【ライブレポ】ばってん少女隊9周年記念ライブ〜「こんなにたくさん福岡に集まってくれてありがとう!」と、瀬田さくらは言った〜
本日は、福岡市民会館で行われた、ばってん少女隊9周年記念ライブを観て来ました。
全国的に雨模様の本日、福岡市の天気も、あいにくの雨。。。ですが、天気なんて関係ない!
みんなで一致団結して盛り上げるぞー! と、隊員 (ばってん少女隊ファンの総称) にとっての「救済」の地:九州は福岡県へ集合なのでありました!
なお以下、セトリ等ネタバレ有りでレポしてますので、配信アーカイブこれから観るからまだ知りたくなーい、という方はここでばいばいばーい。
でも観終わった後、読んでみてもいいかな、と思ったらまた帰ってきてね。
■ライブレポ
概要 (セットリスト)
18:03~20:06
観客約1,600人、有料配信あり
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セットリスト
0. メンバー紹介ショートムービー
1. 禊 the MUSIC
2. 御祭sawagi
3. 己MYself
4. ますとばい!
MC 自己紹介、福岡に集まってくれてありがとう!
5. 南風音頭/以下、ソロダンス:希山愛
6. さがしもの/蒼井りるあ、人文字「9」
7. 和・華・蘭/柳美舞、春乃きいな
8. 沸く星/上田理子
9. Bright & Breezy/瀬田さくら
10. 無敵のビーナス (瀬田美舞ver.)
11. Just mean it! (希山上田春乃りるあ.ver) (衣装チェンジ)
12. でんでらりゅーば!
MC 九州ブロックいかがでしたか? 客席にはPARKGOLFさん!
13. あんたがたどこさ〜甘口しょうゆ仕立て〜
14. OiSa
15. YOIMIYA
16. ヒナタベル
17. ureshiino
MC 周年ライブもラストスパート!
18. ばりかたプライド
19. 虹ノ湊
20. BAIKA
もう一献(アンコール)
E0. (メンバーが客席に登場)
E1. サニー・サイド・スリープオーバー (初披露)
MC 告知、記念撮影
初出し情報①新曲「トライじん」等リリース決定!
初出し情報②秋ツアー 海外:インドネシア (仮) 追加!
初出し情報③無限会社スタプラ企画:「うなぎで、ニッポンを元気に!」プロジェクト始動!
1人ずつ最後のご挨拶
E2. 夢のキャンバス
E3. おっしょい!
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●会場の様子〜不良馬場でのレコードタイム〜
感染症防止拡大防止対策は、公式サイトで特典会当選者 (※終演後のミーグリ) へのマスク着用呼びかけのみでした。
さて、福岡市民会館大ホールは、キャパ:1,770席。後ろに行くほど段差があって観やすく、最後列でも距離を感じない素敵な会場でした。
で。。。本日の会場、9割がたお客さんで埋まっていました!
わたくし、いつもレポでは観客数について、「目測での見積りより、さらに多めの数」を書いていく (つまり、大げさに盛る) 方針なのですが、本日の数字は「マジのやつ」です。
白状します。こんなに大勢のお客さんで埋まるとは、思ってた想定の遥かナナメ上。
わたくしの知る限り、ばってん少女隊の「福岡での最高観客数」は、昨年の8周年記念ライブ (2023年 7.8@キャナルシティ劇場) でチケット完売した「1,100人」。
これを更新する「1,600人」(当社調べ) です!
