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【選挙で飛び交うディスインフォメーション】よく使われる印象操作ワード「独裁」「信者」「極右」

選挙とは形を変えた戦争とも言える。
「勝てば官軍、負ければただの人」みたいな。

現職の政治家は選挙に落ちると無職になる。
加えて「負けた」「選ばれなかった」という虚無感というか、燃え尽き症候群のようなものに襲われることもあると想像する。メンツもあるだろう。

また、選挙にはお金がかかる。
供託金で数百万、これは一定の票を取れば返ってくるが、選挙運動も大変だ。
選挙カー、ビラ、ポスター、スタッフなど、数百万単位、大きいと1000万単位とも言われる。

さらに、本気で国や地域を思って選挙に出る人も確実にいる。
政治家のすべてがお金のために政治家をしているわけではない。
そんな人も、選挙に勝たなければ政治家になれないので、必死に選挙を戦う。

選挙戦には複数の勢力がある。
自民党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党、参政党、日本保守党など。
すべてが選挙に受かるわけではない。
誰かの票が増えるということは、誰かの票が減るということだ。
逆に、誰かの票を減らせば、誰かの票が増えるのだ。
ゆえに、ディスインフォメーションを流し、対抗馬の票を削ろうとするのだ。

ディスインフォメーションとは
「国家・企業・組織あるいは人の信用を失墜させるため、故意に流す虚偽の情報」

私は「虚偽」でないものも「ディスインフォメーション」の中に入れている。
「印象操作(イメージ操作)」もディスインフォメーションと考えている。

印象操作とは
「第三者への印象を、自分にとって好都合なものになるよう、情報の出し方や内容を操作すること」

選挙においては「自分にとって好都合」だけではなく、「単純に気に入らないから落とす」ということもある。

実は選挙に限らず、普通の人間関係でもあることだ。
たとえば気に入らない人がいて、その人の陰口を言って広めようとするとか。
クラスの人気者と喧嘩してしまい、自分の味方が少なければ、人気者の支持を落としたいだろう。

政治の場合はお金など利害も絡むので、かなり激しくなる。
政治は人間社会の縮図とも言える。

他で述べているが、私は日本保守党の党員である。
保守党のアンチや批判的な書き込みなど、たまにチェックしている。
以前述べたが、下世話な内容が多い。
基本は無視するのが正解だろう。
いちいち反応するのは時間の無駄である。
「日本を豊かに強くする」を訴えたほうがプラスである。

とはいえ、アンチの存在はプラスではない。
「あの党ってやばい人たちの集まりなの?」なんて思ってしまう人もいるだろう。

日本保守党のアンチを見ていると「信者」や「極右」というワードを見かける。
これはなんとなく悪い印象を持たせるためによく使うワードである。

「信者」は「妄信的な人」という意味で使う。
何かを盲目的に信じてしまい、まわりが見えなくなっている。「バカ」という意味も含んでいる。
「カルト集団」も似た意味で使う。
妄信的に加え、「自分たち以外の集団は認めない危ないやつら」という意味もある。

「極右」は極端な右翼。
極端な国家主義、極端な民族主義という意味だが、印象操作のために使われることがよくある。
「ヨーロッパで極右勢力が拡大している」なんて記事をよく見るが、あれは「極右」ではない。
「移民反対=極右」ではない。
本当に極右だったら人を殺しているはずだ。

「独裁」というのもたまにある。
安倍晋三元総理も左派色の強いメディアから「安倍独裁だ!」と言われていた。
実態はまったく独裁ではなかった。
総理大臣といえど、好き放題できないようになっている。
総理大臣は行政の長であり、予算や法律は国会を通さないといけない。
国会が反対すれば予算や法律は通らない。
自民党の総裁でもあるので、党に指示できるが、自民党の国会議員は何百人もおり、そのうしろには支持団体や有権者がいる。
それだけの人がいれば一枚岩ではなく、極端なことをしようとすれば大きな反乱が起こる。
この国で独裁などできないのだ。

「独裁的」というのはあるかもしれない。
会社でもよくある。
「ワンマン社長」なんてよく言うだろう。
日本保守党を「独裁」と言っている人がおられるが、執行部のことは私は知らない。
だが仮に政権を取ったとしても(今のところありえないが)独裁などできない。
しようとすれば「おろし」が起こるだろうし、どこかから批判されるだろう。

ここから先はわかる人にしかわからないが、元日本保守党の候補者である某御仁、「独裁的で意見を聞かない」と言っておられるが、自分の意見など簡単に通らないものだと思う。

個人的な話だが、私も上の人間に意見するタイプである。
社長や役員の逆鱗に触れたことが数回ある。そして弾かれた(というか自分から出た)ことがある。
ただ、自分の意見が採用されないから独裁的というのは無理がある。
全員の意見が採用されることなんてありえない。
正しい意見でも簡単には採用されないものだ。
「論評」とおっしゃっているが、私怨に見える。

日本保守党はできたばかりのベンチャー企業のようなもので、組織も固まっていない。
ベンチャー企業の社長は独裁のほうが良いとも言われている。
組織ができておらず、体力も小さく、のんびり話し合っていられない。トップがグイグイ引っ張ったほうが良いと言われる。

中東やイスラムは重要だし、応援もしたので切ないが、影響力もお持ちなのでこちらも備えないといけない。
敵意はないのだが。

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