テスト観点についての思考2

最近テスト観点について書いたのですが、もう一歩考えを深めてみたので、まとめのために書いてみます。

前回の話のまとめは、

・テスト観点=テストケースではない

・テスト観点が組み合わさると一つのテストケースになるわけでもない

・テスト観点の関係性もテスト観点だと思う

ということでした。

そこから少し考えまして、テスト観点が組み合わさったもの、について話したいと思っています。


テスト観点が組み合わさったものからテストケースは生まれる

テスト観点が一定のルールで組み合わさったものから、一つ以上のテストケースが生まれると考えています。テスト観点の組合せの例は

「文字色」「文字サイズ」を「無則で組み合わせ」る

とかです。

これは、多くの場合テストしたいことに強く紐づきます。JSTQBで言うテスト条件です。JSTQBではテスト条件からテストケースを生み出しますが、その前にテスト観点の組合せが1つ挟まるイメージです。


テスト観点の組合せはテスト条件とイコールか

詳細度の点で言うと、多くの場合テスト条件が一つ以上のテスト観点の組合せで実現されることが多いかなと思います。テスト条件は目的で、テスト観点の組合せはその実現手段だからです。ただ、テスト観点の組合せがとても広い範囲のことを表現する可能性もあるため、テスト条件とテスト観点は1...n:1...nでしょう。

イコールかという意味では、手段と目的、という違いがあります。


テスト観点の組合せって、MBTにおけるテストモデルなのでは

テスト観点の組合せからテストケースが生まれる

ということから考えると、テスト観点の組合せってテストモデルに見えてきませんか。僕自身のテストモデルのオレオレ定義はテスト技法(世の中に存在するものでもしないものでもいい)を適用するとテストケースが生成できるもの、だと思っているので。

あと、ここで言うテストモデル相当は、別の言葉で言うと

テスト対象を、テストの視点から、構造や属性の着眼点で「視た」もの

だと思っています。テストの視点から切り取ったもの、ともいえるでしょうか。それを以前引用した↓では。test aspectと呼んでいるのでしょうか。


書いていてどんどんわからなくなってきました・・・


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