競馬に例えるなら、不良馬場で福岡のレコードタイム (新記録) を叩き出した、みたいなことです。
本当にすごいことだし、嬉しいことなので、最後の◾️雑感で改めて書きますよ。
開演約5分前、大人組 (上田→春乃→瀬田→希山の順) による諸注意 (迷惑行為の禁止等、お約束もろもろ) があって。。。
「昨年の8周年では年少組のりるみゆが諸注意してたっけな〜」なんて、思いを馳せ、いよいよ開演のお時間です♪
●序盤:アイドルとして歌い踊り続けた1年
定刻を少しだけ過ぎた18:03、ステージ後方に設置された画面5分割のスクリーンに、6人を紹介するショートムービーが流れ、スクリーンの間からばってん少女隊が登場。
1曲目は「禊 the MUSIC」でした。
上田「9周年記念ライブ、スタートしました! 福岡市民会館楽しんでいきましょー!!!」
かつて、ちゃん瀬田が「『禊 the MUSIC』は、今まで私たちがアイドルとして活動してきた全てをぎゅっと詰めてある」と語ったことがある曲 (※) 。
「アイドルは歌い踊るよ music」「きっとそれが希望なんだ」
自らの活動を噛み締めるように歌う「禊 the MUSIC」は、昨年の8周年記念ライブ:本編ラストを飾った曲でもあります。
あれから1年。本日最後の挨拶で上田さんから "九州・福岡を拠点として活動する難しさを感じることもあった " と語られる、決して "楽しいことばかりではなかった"、ばってん少女隊の9年目。
「Save or die! (救済か死か) 」
かつて、グループが解散の危機に直面した、2019年と同じ挑戦:東名阪福のZeppツアーを行い、残念ながら集客が思うように伸びなかった春ツアーから、本日の "ほぼ満員" の会場という、奇跡。
"九州のお祭り騒ぎ” を込めた「御祭sawagi」
"マイクを握れ!" と誓う「己MYself」
そして、"帆を上げろ!" と未来への飛翔を歌う「ますとばい!」
会場、そして配信を通し、全世界へ向けて、ばってん少女隊は自らの物語を、これからも続けていくことを宣言したのでありました!
●中盤①:九州ブロック
上田「9周年記念ライブへお越しの皆さん、こんにちは! 私たち。。。」
6人「ばってん少女隊ぃいいいいい」
会場「だぁーーー!!!」
1人ずつキャッチコピーを添えて自己紹介を経て。。。
瀬田「こんなにたくさん福岡へ来てくれるなんて!」
上田「SNSでも拝見しましたが、昨日から来てくださった方もいて、九州を楽しんでいただいているみたいで! え〜本日は、あいにくの雨ですが。。。」
春乃「足下の悪いなか、お越しいただきましてありがとうございます!」
上田「9周年ですからね〜」
春乃「『9』と言えば、"九州のお祭り" をモチーフにした私たちのアルバム『九祭』ですよ!」
希山「まだまだ踊れますか〜? それではみんなで踊りましょう!」
●中盤②:「本日の隊員さん」
瀬田「九州ブロック、いかがでしたか〜?」
会場「 (大拍手!) 」
上田「このブロックは、ソロダンスを挟んだり、ユニットで歌ったりと、本日のために編曲をしての披露でしたが、作ってくださったのは。。。ばってん少女隊の "ほぼ7人目のメンバー" と言われているPRKGOLFさんです!
本日、客席にいらっしゃるということで。。。」
「客席に!?」と、多くの方が思った瞬間、観客席中段あたりに、立ち上がってガッツポーズでステージに応える、"俺たちのPRKGOLFさん" の姿が!
これまで何回も、ばってん少女隊ステージに「DJ」として参加し、楽曲の魅力を何倍にも膨らませてきたPRKGOLFさん、まさかの「本日の隊員さん」として登場です!
