◇今月の隊員さん◇ 第83回:めぴさん
【プロフィール】--------------------------
女性、20代、職業:大学生、長野県在住
ツイッター●https://twitter.com/@mepimepi__
隊員歴●2022年2月から
主なアイドル遍歴●特になし
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めぴさんは、長野県在住、22歳の女性隊員。アイドルを推すのは、ばってん少女隊が初めてで、今年の3月に行われた「フレ!フレ!フレッシャーズ〜ひなまつりライブ2022〜」が初現場だったそうだ。
推しの上田理子さんを「天使ちゃん」と呼ぶ彼女に、ライブへ行ってみて驚いたことや楽しかったこと、隊員さんとのやりとりから感じたことや、自身の将来の夢など、さまざまに語ってもらった。
■「アイドルのライブ」「女の子を推す」
ばってん少女隊の推しは、上田理子ちゃんです。きっかけは今年の2月、友達に「ポニーテールと赤リップが似合う女の子を教えて」って言ったら、色んなアイドルの動画が送られてきて、その中から「この子が可愛い」ってスクショして送ったのが理子ちゃんでした。
それから一ヶ月後のひなまつりライブ (2022年 3.6@福岡DRUM LOGOS) (※) に行くことになるんですけど、私は今までの人生で「アイドル」や「女の子」を推した経験がなくて。
小学生の頃から推し活するために遠征するとか、声優さんのライブに行ったり、俳優さんがアニメキャラクターを演じる「2.5次元」の舞台、あと最近だと、VTuberを推してたりもして、色々ヲタクをしてきたんですけど。。。
これまでの推しは全員男の人だったし、ファンもほぼ女の人みたいな感じで、「アイドルのライブ」「女の子を推す」っていうのは、ばってん少女隊のひなまつりライブが初体験でした。
まず、何を持っていけばいいのかっていうところで、私が行ってた現場では「ペンライト」と「推しへのメッセージ入りのうちわ (または文字パネル) 」をセットで持つイメージがあったんですけど、友達から「ばってん少女隊のライブではペンライトだけの人が多いよ」と言われて。
「じゃ、メッセージを書いて見せたりできるスケッチブックを持ってる人はいるの?」とか、色々確認して持ち物を選んだ記憶があります。結局、ペンライトとスケッチブックと「顔面国宝 上田理子」っていう文字パネルを持って行ったんだったかな。
飛行機で福岡へ行って観たひなまつりライブの感想は、めちゃめちゃ楽しかった!
。。。って、ライブの後は毎回感想それしか言ってないんですけど (笑) 。お客さんの男女比は、圧倒的に女の子が多かったから、普段行ってる現場と似た雰囲気で、いやすかったなって感じはしました。
ただ、やっぱり現場で初めて分かることが多くて。例えば、ライブが始まったとき、お客さんが一斉にペンライトを頭の上まで上げたから「え? 無法地帯???」ってなりました (笑) 。
私が行ってた現場って、ペンライトは胸の高さまでしか上げちゃダメなんです。他のお客さんの邪魔になるから。演劇パートとライブパートがあって、ライブパートではペンライトを振ったり、「推しへのメッセージ入りのうちわ」でファンサ (=レス) をもらおうとするとか、コロナ禍になる前はコールもあったし、アイドル現場でやってることとすごく近いです。
だけど、ルールとして、ペンライトは自分の胸の高さより上げちゃいけないし、うちわにもサイズ規定があります。つまり、周りのお客さんの視界を遮るような行為はダメ。
そういう文化の現場にいたから、ひなまつりライブでは、めっちゃびっくりした記憶があります。
■お互い視線があってないのに「一体感」がすごい
ライブ中は「おっしょい!」でヘドバンしてるところとか、可愛い女の子たちが頭ブンブンしてるの、すごっ! ってなりました。映像で観てたから知ってはいたけど、現場だと、もっと色んなことを感じて。
アイドルのイメージって、メイクさんにセットしてもらった完璧な状態で登場して、その綺麗な状態をキープしたままパフォーマンスするって感じだったんですけど、ばってん少女隊は汗をかきながら、めっちゃはっちゃけてる (笑) 。
