「今月の隊員さん」を6年やって
隊員さん (ばってん少女隊ファン) に、ばってん少女隊を好きになったきっかけや、推しの魅力、そして普段の生活の中で、どんな風にばってん少女隊を取り入れているか等を聞いていく「今月の隊員さん」、2018年4月に始めて、6年続けることができました。
ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。
◾️ばってん少女隊「8年半」の歴史
毎回様々な隊員さんにインタビューをして、最古参隊員さんなら約8年半の思い出を振り返ってもらうわけですが。。。
記事を通して「8年半」の時間を感じていただけているでしょうか?
もし、「はい」と答えられたなら、それは「勘違い」です。
インタビューは2時間程度、さらに記事にする段階で、5分くらいで読める分量にまとめます。
記事から省略したエピソードや、私が聞き出すことができなかったお話が山のようにあり、それらの積み重ねで8年半という時間ができています。
上田さん (上田理子) が過去に語った話によると、ばってん少女隊になるための面接が行われたのが2015年の4月。
当時、福岡営業所レッスン生グループ:F-girls(仮) として7人で活動していたメンバーに「自分以外の全員メンバーが変わったとしても、ばってん少女隊になりたいですか?」という質問に、"はい" と答えた6人で、ばってん少女隊は結成されたそうです。
(以上、IDOL AND READ vol.17より)
結成年である2015年。
メジャーデビューした2016年。
1stアルバム「ますとばい」がリリースされた2017年。
生バンド路線が花開きだす2018年。
そして、「脱・箱入り娘宣言」で裏側が明かされた、激動の2019年。
当時は「隊員」というファンの総称もなかったし、「OiSa」もなければ、りるみゆ (蒼井りるあ・柳美舞) だっていませんでした。
でも、ばってん少女隊は常に「最高」で、現場は多幸感に満ちていたし、だからこそインタビューに応じてくれる優しい鯛員さん (←かつて、ファンの間ではそう呼んでいました) も途絶えることがありませんでした。
◾️アイドル論、アイドルを語る歴史
アイドル論の古典:稲増龍夫著「アイドル工学」(筑摩書房、1989年) (※)によると、アイドル論の始まりは、1977年10月に始まった「近田春夫のオールナイトニッポン」で、パーソナリティの近田春夫氏が "歌謡曲 (特にアイドルの楽曲) " について、その特徴や、様々な聴き方・楽しみ方を話したところにあるそうです。
そして、近田春夫氏に影響を受けた当時の若者が、ミニコミ誌「よい子の歌謡曲」を1979年に創刊し、ライターはすべて素人の大学生や社会人で、「好き」「かわいい」に留まらない、アイドルについての記事を定期的に全国へ発信していったことに、アイドルを語る歴史の萌芽があったそうです。
1983年に単行本として発売された「よい子の歌謡曲」から以下、抜粋します。
この文章になぞらえて、こんな風に書いてみたいのです。
『今月の隊員さん』は、当事者によって作られている。たとえば、ある曲がYouTubeで100万回再生される。その数字だけをとれば、"バズった" ということだけでしかないが、その100万再生を支えた隊員さんに対して一人ひとりの推し方を聞いていったら、いったいどうなる? これが基本的な姿勢なのである。
すなわち、いつの時代もアイドルファンの想いは "ガチ" だったということです。
私は、アイドルについて語る人の味方でありたいと思います。
◾️隊員さんが語るばってん少女隊
「今月の隊員さん」の記事を通して「8年半」を感じられたら、それは「勘違い」。。。
と、先ほど書きましたが、そのとき自分も現場にいたんじゃないか、と「勘違い」できるくらい、熱量を持って「当時」のお話をしてくださる隊員さんにたくさん出会うことができました。
さらに、私より後から現場に入ってきた方からも、素敵なエピソードを教えていただける機会が多々ありました。
隊員さん一人ひとりに物語があり、その人越しに、それぞれの「ばってん少女隊」という物語があります。この物語はみんな違ってみんな良い。
「今月の隊員さん」が、まだ現場に来たことのない方へ届き、現場に足を運ぶきっかけになれば、これ以上の幸せはありません。
隊員さん、ばってん少女隊を支えるスタッフの方々、そして何よりばってん少女隊への最大限のリスペクトを持って、これからも「今月の隊員さん」を続けていきたいと思います。
当ブログではお話を聞かせてくれる隊員の方 (18歳、高校卒業以上) を募集しています。
特別なエピソードは必要ありません。「ありのまま」で大丈夫です。
接触厨も楽曲派もOK。楽しみ方は人それぞれ。(でも周りの迷惑には気をつけてね)
DDの方も“隊員の日”があるなら立派な隊員です。
ご協力いただける方はhttps://twitter.com/SuhaiGenba までDMでご連絡ください。
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