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掃除の魔物「拭き掃除」

掃除をして、こびりついた汚れなどがきれいになるのはとても気持ちがいい。

先日、入居時からあったシンクのサビが、金束子で落ちることが分かった。

メラミンスポンジやブラシだと落ちなくて諦めていたのだが、思い切って使ってみたら、鏡のようにきれいになったのだ。

脳内にスパーキングハピネスがほとばしった。

道具には、それぞれの強みがある。

金束子、当初の用途のフライパンに使わなくなったので、使う機会がなくなったかと思ったが、しばらく使わない中の思いがけないファインプレー。
地道に現役を続けてきたベテラン選手の努力が突如実を結んだのを目撃したような気持ちになった。

感動をありがとう。


掃除の中で苦手なのは拭き掃除だ。
ホコリや髪の毛を、うまく絡め取って綺麗にするのが難しい。
アワアワにして全部丸洗いできたらいいのにと思う。

大体10パーセントくらい、いつも取り残してしまう。


拭き掃除中にシートや雑巾の両脇に逃げていくホコリ

学生時代に、掃除チェックなるものを受けた時にも、
チェック担当の先輩が、あちこちコロコロで仕上げをする羽目になった。

しかも3回ほどやり直しを命じられた上で、合格できない状況を見かねての温情措置であった。

あのときは、自分の見ているものと他人の見ているものはこんなにも違うのかと衝撃を受けたのを覚えている。
先輩の困ったなあ、という顔も。

それに比べたら、最近は取り残していることには自分で気づけるようになったのだから大きな成長だ。


掃除が上手な人は、お掃除シートも無駄に枚数を使わないで仕上げる。

私は、1枚目で仕留め損ねたホコリにリベンジするために2枚目、
またすこ〜し仕留めきれなくて3枚目・・・と、
綺麗な側面を探しながら、1枚のシートをいろんな角度で使うが、うまくいかない。

拭き掃除が上手な人は所作も美しい気がする。

2025年は拭き掃除が少し上手になって所作も美しくなるといいな。




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