テスト戦略の解釈
テスト戦略が含むものとして、ISO/IEC/IEEE 29119-2では以下が書かれています。
“the test sub-processes to be implemented; the retesting and regression testing to be employed; the test design techniques and corresponding test completion criteria to be used; test data; test environment and testing tool requirements; and expectations for test deliverables.”
ちなみに29119-2ではテスト戦略を決めるのはテスト計画の中で行われる作業です。テストサブプロセス(テストレベルとか、テストタイプとか)の決定についてはテスト計画っぽいですよね。再テストやリグレッションテストの方針を決めるのも早期にやっておいた方がよさそうです。
テスト設計技法やテスト完了クライテリアについては粒度次第ですね。全体に適用されるような方針レベルのものであればいいですが、それぞれのコンポーネントに対するクライテリア、とかになると、テスト計画時点では未知なのでは、という気もします。
テストデータやテスト環境、ツールなどはだいぶ詳細ですね。やっぱりこれもテスト計画段階で決め切るのは難しいと思います。
ということで。
"During the course of testing, the test plan may need to be modified in response to the results of implementing the plan and new information becoming available. Depending on the scale and nature of the changes, a variety of activities in figure 6 will need to be re-visited to maintain the test plan."
という文章が載っています。つまり、テスト計画を一度作った後でも実際に進めていく中で修正すべきということです。なので、上記で詳細すぎると書いた情報は最初の段階ではある程度抽象的に書いておいて、プロセスが進むにつれて詳細化していく、ということになると思われます。
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