上田「昨日、SNSで『なんでかわからないけど福岡にいる』とコメントされてて、隊員さんから "9周年記念ライブに出演するんだ" と思われてたみたいなんですけど、いや、私たちが知らない、知らない、と (笑) 」
会場「 (笑) 」
上田「は〜い (笑) 、ということでPRKGOLFさん、客席からばってん少女隊を観るのは本日が初めてということで、楽しんでください♪」
で、PRKGOLFさん、わたくしの席の、本当に目の前にいらっしゃったんですよ。ステージを観ると「PRKGOLFさんの背中」が自然に視界へ入るくらい。
「おおお、パーゴルさんの背中越しにばっしょー観るとか、もう2度とないぞ」なんて思いながら、楽しそうな背中と、ばってん少女隊が笑顔で「なんでか分からないけど楽しいことばかり」と、歌い踊る姿を観ていたら。。。多幸感のあまり、涙が込み上げてきました。
●終盤①:コロナ禍以降のシングルセトリ〜最愛の日々に髪飾りを〜
終盤、コロナ禍以降にリリースされたシングル曲を中心にしたセットリストで、本編終了まで全力疾走です。
クライマックスは。。。なんといっても「BAIKA」でした。
厳しく寒い季節に耐え、咲き誇らんとする "梅" をモチーフとした楽曲は、これまでの道のりを乗り越えてきた矜持を歌っているようであり。
初々しいりるみゆの写真をはじめとする、数々の「思い出の写真たち」がスクリーンに映し出され、そこに重なっていく「BAIKA」の歌詞。
「最愛の日々に髪飾りを」
「強く強く立ち並ぶのさ」
「咲いた 咲いた いと清らなり」
ー6周年記念ライブー
2021年 7.3@福岡国際会議場、その日のレポはこちら。
コロナ禍で、隣の席と間隔を空ける "ソーシャルディスタンス" のためか、チケット販売を途中で中止せざるをえなかった (と私は思っている) 。
一方で、りるみゆにとって初めての周年ライブで、ばってん少女隊の「再生」が印象深かったライブ。
ー7周年記念ライブー
2022年 7.3@福岡国際会議場、その日のレポはこちら。
前年と同じ会場で、今度は "ソーシャルディスタンス" 無しで、「福岡でのキャパ:1,000人の壁」を、とうとう完売してみせたライブ。
ー8周年記念ライブー
2023年 7.8@キャナルシティ劇場、その日のレポはこちら。
"声出し解禁" 後、初の周年ライブ。隊員の大歓声とともに、キャパ:1,100人の会場を完売させ、当時の歴代シングルをほぼ全て披露し、"出し切った" ライブ。
「昔のことも昨日みたいだ」
「BAIKA」の歌詞と、「思い出の写真たち」がスクリーンに映し出されていく中、ステージの6人が手を合わせ、スクリーンの画像と一致した瞬間、「Thank you」の文字が。
6人が愛され続ける理由が全て詰まっている、最高の「BAIKA」でした。
●終盤②:いつまでも飛んでいたい、と僕らは思っていた
本編終了後、「アンコール」の声が鳴り止まない中、ばってん少女隊6人が客席へ "会いにいく" という演出が、昨年の周年ライブに引き続いて行われました!
隊員さんとの信頼関係があってこそ成り立つ、幸せな演出。
最高の雰囲気の中、新曲の披露と、各種告知が。
10年目のばってん少女隊、そして隊員ライフは、まだまだ続きます!
最後に、1人ずつ今までを振り返ってのご挨拶。
以下、大意として記します (なお、省略しますが、6人とも冒頭で隊員さん、スタッフの方々への感謝の言葉を述べています) 。
希山「ばってん少女隊として9年活動してきて、今はここにいない方も含めて、皆さん一人ひとりと出会えた奇跡に感謝です。
逃げ出したいときも、隊員さんたちがいることで救われています。
9年進んできたこの道を信じて、10年目も隊員さんと色んな思い出を作っていきたいと思います」
春乃「大人になるにつれて、色んなことが見えてきて "継続すること" の難しさを感じることがあります。
そんな中で、ばってん少女隊が9年間も "続いていること" 。
本当に皆さんのおかげで実現できている、奇跡だと思うからこそ、10年目もばってん少女隊を "続けていきたい" と思っています」
りるあ「このお話タイムが始まったということは、"もう終わる" ということなので、寂しさがMAXです。
このままずっとしゃべり続けたいけど、それはダメなので。。。
隊員さん、それぞれの人生とか、生活がある中で、今日同じ時間を過ごせていることに感謝しています。
アイドルとして、今でも十分に幸せだけど、もっとも〜っとりるあは幸せになりたいので、もっとたくさんの隊員さんと素敵な景色を見たいです。
みんなのことが大スキです!」
柳「ばってん少女隊に加入して、私とりるあちゃんは4回目の周年ライブなんですけど、昨日も緊張と不安な気持ちになってしまって。。。でも隊員さんのメッセージを見て元気をもらいました。
アイドルだから、私たちを観て、皆さんに幸せになってもらいたい。
私たちに会いに来て、幸せになってもらいたい。
10年目もばってん少女隊に、ついて来てください!」
瀬田「周年ライブはいつも福岡で開催してるんですけど、今年は福岡市民会館という大きな会場でやらせていただいて、県外や海外からも隊員さんが集まってくださって本当に感謝しています。
九州、そしてばってん少女隊をもっと好きになってもらえるよう、これからも頑張っていきます」
上田「9年間でたくさんの経験と、出会いを経て、最近は "九州、福岡を拠点としてやっていくこと" の難しさを感じることもあります。
でも、私たちは福岡で生まれたグループで、 "九州、福岡を拠点としてやっていること" を、言い訳にもしたくないし、間違いだったと思われないよう、"ばってん少女隊をこの時点から応援してて良かった" と思ってもらえるくらいのグループになっていきます。
。。。というわけで、ラスト2曲!
