お金がない運動が苦手な子供が地図好きになるまで。
はじめに
中学生の頃、よく自転車で隣町の古本屋に行った。
当時はまだインターネットがなかったので、
読みたい本(マンガとかエロ本)を読むには
本屋、特に(金銭的な理由で)古本屋一択だった。
といっても体力に自信はない。
だから自転車で行くときは
なるべく坂道を通らないように工夫した。
最初にやったことは地図に坂道の印をつけることだった。
坂の上から下に向かって矢印を書く。
でもすぐにやめた。
坂道の数が多すぎたから。
発見
なんとかして坂道を避けられないか。
せめて辛くない坂を通れないか。
とぼんやり地図を見ているとあることに気づいた。
・川が流れているところは低い
・道が曲がっているところには理由がある
大人にしたら当たり前のことだけど
その時は自分の気づきに感動した。
そういう風に地図を見て
自転車での道程を思い返すと
平らな地図が立体的に見えてくる。
これで体力的に楽ができるぞ!
こうして地図の世界に足を踏み入れた。
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