STAC2020に参加した
毎年毎年、本当にすごいですよね。今年は登録者1000名弱だそうです。
CI パイプラインでのテスト戦略とその実現方法
CI/CDの説明から始まって、テスト戦略の具体例含めての内容でした。すごくわかりやすかったです。Discord等でも出ていましたが、テストアワーグラスの話が興味深かったです。
あとは、みんなでデプロイメントパイプラインの実例共有しよう、というメッセージも、いいなーと思いました。本読んでも知識だけ手に入って実現系がイメージできないんですよね(すっごく賢い人をのぞいて)。
AppiumのWebViewアプリテストの仕組みとハマりどころ
WebViewという技術を使って、モバイルをWebアプリにして扱う、という話でした。Webアプリとして扱うと、(多分)Webアプリとモバイルアプリで両方提供しているサービスにおいて、楽になると、という話だと理解しました。それ以上は僕の背景知識では厳しかったです。。
テスト自動化導入に取り組んだ1年の歩み 〜E2E編〜
昨年のSTAC2019の伏線改修だそうです。面白い。ちゃんと宣言して、やっててすごいですね。テスト観点を使って自動化するテストケースを考える、というのがカギのようです。テスト設計をしましょう、という話と何が違うのかな。
重要機能を絞り込むときに経営層レベルから合意をする、というのはすごく良いですね。重要機能の決め方も、速さ重視で定量と定性を混ぜ合わせておこなう、というのが好印象です。
テスト観点については2点のみに絞るということで、一般的なテスト観点の粒度よりは範囲が広めだったかなと思います。上位のテスト条件(テスト目的?)ぐらいかもしれません。
自動テストを用意することでプロジェクト計画がポジティブな方向に変わった(影響範囲を気にせず変更できるようになった)という話があり、とてもいい話だなーと思いました。
E2E自動テストを浸透させるために工夫したこと
地道な工夫を重ねて自動テストをテスターや、開発者に浸透させたという話でした。具体例が多く、リアルな悩みと工夫が見えて面白かったです。
テスト自動化ツールで考えるモデルベースドテスト
他の発表とは一味違って、テスト設計を主に語るセッションでした。個人的にはとても興味がある内容でした。
メッセージは「テスト自動化とか言ってるけど、ちゃんとテスト設計してる?」でした。
E2Eテストのflakyと向き合う
3年ぐらい前のJaSST東京から流行している「Flaky」という言葉をキーワードにした話でした。内容も面白かったですが、何より話の仕方がおもしろい。さすがです。
Flakyさというのは本当にあるある問題で、それに対してどう対処するかの手段が示されていてとても参考になる内容でした。
中の人が語るテスト自動化SaaSのCS - カスタマーサポート、そしてサクセスへ
AutifyのCSの方のお話でした。いろんなユーザ環境があって、それをサポートするのは大変だよなーと。すごく面白く聞かせてもらいました。
失敗事例を集める、という観点では自動テストのSaaSベンダは超優位性がありますよね。
まとめ
テスト系のカンファレンスの中で最大なのでは、と思うほどの規模でした。内容に関しても面白くて高度で、毎年参加し続けたいと思えるカンファレンスです。もしこのNoteを見るような奇特な方で、まだ参加したことない方がいらっしゃれば、ぜひ来年参加してみるといいのではないでしょうか。
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