たしか、さくらちゃん (瀬田さくら) だったかな? 「ありがとーと」の間奏の頭を左右に振るところで、付けてた犬耳が勢いで取れちゃって。姿そのまま絶対崩さない!っていうんじゃなくて、取れちゃったけど、ま、いっか! みたいな感じで、笑顔のまま犬耳をパッて邪魔にならないところへ投げてたり。
それから、周りの隊員さんもステージのヘドバンにあわせて頭振ってるから、「え???」って、同時にびっくりした記憶があります。
「みんなヘドバンしてるけど、ステージ観ないの???」みたいな。
ヘドバン中って、こっちはステージ観えないし、逆にばってん少女隊のみんなも客席見えないじゃないですか (笑) 。でも、ステージとお客さん、お互い視線があってないのに「一体感」がすごい。その空気感がめっちゃ楽しくて。
どの曲も全力でやってて「メイクとか前髪が崩れちゃったりするのに、それでもみんな笑顔でやってる! えっ! めっちゃ可愛い!!!」って。
パフォーマンスを魅せるだけじゃなくて、「自分たちが楽しもう!」ってばってん少女隊のみんなが思ってるのが伝わってきて、それが本当にすごいなって思いました。その勢いのおかげで、ド新規の私も全力で楽しめたのかなって。
あと、MCでおしゃべりするとき、お水を飲んだりしてる姿も可愛かったり。
印象に残ってるのは。。。りるあちゃん (蒼井りるあ) の汗を拭く姿が可愛かったです。たくさん汗をかいた後だから、ぐわっと額を拭きたいはずなのに、タオルを手でゆっくり顔に押さえてて、必死に前髪とか崩さないようにしてる姿が観えて、そうだよね、やっぱ崩したくないもんね、あぁ。。。可愛いなって。
現場に行くまでの理子ちゃんの印象は。。。理子ちゃんの顔って目がパチっとしてる強めな系統で、それが好きなんですけど、スタイルもスラッとしてるし身長が高いイメージだったんですよ。170cmとか。
でも、実際にステージに登場したら、意外と身長は160cmくらいの自分とあまり変わらなくて。思ったより、なんというか。。。いい意味で “普通の女の子” が、一生懸命努力してアイドルやってるんだなって。それが尊いなってなりました。
■天使ちゃん、すごっ!
ひなまつりライブから約10日後には、初めての特典会で理子ちゃんとお話ししました。トークポートっていうアプリを使ってビデオ通話でのお話し会。
別現場でも特典会はたくさん行ってて、いつも私は前もって何を話すとか、色々準備をしておくタイプなんですけど、当日やるって決めたからメイクしながら「何ができるだろう」って考えて「YOIMIYA」の歌詞の通り、待ち合わせなら神社だ!って近所の神社へ行きました (笑) 。
歌詞では6時に待ち合わせですけど、理子ちゃんは6時15分以降開始のスケジュールだったので、流れでこんな会話をしました。
めぴ「はじめてまして〜〜〜!めぴです!」
上田「めぴちゃん!!!!!!」
めぴ「神社で待ち合わせしにきました!」
上田「うっそ!! 私も今から行かなきゃ!!!」
めぴ「6時から待ってたけど、来なかったから」
上田「えっごめ〜〜〜〜ん」
めぴ「明日待ってるからね!」
上田「ごめん! おっけおっけ!」
背景が神社で、YOIMIYAの歌詞になぞらえてることとか、理子ちゃんはすぐに気づいて流れを全部拾ってくれたので、すごいなって思いました。天使ちゃん、すごっ! みたいな (笑) 。
もっと緊張するかと思ってたら、SHOWROOMとかで言われてる「みんなの友達:上田理子」みたいな、”親しみやすさ” のおかげで全然そんなことなくて、「ひなまつりライブが初現場」で、「めっちゃ楽しかった」とか、たくさんあった話したいことは、時間内に全部伝えられました。尺もぴったりだったし (笑) 。
直接会えたわけじゃないけど、トークポートでのお話し会は本当に楽しかったです。
話してた感じが、高校時代、仲良かった子とクラス替えで別のクラスになっちゃったけど、たまに移動教室の廊下でばったり会って一瞬でしゃべるとき、みたいな感じでした。
