あの頃もっと勉強すればよかった、という後悔

学生のときもっと勉強すればよかった

よく聞く声で、バイトばっかしてた、とか部活ばっかして一夜漬けしかやらんかった、なんならそれさえもしなかった、という後悔の声。

それは、今勉強する時なんだよ、っていうお知らせ。

でも今から勉強するのはしんどい。だからちょうど良い言い訳を脳は探し始める。

　　　　・もう歳だから覚えられない

　　　　・仕事が忙しい

　　　　・子育てに忙しい

　　　　・今更勉強しても、もう遅い

脳は5秒経つと言い訳を探し始める。その昔、爬虫類だった時、変化が起きると生命が脅かされた。異常気象や自然現象で、大きな変化が起きると生きるか死ぬかの瀬戸側に容易になる時代、変化は敵だった。

だから、人間になっても脳の1番原始的な部分は変化を嫌う。三日坊主になるように作られている。昨日も今日も明日も同じで、岩場に隠れてじっとしていたら生き延びられる。そんな自分でも知らない記憶と性質に人は支配されやすい。

今更やっても一緒

ほんとに今更やっても一緒と思ってる？

なら、どうして、学生の時もっと勉強しておけばよかった、って思った？

それは、今必要だと直感が感じたから。

バイトに明け暮れた日々、必死で部活をやって仲間と笑い合って励まして過ごしていた時、大好きだったあの子とイチャイチャしてるだけで幸せだった気がした頃。

そのころは必要がなかったから、先生が、親が勉強しなさい、とか将来必要になるからと言っていてもやる気が起きなくて、いい加減にしかやらなかった、あるいは投げ出していたのだ。

学生の時にやっておけば、今ごろこんな苦労しなくても英語喋れてたはずなのに。英語ができないことで、仕事で困ることもなかっただろうに。

そう思った時が、本当に勉強するタイミングなのだ。学生の時でも、過去のいつでもない、今がそのチャンスの時なのだ。

今までに何度も、やっとけばよかったって思ったことある

今に始まったことじゃない。1月の今年の目標を考えると、いつも思う。4月の新学期シーズンに本屋さんに並ぶ英会話シリーズ見ると思う。子供の夏休みの宿題を見ると思う。何かあれば、ああ、あの時やっておけば、と思う。

それは、今やる時だよってメッセージが降りてきてるのに、無視するから。自分に必要なタイミングだよって言われているのに、新しいことにチャレンジするのが怖くて、言い訳を探している。だから、何度でも同じ思いがやってくる。

できなかった時がカッコ悪い

やればできる、今は時間がないから、できないだけ。そう言ってるのに、やってみて、やっぱり昔と同じで理解できなかったら？下手くそのままだったら？かけたお金と時間が無駄になったら？

何度もあの時やっておけばよかった、と思ったときの状況を振り返ってみよう。

仕事に役立ったかもしれない。

困ってる人の役に立ったかもしれない。

気になるあの人の注目を射止められたかもしれない。

昇級に一役かったかもしれない。

いろいろ浮かぶ状況があるかもしれないが、それをさらに深く追求してみよう。そこには、誰かの役にたったかもしれない、という思いがあるはず。自分にプラスになる上に、誰かの役にも立つ。自分と誰かを笑顔にできたかもしれないチャンスを自ら潰したことに対しての後悔が、もうどうやっても戻ることのできない過去の自分を責めることにすり替えていないだろうか。そうすれば誰も傷つかないし、なんとなくみんなが納得する、共感する状況にできるから。

あなたは可能性に溢れてる

自分の口から発した言葉は自分の耳が聞いている。だからいつだって、自分に優しい言葉を発してほしい。学生時代の自分をネタとしてディスるのはいいけど、程々に。必ず最後に、だから今からは違うよ、と言ってほしい。

人は想像した姿にしかなれない。英語が話せない自分、三日坊主の自分、やっても途中で諦める自分、それしか想像しなかったら、そんな自分でしかいられない。

でも、今日からちょっと一味違う私、年齢を重ねてもチャレンジする私、できなかったことに挑戦する勇敢な私、少しでも誰かを笑顔にするお手伝いができる私、いつも自分の人生を楽しんでいる私。それが想像できたら、必ずなれる。明日なれなくても、来月かも、来年かも、10年後かも、少なくとも何度も、あのときやっていたらな、なんて後悔する日はやってこない私になれているはず。

あなたの可能性をあなたが信じてあげてほしい。そして、あなたの耳に聞こえるように、あなたのなりたい姿を声にして伝えてあげよう。

私はいつだって、そんなあなたの味方。あなたは可能性に溢れてるって知ってるから大丈夫だよ。