論文:多目的最適化手法を用いたテストケース優先度決定手法

こちらです。テストケースの実行順を決める問題は、結構論文が出ていますよね。この論文では

>カバレッジに加えて、テストされる機能の重要度と実行時間を考慮

するようです。おそらくタイトルにもある多目的最適化というのが本論文のポイントなのでしょう。


>肥大化するテストケースの量を抑制するために、テストケースの選択、テストスイートの最小化、テストケースの優先度付きの3つのアプローチがある

ほんとうかなぁ、すべて同じことを言っているように僕には思えますが。。なぜなら、テストケースの選択はそもそもリスクに応じて、テストケースの量を決めることであり、それは逆に言うと許容されるレベルまでテストケースを減らすことになります。そして、許容されるレベルまでテストケースを減らすためにはテストケースの優先度付けが必要なので、これも同じことに言っているように見えるんです。変なこと言ってますかね。


>多目的最適化とは、複数の目的を最適達成する解を見つける手法である

複数の目的変数があるということですね。よくわかる。


>本研究では時間制約を設定せず、任意の時点でテストを打ち切ってもできるだけ質の高い効果が得られるような優先度付けをする

これは面白いですね。先行研究では、時間制約を固定にしてその範囲内で最適にするために、という問題だったのが、ここでは時系列で常に最適になるようにする、ということですもんね。まぁ前提条件のもと優先度を正しく並べることができれば、常にいつ打ち切っても大丈夫になるか。


>重要度、実行時間、カバレッジ、これらの3つの目的を組み合わせて

これをどう組み合わせるのかがしりたい…。それが多目的最適化手法として固まったものがあるのですかね。そっちを調べてみようかな。


目的としては、あったらよさそうだな、と思いました。やり方がわからないのがつらいところ。


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