トゥールミンモデル調べた

自分の頭の中を整理するときに使う手法が欲しいな、とおもったので、最近受講した研修の中に出てきたトゥールミンモデルを調べてみました。ロジカルシンキングの話とかにも出てくるのかな。

こちらをまず見てみました。


トゥールミンモデルの簡易版として三角ロジックがある、そうです。

三角ロジックは後述するトゥールミンモデルから、議論の主役である主張(Claim)、根拠(Data)、論拠(Warrant)を抜粋したものです。

それ以外は枝葉末節なので、まずはCDWを書こう、という話ですかね。まぁ人間そんなたくさんの要素をいきなり正確に区別して扱えないので、良いカスタマイズかなと思います。

こちらにも

Q・R・Bの三つは,はじめのC・D・Wに対する「但し書き(条件づけ)」として一括する(その中での下位区分と考える)ほうが理論的にもすっきりするし,実際的にも扱いやすい

と書いてあります。僕みたいな初心者はCDWから始めた方がよさそうですね。

なんか書いてみよう。その前に定義のおさらい。

主張(Claim)
自分の意見のことです。
根拠(Data)
主張(Claim)の裏づけとなる事実のことです。これにより主張(Claim)の妥当性を高めます。
論拠(Warrant)
根拠(Data)をどのように捉えたかを述べることです。これにより主張(Claim)と根拠(Data)の関係性を明らかにします。

ですって。では改めてやってみよう。

Claim:明日の夕ご飯はキムチ鍋だ
Data:明日は金曜日
Warrant:金曜日はだいたいキムチ鍋をたべている

こんな感じ?DataをどうとらえるかがWarrantということなので、たぶん合っていると思う。

Warrant:土曜日にデートがあるからニンニクは食べたくない

だと、

Claim:明日の夕ご飯はキムチ鍋だ

になりそうだし。

ここにB/R/Qを加えてみよう。B/R/Qはこんな感じ。

裏づけ(Backing)
論拠(Warrant)を支持する根拠を示すことです。論拠(Warrant)は人によって相当異なるため、裏づけが必要となります。
反証(Rebuttal)
論拠(Warrant)の保留条件を提示することです。蓋然的(不確か)な議論をする以上、主張(Claim)と根拠(Data)の関係性を100%保証することはできません。このため、予め保証できない条件を想定して、保留条件を設定しておくのです。
限定詞(Qualifier)
論拠(Warrant)の確かさの程度を示すことです。蓋然的(不確か)な議論をする以上、自身の論証の正しさの程度に制約をつける表現が必要となります。

うーん難しくなってきた。

Backing:金曜日の過去1年のキムチ鍋率は80%だ
Rebuttal:土曜日にデートがある場合はキムチ鍋を食べないようにしている
Qualifier:高い確率で

って感じですかね。合わせて日本語にしてみると、、、

明日は金曜日だから、高い確率で明日の夕ご飯はキムチ鍋だ。なぜなら金曜日はだいたいキムチ鍋をたべているからだ。事実として、金曜日の過去1年のキムチ鍋率は80%だ。ただし、土曜日にデートがある場合はキムチ鍋を食べないようにしている
(でも明日はデートじゃないから、大丈夫。)

こんなところでしょうか。QualifierやRebuttalは確かに不要そうですね。

明日は金曜日だから、明日の夕ご飯はキムチ鍋だ。なぜなら金曜日はだいたいキムチ鍋をたべているからだ。事実として、金曜日の過去1年のキムチ鍋率は80%だ。

これでかなり筋がとおります。Data->Warrant->Backingとすることで主張を認めやすくなる気がします。

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