で「すごい」って褒めてもらったことがあるんですよ。
それから。。。去年、経験できてすごく良かったのが、きいなちゃん20歳の生誕ライブ (2021年 7.24@DRUM LOGOS) のとき、有志の生誕企画委員として、イラストを描いたことです。きいなちゃん推し同士で意見を出し合って、どんな企画にするか決め、その上で僕は、みなさんから集めるメッセージカードのイラストと、生誕ライブに出すお花に添えるイラストを描きました。
あれは。。。本当にやってすごく良かったです。
本当に、みんなでひとつになってお祝いできたというか。そういうところに、新規の隊員さん含め、もっと多くの方に参加してもらえると良いなと思います。生誕祭に限らず、企画とかみんなでコミュニケーションを取り合ってできることって色々あるんじゃないかと。隊員同士で力を合わせることって、これからも大事にしていきたいな、と思います。
【隊員さん募集】
当ブログではお話を聞かせてくれる隊員の方 (18歳、高校卒業以上) を募集しています。
特別なエピソードは必要ありません。「ありのまま」で大丈夫です。
接触厨も楽曲派もOK。楽しみ方は人それぞれ。(でも周りの迷惑には気をつけてね)
DDの方も“隊員の日”があるなら立派な隊員です。
ご協力いただける方はhttps://twitter.com/SuhaiGenba までDMでご連絡ください。
<「今月の隊員さん」について>
この企画は、タワレコオンラインで連載されていた「アイドルのいる暮らし」へのリスペクトをこめたパクリ企画です。
福岡県のローカルアイドル・ばってん少女隊のファン (通称:隊員) にはどんな人がいるのか?
どんなきっかけで隊員になったか、普段はどんな生活をしているのか。
「風変わりな人」として伝えられがちなアイドルファンの姿を、もっと真っ当に伝えたくて、隊員の方にガチでインタビューしています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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