論文:A Test Analysis Method for Black Box Testing Using AUT and Fault Knowledge
今日も論文シリーズです。またまた湯本先生。
こちらで引用している論文でした。
内容を簡単にまとめると
・テスト分析というプロセスはテスト条件を出すプロセスである
・テスト条件って出しづらいよね。テストカテゴリーというのを使うといいよ
・実験したらうまくいったよ
ということですね。これが噂の某泊りがけイベントで行われた実験結果を使ったやつかな?もしそうなら僕はその被験者の一人ということになりますね。光栄です。
名言
>Test analysis is the activity to refine Application Under Test (AUT) into proper size that test design techniques can be applied to
良いこと言うなぁ。
これに対する答えを与えてくれているようですね。
テストカテゴリーの作りかた
>The design method of test categories is similar to the method used for setting up the subtopic in the Hierarchical Holographic Modeling Method (HHM method)
>After listing up subtopics against selected head topic (i.e. features to be tested), the overall subtopics should be reviewed, the symbolic name should be given to the subtopics as a whole, and it should be made into a test category
これを見る限り、かなり上位のテスト観点でもあるし、テストタイプのようなものでもあるように見えます。この(有限の)テストカテゴリを使ってフィーチャーを見ることで、テスト条件を洗い出しましょう、ということです。
たぶん最初の仮説はとても正しくて、徒手空拳でテスト条件をテストベースから洗い出すのは難しい、だから少しでもサポートできるようにテストカテゴリーというものを使う、と。少なくともないよりはあった方がいいのは感覚的にも間違いがないので、結論に対してはそうだなーと思います。
ですが、テストカテゴリーの厳密な出し方や、詳細度、十分性の議論などもろもろ考えなければならないことは残っているように思います。続きの論文あるのかなぁ。
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