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【衆院選2024】総括してみる。やったぜ日本保守党。次は来年夏の参院選

選挙とはおもしろくもあり、悲しくもある。
独断と偏見に基づいて総括してみる。

まず結果。
投票率53.85%。
自由民主党 247→191(△56)
公明党 32→24(△8)
立憲民主党 98→148(+50)
日本維新の会 44→38(△6)
共産党 10→8(△2)
国民民主党 7→28(+21)
れいわ新鮮組 3→9(+6)
社民党 1→1(±0)
参政党 1→3(+2)
日本保守党 0→3(+3)
無所属 22→12(△10)

だいたい下馬評の通りであった。
まず自民党。
56議席減らすという大惨敗。公明党と合わせても過半数を割った。
予算案や法律を通すには国会で過半数の賛成が必要なので、与党が過半数を割ると予算案や法律が通りにくくなる。
衆議院の465議席、過半数は233。
自民191+公明24で215。
233-215=18議席足りない。
維新38、国民民主28なので、どちらかの賛成を得られれば予算案や法律は通る。

連立なんて話も出ているが、簡単にはいかないだろう。
大臣の椅子などをエサにすると思われるが、簡単に乗っては都合よく利用されて終わる。
また、自民党と組めば支持は離れ、党内も割れるだろう。

石破総裁の責任論も出ている。
石破おろしになるか不明だが、可能性はある。
来年の参院選まで持たない可能性もある。
どうなるかはなんとも言えない。
なんにせよ、しばらく落ち着かないだろう。

公明党、8議席減。代表も落選。
自民党と連立を組んでいるのでとばっちりを食らった様子。
支持母体の創価学会も徐々に力が落ちていると言われる。

立憲民主党、+50議席。
自民との差は48議席。
支持できる要素はないのだが。
政治とカネを攻撃材料として自民から離れた票の多くを取り込んだ。
敵の票を削り自分のところに取り込む作戦が大当たり。
個人的な感想だが、気に入らない。
政権交代を叫んでいるが、政権交代したら何をするの?
政策を見ると経済政策をはじめガタガタである。

日本維新の会、6議席減。
思ったより減らなかったかな。
大阪では圧倒的に強い。
大阪の小選挙区19議席をすべて取った。
加えて比例の近畿ブロックで7議席。
38議席のうち26議席を大阪の小選挙区と比例の近畿で取っている。
それ以外の地域ではポツポツ。
自民・立民に次ぐ第三党ではあるが、大阪・近畿以外では12議席しか取れていない。
得票を見ても大阪・近畿以外ではだいぶ惨敗している。
政権を担える党となるにはまだまだ課題がありそうだ。

共産党、2議席減。
れいわ新鮮組に抜かれた。

国民民主党、+21議席。
議席数4倍。「自民も立民も嫌、維新もちょっと」という層が流れたものと思われる。
議席数では維新に劣るが、近畿以外の地域では国民民主党のほうが強い。
存在感が増したのは間違いない。
立民に代わる野党第一党となれるか。
立民と組まないことを切に願う。

れいわ新鮮組、+6議席。
共産党を抜いた。着実に伸びている。
安全保障政策はなんとかならんか。
安全保障政策とエネルギー政策がぶっ壊れており、伸びられては困るのだが、着実に勢力を拡大した努力は認めざるを得ない。

社民党、1議席。増減なし。
どっこいどっこい!

参政党、+2議席。
地方議員も140人ほどおり、地盤を作っているようだ。
たまに変なことを言うのが気になる。

日本保守党、3議席獲得。
得票率が2%を超え、国政政党となった。めでたいのう。
とはいえ課題も多い。
組織票はなし、地方議員も少なく地盤がない。党組織も構築されていない。
理念や政策など、どこかで細かく詰める必要があるだろう。
将来、大政党となることを期待するが、まだ先のことである。

立憲民主が伸びたところを見て、民主主義の限界を感じてしまった。
いろいろと突っ込みどころはあるのだが、デフレ政策を掲げるというありえないことをしている。
みんな政治とカネしか見ていないのかい?
見ていて悲しくなった。

来年夏には参院選がある。
任期満了が7月28日なので、あと9か月くらいかな。
その頃には総理大臣が代わっているかもしれない。
同時期に都議選もある。慌ただしいのう。

そういえばアメリカ大統領選まであと1週間ぐらいである。
トランプ優勢と思っているのだが、こちらがゴタゴタした状況でうまくお付き合いできるのだろうか。
台湾や朝鮮半島など、重要なのだが。

なんか気が重いなあ。

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