期待結果と事後条件について
テストケースの定義はこちらです。
>A set of preconditions, inputs, actions (where applicable), expected results and postconditions, developed based on test conditions.
より。
期待結果と事後条件の違いはいったい何だろう、という話が挙がっていました。定義から行くと、
期待結果:The predicted observable behavior of a component or system executing under specified conditions, based on its specification or another source.
事後条件:The expected state of a test item and its environment at the end of test case execution
です。差異としては、
observable behavior <-> state
component or system <-> test item or its environment
? <-> at the end of test case execution
があるでしょうか。やっぱりstateかそうでないかがカギですよね。期待結果として見られるものはなんらかのふるまいであり、もし状態が期待結果となるのであればそれは状態が結果としてふるまいになっているだけであると考えると区別はできそうです。あとは、テスト環境が事後条件には含まれることが特徴的ですね。テスト環境まで言及してしまうとテスト実装によるのであんまりうれしくない気が。
では、実運用としてどうすると意味がありそうかについて考えてみます。
で、やっぱり、テスト実装なんですよね。事後条件と事前条件が一致する場合にテストケースの実行順を決めるのに役立つ。それぐらいな気がします。
この事後条件という考え方は
ここで書いたSceneの考え方に類似していて、テスト環境含めて今の状態を示すものだということです。
もしテスト実装に使うのであれば、事後条件はCompleteである必要がある、とは思いますけどね。
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