UTP2とKDTの共通点
先日UTP2の話を出しました。前回はテスト独自のプロシージャの話をしましたが、今回は少し関連して、テストの「合成プロシージャ」の話をKDTと絡めてしてみたいと思います。
UTP2では、8.5.2において、Procedural elementsの定義をしています。プロシージャの要素、ですね。
Procedural elements constitute the building blocks of procedures and test procedures
とのことです。どうでもいいですが、僕は結構このbuilding blockという言葉が好きです。どうでもいいですね。積み木、とでも訳すのでしょうか。つまり、プロシージャまたはテストプロシージャの要素、部品となるものがProcedural elementということです。また、Procedural elementはis-aとして、atomic procedural element, compound procedural element, opaque procedural elementの3つが書かれています。atomic procedural elementは
A procedural element that cannot be further decomposed
compound procedural elementは
A procedural element that can be further decomposed
と定義されています。わかりやすいですね。atomicの方が、その名前の通り最小単位で、compoundは合成されたprocedure elementだといえそうです。
で、タイトルにある通り、ちょっとここでISO/IEC/IEEE 29119-5のKDTとの比較をしてみます。僕の理解では、UTP2のprocedureはKDTにおけるKeywordと同じ意味かな、と思っています。そして、Keywordはcomposite keywordというものが定義できると記載があるのですが、それはまさにcompound procedureといえるのではないかな、と思っています。ちょっと気になるのが、後者はloopとかalternativeとかだと言っているので、複数のprocedureを必ずしもくっつけたものだとは言っていないことです。
真相はいかに。
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