「あのさ! ○○で××で、またあとでバイバイ!」みたいな (笑) 。超早口で一瞬だけど、全部通じてる、みたいな。
理子ちゃんは私と同い年なんですけど、アイドルとして特典会でもファンの人を幸せにしててすごいなって。本当に、全部がイメージ通りで幸せだったから、理子ちゃんを推せて良かったなって思いました。
■「相談なら、乗ります。」と言える自分になるために
出身は茨城で、大学進学で長野で一人暮らしを始めて、この春で大学四年生になりました。将来は社会福祉士を目指してます。具体的には、”介護を受けたいけど、どんな施設・サービスを選べばいいか分からなくて困ってる人” に対してアドバイスをする生活相談員などの「相談職」に就きたいと思っています。
高校生のころから心理カウンセラーとか、”悩んでる人の相談に乗る仕事” をしたいと思ってたんですけど、1対1の支援じゃなくて1対複数の方が自分のやりたいことだなって思って、地域福祉に進路を決め、大学も福祉系の学部へ進みました。
就職活動はもう終わっていて、来年の春に大学を卒業したら、まずは介護士として現場で経験を積む予定です。最初から市役所勤務で「相談職」を目指す、という方向もあったんですけど。。。今の自分じゃ難しいなって。
大学のカリキュラムで、色んな施設・サービスの実習をさせてもらう機会があって「現場で吸収できること」は、とにかくたくさん体験したかったから、回れる限り色々なところで実習させてもらったんですよ。
そこで強く感じたのが、今の私は「社会経験の浅い若い女」でしかなくて。はっきり言えば、なめられるんですよ。
自分では基礎知識を勉強した上で話してるつもりでも、一切対応してくださらない方もいるし、例えば生活保護を受けてる方の中には、家族からも見放されてることが多くて、孤独な状態で。。。他人に優しくできないっていうか、あたりが強い。そして、怒りの矛先が職員。
実習で、そういう体験を経て、今の自分がいきなり「相談職」をやろうとしても、すぐにつぶれてしまうだろうなって。
一方で、自分に向いてるなと思ったのが、利用者さんの身の回りのお世話をして、一人に対して深いコミュニケーションを取れる、現場での介護士の仕事でした。
基本的に人と話したりコミュニケーションを取るのが好きで、短時間でも利用者さんと深く関わることができたし、実習期間の一ヶ月が終わるときには、泣きながら別れを惜しんでくださった方もいて。
そういう経験から、まず介護士として何年か実務経験を積んで、それから色々なサービスを持っている、大きな法人などの施設へ進む。そうやって、色々な事柄を経験した上で、介護で困っている方に「こういう選択肢があります」と提案できる、頼れる相談職員さんになりたいです。
実は、隊員のあかねまんさん (※) も私の希望する進路と近いお仕事をされていて、就職活動で進路を考えるときに、色々と相談に乗っていただきました。
学校の先生より年齢が近いし、お話を聞いていると現場のリアルな部分が見えてきます。単に「就職活動のハウツー」の話じゃなくて、例えば30歳になるときに、私はこういう風になっていたくて、こういうプランで考えてるんですけど、どうですか? と具体的な相談をさせていただきました。
実際に現場で活躍されているあかねまんさんから「その考え方でいいと思うよ」と言ってもらえたことも、就職活動の支えになったので、すごく感謝しています。
■新規が置いてけぼりにならない現場
Twitterアカウントを作ったのが今年の2月2日で、最初は「うえだりこちゃんが好きだ〜!」って叫ぶだけのアカウントにするつもりだったんですよ。だけど「ばってん少女隊の新規ファン」のアカウントだって分かると、先輩隊員さんたちが色々オススメの曲や動画を教えてくれたり、スペース (=Twitterのライブ音声会話機能) をやったら、色んな隊員さんが「ばってん少女隊のライブでは、昔こんな出来事があったんだよ」とか教えてくれました。
ドドドド新規なのにあんなに優しくしてもらえる界隈は初めてで、頭があがらなかったです。