終わりたくない、という思いをぶつけて、最後まで精一杯盛り上がっていきましょう!」
「もっと高く飛びなさい」と、6人は、最後まで煽っている。
「いつまでも飛んでいたい」と、僕らは思っている。
これまで積み重ねられてきた、彼女たちの努力と、隊員さんたちの祈りが結実する、周年ライブ。
最高の「おっしょい!」ジャンプで、福岡市民会館はフィナーレを迎えたのでありました。
上田「9周年記念ライブ、こんなにたくさんの隊員さんとお祝いできて嬉しかったです!
それでは以上、私たち。。。」
6人「ばってん少女隊ぃいいい。。。」
会場「だぁー!!!」
6人「 (マイクを通さず) ありがとうございましたー!!!!!!」
■雑感
本日の9周年記念ライブ開催が発表されたのは、昨年のTOKYO DOME CITY HALLでの単独ライブ (2023年 12.17) にて。
3月〜4月にかけて行われた、東名阪福のZeppを廻る春ツアー開催とセットで告げられました。
で、残念ながら、春ツアーについては、集客が期待通りにいかず。。。
春ツアーファイナルのZepp Haneda (2024年 4.21) での最後の最後、ちゃん瀬田が残した言葉「9周年で会おうな!」が、全てを物語っていました。
要するに、「嫌な予感」がしてたんですよ。
2019年にも、東名阪福のZeppを廻る春ツアーが開催され、ライブは最高だったけど、集客が伸びず、その年限りでビクターとのメジャーレーベル契約解除。
後にぐーぐうCHの動画「脱・箱入り娘宣言」で、メンバーと当時の運営との信頼関係に亀裂が入り、ばってん少女隊は解散寸前だったことが明かされました。
「あのとき」と、同じじゃん。。。
そう思っていた隊員さん、私だけではないはずです。
本日17:00頃、天神駅から15分くらい歩いて会場入りしたんですけど、冗談みたいに激しい大粒の豪雨が降っていて、やっと会場に着いたとき、「動悸・息切れ」が全然収まらなかった理由は、「40歳を過ぎたから」だけじゃないはず (それもあるだろうけど) 。
悪い意味での「ドキドキ」が止まりませんでした。
ところが。。。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」©︎川端康成 的な、驚くほどの、思ってたのと違う "別世界" が広がってるじゃないですか!
これが、本当にばってん少女隊の9周年記念ライブなんでスカ?
埋まってる。。。会場が埋まってる。9回逆転満塁ホームランが飛び出たみたいな、これまでの逆境が、全て、このための伏線だったかのような展開。
柳「お待たせしました」
りるあ「ここらで、大逆て〜ん!」
「ばりかたプライド」の歌詞が、こんなにぶっ刺さる日がやって来るとは。
これだから、ばってん少女隊は最高ですよ!
隊員さんも最高ですよ!
"来る" なら「来る」って言ってくださいよ! 春ツアー全然来なかったのに、今日めっちゃ来るじゃん! 本当にありがとうございました!
あああ。
良かった。本当に良かった。
ありがとう、ばってん少女隊。
これからも、ずっと、応援しています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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