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好き!を伝えたい、Ligawan kita

フィリピンでも話題になって、日本でも見れるフィリピンBLドラマ「ゲームボーイズ」この予告の30秒のところで言う、Ligawan kita. 

フィリピン(タガログ)語で「愛してる」がマハルキタMahal kitaというのはわりと有名。フィリピンパブに通う男性陣には当たり前すぎるくらいレベルで知られているフレーズ。

でも、愛してる、の前には私はあなたのことが好きだよー!付き合いたいと思ってる、という段階があるはずなのだ。

日本では、言わなくてもわかるだろう、みたいな空気感が大事にされるところがあったかもしれないが、やはり誰かが自分のことを好きだとおもってるという事を感じるのはうれしい。

あるいは、友だちだとか特別な恋愛感情を持っていない相手から告白されるとびっくりしちゃう。え?そんなつもりなかったのにって。

あるいはひとめぼれしちゃった、あるいは向こうは友だちと思ってるかもしれないけどこっちは恋心を感じてるけど、向こうはそれに気づいてないよね、気づいて欲しいけど欲しくない。そんな感情ってあるよね。

フィリピンでも最近は減ってきているらしいが、Ligawanという文化がある。
語根は Ligaw 
日本語に訳されると「求愛する」となる。

普段の生活で、あの人カッコいいから求愛したい、なんて言いませんよね笑
そして重い。

感覚としては、あなたのことが好きで付き合いたいと思ってる、その自分の感情をあなたに知って欲しいし、それをアピールするからわかってね、私の事好きになって欲しい!が全部この単語に詰め込まれている感じ。伝わるかな?

kitaキタ は私はあなたを、が1語になっている。
だから Mahal kitaは 私はあなたを(kita) 愛してる(mahal)。
Ligawan kitaは 私はあなたを(kita) 恋人にしたいと思ってることをアピールするよ(ligawan) という感じ。 

お互いが電光石火のごとく一緒に恋に落ちてしまえばすぐに付き合おう!ってなるかもしれないけど、え?どうしよう、よく知らないし…という関係から好きになってもらうまでを徹底的にアピールする、そしてそのアピールを最初に宣言しちゃうのが Ligawan なのだ。

フィリピンは付き合う前も付き合ってからもsweet スウィートなのだ。バレンタインや記念日には男性から女性に花束を贈るし、結婚しても夫婦のデートを大切にする。

気持ちを言葉にして伝えるって大事。そしてそれを形にするのも大事。

日本には馴染みのない文化と言葉。実体験するにはむずかしいかも?笑だから映画をみて、その感覚を味わってほしい。
どんな単語も頭じゃなくて心で、五感で感じて欲しい。

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すぎさん
世界平和は可能と信じてます💖