4月には渋谷でのライブ (2022年 4.17@渋谷CLUB QUATTRO) に行きました。就職活動も終わったし「渋谷楽しみ」とかツイートしてたんですけど、ひなまつりライブと違って、今度はお客さんに縛りがない普通のライブで、男の人がたくさん来ると聞いていたので。。。正直「ライブに行く前の不安」は、すごく大きかったです。
全然知らない男の人たちの中にポンって放り込まれるのって、怖くない? って思ったし、座席がない、オールスタンディングのライブハウスも初めてで。
でも、物販列に並んでるときだったかな? 事前にポッドキャストをやって顔を知ってたほくゆさん (※) に「めぴさんですよね?」って声をかけてもらって、そこからSNSでつながってた色々な隊員さんを紹介してもらうことができました。会場に入ってからも、最初何も分からず立ってたら「そこからじゃ観えなくない? 場所変わるよ」って女の子が観えやすいように、皆さん移動してくれたりして。
漠然と怖いイメージがあったし、実際声をかけてもらうまで、一人でひよってたんですけど (笑) 、優しい隊員さんに助けてもらって。。。会場全体で一緒に盛り上がろうって感じで、すごく楽しかったです。
最初に「文化の違いに驚いた」と色々話しましたけど、今のばってん少女隊も、グループが結成されていきなりボンッと出来上がってたわけじゃなくて、色んなことがありながら、大事に育てられていったものだと思うので、今の私は少しずつ、その文化を吸収していってる感じです。
曲中でクラップを入れるタイミングとか、体験しないと分からないことも多いから、別現場での経験をベースに、こんなところが少し違うんだなとか、学んでる感じで。実は飛行機自体、あんまり乗ったことがなくて (笑) 。これまでの推し活って、遠征するときは東京へ長距離バスで行くことが多かったです。だけど、ばってん少女隊の場合、中心が九州・福岡で、東京じゃない。そこも面白いところだなって。
5月の九州7ツアーは、長崎 (5.14@DRUM Be-7) と佐賀 (5.15@佐賀GEILS) のライブに行って、隊員さんの紹介タグ (※) のおかげで、ライブ前後も九州観光を満喫できました。
新規隊員さんへ伝えたいことは。。。自分もまだまだ新規だけど、現場を楽しんでるよってことを伝えたいです。
渋谷のライブで、SNSでやりとりしてた女の子と初めて会ったんですけど、その子は大学生くらいで、一人で観に来ててライブハウスに行くのも初めて。ほとんど私と一緒 (笑) 。お母さんからも心配されてたらしいんですけど、私が「渋谷のライブ行くー! 楽しみー!」みたいにSNSでわーわー言ってたのを見て、女の人も来るから大丈夫だって思ってくれたらしくて。
当日会う約束をして私から「今、どこにいますか?」とか連絡して。私の場合、社交辞令じゃなくてガチで会おうとするんで (笑) 。私は色んな隊員さんがかまってくださったけど、多分、そんな感じでライブに行ってみたいけど、一人だから。。。ってなってる人とか多いと思うんですよね。
自分がしてもらったみたいに、新規の人が置いてけぼりにならないような現場が続けばいいなって思います。だから、私も自分の中で閉じずに、この日に、こんな人たちと出会って、こういう楽しい体験をしたんだよっていうことを、これからもツイートしたり色んな人と共有していきたいなって。
明後日、7月3日は結成7周年記念ライブ (@福岡国際会議場) ですね。ばってん少女隊や、隊員さんたちとまた “待ち合わせ” できる。本当に楽しみです。
【隊員さん募集】
当ブログではお話を聞かせてくれる隊員の方 (18歳、高校卒業以上) を募集しています。
特別なエピソードは必要ありません。「ありのまま」で大丈夫です。
接触厨も楽曲派もOK。楽しみ方は人それぞれ。(でも周りの迷惑には気をつけてね)
DDの方も“隊員の日”があるなら立派な隊員です。
ご協力いただける方はhttps://twitter.com/SuhaiGenba までDMでご連絡ください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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