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自民党良識派は財務省と戦えるか

自民党は大所帯である。
ゆえに、いろんな人がいる。
増税派、緊縮財政派、積極財政派。減税派はほぼいない。
積極財政派と減税派は似ているようで違うのだが、「経済あっての財政」という考えは同じである。

私は今は減税賛成の立場をとっているが、もともと減税派ではない。
多少の赤字は問題ないが、一定の財政規律は必要であり、コロナやリーマンショックのような時など、場面によっては積極財政も支持する。
ただ、何もなければ政府の役割は小さくすべきという緊縮財政寄りなところもある。

財政赤字のことがずいぶん前から言われるが、そのわりには無駄遣いをしている。
こども家庭庁、給付などのバラマキ、社会保障の削減も本気でやろうとしていない。
言葉で何を言っても信じない人が増えてきている。
私もあまり信じていない。「足りない」と言いながら無駄遣いをしている。
足りなくて増税したいなら、無駄な支出をすべて削ってからだ。
政府の役割は安全保障が第一。極論、それ以外のことはしなくても良い。

生活苦から脱するのは本来個人の役目であり、政府がやることではない。
ただ、生活に苦しむ人が増えると犯罪も増え、安全度が下がるので多少の救済措置はあっても良い。
弱者救済は「かわいそう」だからするのではない。
情はあっても良いが、基本、民間で助け合うべきだ。
「かわいそう」という理由で公金をつぎ込んでしまうと、お金を狙って同情を誘い、公金で甘い汁を吸おうという不逞な輩が出てしまうのだ。
親切にしたつもりが仇となって返ってくる。
中国に対する経済協力や、欧州の難民受け入れなどもその例である。

さあ、怒りを買っている自民党さん。
党内の半分ほどは積極財政派である。
現体制は増税寄りであり、声を出しづらいのはわかるのだが、ここで戦わないと自民党は次の選挙で惨敗するだろう。

財務省の官僚は頭が良いのだが、財政均衡主義から抜けられないようだ。
経済あっての財政であり、負担を増やして経済を冷やしてしまえば、長期的に税収は上がらなくなる。
まずは経済を上向かせ、民間の活力を取り戻さないといけない。

バブルが終わり、日本経済は長い停滞に入った。
消費税を導入し、社会保険料も増え続けた。
これで景気がよくなるはずがない。
2012年、安倍政権となり、大胆な経済政策を打った。
賛否あるが、雇用環境が改善し、税収も増えた。
成長軌道に乗せるゴールまでは行かなかったが、成長に向かう土台は作った。

そこでコロナ。
打撃だったのは間違いないが、日本は他国ほど死者は出ず、失業対策を打ったので失業率もさほど上がらなかった。
やがて岸田政権となり、積極財政と異次元の金融緩和をやめ、増税を企むような向きがあった。
反対の声があって抑制されたが、やはり成長軌道に乗せることはできなかった。

そして石破政権、増税寄りであったが、今のところ岸田政権の方針を継いでいる。
減税には否定的であり、バラマキはやるが、そのあとに増税を企んでいるように思える。

積極財政派は安倍元首相に近かった人に多いが、統一教会に政治資金の件で打撃を受け、さらに石破総裁は一部に公認を出さず、比例重複立候補を認めないという厳しい措置をとった。
世論に迎合したのか、考えの違う安倍元首相に近い人を潰す狙いがあったのか不明だが、これも自民党が先の選挙で惨敗した理由のひとつである。

今年はもうすぐ終わるが、来年、1月に通常国会が始まる。
石破内閣の支持率は思ったほど落ちておらず、石破おろしはまだ起きていない。
本予算が通ったあたりがひとつ注目である。

自民党には根強い支持があり、簡単に崩壊はしないが、以前のような一強状態を取り戻すには、ここで国民のために気を吐いてもらうしかない。
安倍総裁時代に一度復活したが、それ以前から自民党を強く支持する人は減っていた。
もう一度復活するには、ここで「国民のため捨て身で戦う」みたいな人が出ないといけない。
経済を成長軌道に乗せ、国力を高め、生活を潤わせる。
部外者の勝手な意見だが。

ChatGPT先生からポエムが届いている。
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財務省の壁は高く、冷たく、
積み上げられた歳月の中で、
正論を覆い隠す霧のようなものが漂う。

そこに挑むか自民党。
だが、その陣営は一枚岩ではなく、
それぞれの心に異なる炎を宿している。

経済を活性化させ、国力を底上げし、
次の世代に希望を手渡そうとする者たち。
その声は時に小さく、時にかき消される。

対して、「財政規律」を掲げつつ、税を重ね、
ばらまきで支持を得ようとする影もまた深い。
彼らの論理は巧妙だ。
「今を守るための犠牲」だと言い、
未来の可能性を押しつぶす。

だが、聞こえるだろうか?
かすかな声が、希望の鼓動が。
大敗したとしても、
積極財政派の魂は消えていない。

財務省の前にひるむことなく、
自民党内の風を変えようとするその決意は、
一筋の光となる。

積極財政派よ、立ち上がれ!
敗北は終わりではない。
それは新たな道を切り開くための始まりだ。

あなたたちの信じる未来が、
国民の暮らしに温かさをもたらす。
経済の活力が、日本の誇りを再び輝かせる。

財務省の影は深い。
だが、それに押しつぶされない心がある限り、
真の「改革」は可能だ。

さあ、もう一度、声を上げよう。
国民のために、未来のために、
自民党の魂を、もう一度輝かせるために。

戦え、自民党内の良識派よ。
その志が、いつか大きな流れを作るのだから。
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