【無料】誠樹ナオ『薬膳の料理人〜番外編 武官東水の恋〜』第一話
中華ファンタジー「薬膳の料理人シリーズ」第二弾です!
(第一弾「桃源探奇譚」のあらすじ)
大華帝国の道灌に勤める薬膳料理人の芦燕(ロエン)は、新帝の即位にあたり蟠桃探しで手柄を立てた。その際に同行した武官、江(ジアン)の正体はなんと皇弟にして宰相。芦燕はすっかり江に気に入られて取り立てられる。こうして芦燕の波乱に満ちた料理人生活が始まった。
自分は大華帝国の武官、東水(トンスイ)と申す者。
日頃は宮廷の政務を司る外廷を警備しているが、無論、内乱や戦になれば兵として馳せ参じることもある。自分から口に出さないにしても、俺としては日々の鍛錬を欠かさぬ隆々の筋骨が密かな自慢なのだが……
「あー、東水」
「はい!」
「そんなに一箇所ばっかりぎゅーぎゅー踏みつけたらダメだろ〜?」
「……そうなのでありますか?」
大晦(おおつごもり)を控えること十日余り。
なぜかこうして年端もいかない子どもに指導されつつ、自慢の力で朝から餃子の皮を踏んでいる。宮廷料理人、桑氏(サンシ)の友馬(ヨーマ)殿は年が変われば11歳になるという。
「せっかく力持ちなんだから、頼むぜ〜」
「ハハッ、心得ました!」
友馬殿は外廷の厨房に出入りしては、幼いながらここの第一助手(アシスタント)を自負していた。ちょっと生意気で可愛いものだ。南方の郷里にいる弟どもを思い出す。
友馬殿の憧れは、宮廷料理人の父親だけではなく──
「ふふ……」
生地を捏ねている芦燕(ロエン)殿が、ちらりと俺たちに目をやった。友馬殿がなりたい料理人の姿は、きっとこの芦燕殿であろう。
芦燕殿は都の郊外にある道灌、鶴翼館の薬膳料理人だ。以前、広皇帝陛下が即位する頃、手柄を立てたとかで宰相殿下の覚え目出度く、我が国の飢饉対策のために外廷に畑を下賜されしばしば足を運んでいる。
初めて会った時は随分心許なげであったが、宮廷に慣れてきたのか、最近ではよく見れば小さく笑うようになった。笑えばなんとも可愛いではないか。
小麦と大麦の粉そして塩を熱湯で混ぜ、ポロポロ粉状になったものを手早く纏める様は何かの仙術でも使っているようだ。あんなに湯気の出た湯を入れて間もなく手を突っ込んで捏ねるなど、熱くないのだろうか。日頃から斯様に料理に従事しているせいか、腕に晒しをぐるぐる巻きにしている。修行時代に火傷や切傷を随分と負ったらしい。
「おお、やってるな」
「江(ジアン)様」
作業も佳境に入ってきた頃、ひょっこりと顔を覗かせたのは江宰相殿下だった。
服を着ていれば細身に見える身体が鍛え上げられていることを、武官なら誰もが知っている。科挙並びに武科挙に最年少で合格しており、本人の能力もさることながら指揮官としても優れた方だ。それなのに顔立ちは綺麗で精悍で……天は二物・三物を与えてしまうとはこのことか。全く世の中は不公平だ。
「また来たのですか?」
「ご挨拶だな。味見はないのか、味見は」
「生憎、まだ皮を作っています」
「なんだ、もう少し後に来るのだった」
一国の宰相と一介の料理人が、まるで朋輩のような口をきく。それだけ芦燕殿は宰相殿下に信頼されているらしい。
次には今捏ねた生地を寝かせ、予め寝かせてあった生地を暗所から取り出し、包丁で目にも留まらぬ速さで切り分ける。綿棒を鮮やかに操って一枚ずつ丸く整えるのに、数秒もかかってない。
「よければ、皮を焼きましょうか」
「皮だけか?そんなものが美味いのか?」
芦燕殿は小さく笑って鉄板に火を入れ、出来立ての皮に塩をつけて焼き始めた。この香ばしい匂いは……胡麻から取った油か?
「どうぞ」
「ん……サクサク、モチモチだ!美味いな!!」
「……でしょう。友馬と東水殿もいかが?」
「やったー!」
「ありがとうございます!」
芦燕殿が厨房に入ると、宰相殿下は必ずこうしてちょっかいを出しに来る。
「芦燕、酒をくれ」
「こんな夕方からですか?」
「仕方なかろう。こんな酒のアテにちょうどいいものを出す其方がいけない」
「人のせいにしないでください。……まあ、今、お出ししますけれど」
「今日の政務は終わらせてきたし、堅いことは言いっこなしだ」
悪戯っぽくウインクを飛ばして、宰相殿下は自分にも杯を差し出した。
「東水も飲め」
「自分は明朝の警備が……」
「まだ夕方だろう。朝には冷める」
「……では、少しだけ」
こうして集まって立ったまま摘みながら話す様は、僭越だがまるで一つの家族みたいだ。人が泰然と集まり、笑顔になってしまうとは凄いことだなあ。もしかしたら宰相殿下の覚えが良いことで芦燕殿を妬む者もいるかもしれないが、俺としては素直に尊敬するしあやかりたい。
「……あやかりたい」
武功を立てたい。
最近の俺の頭の中身はそればかりだ。一武官とて、武功を立てれば女官殿でも……場合によっては帝の下級妃を下賜されることもあるらしいではないか。
だが戦もない昨今、俺などがどのように功を立てる機会があるだろう。もちろん、戦が起こればいいなどと不埒なことを思っているわけではない!世が平らかなのは、何よりいいことだ。だが……
「あやかりたいなあ……」
「先ほどから、何を呟いておられるのですか?」
「……!!」
ハッと顔を上げると、考えていた人が目の前にいて思わず仰け反った。
「ス、ス、翠蓮(スイレン)殿!?」
「ごきげんよう、東水様」
更に厨房に入ってきたのは、広(コアン)皇帝の異母妹君、愛芳公主(アイファンひめ)様に仕える翠蓮殿だった。
「江宰相殿下、小燕(シャオエン※ツバメちゃん)、いい匂いですわね」
「翠蓮様も召し上がりますか」
「……そう言うのを待っていましたわ!」
利発そうな顔が屈託のない笑みに包まれる。可愛らしい花柄の綿入の下は白い大袖に濃紺の裳を履き、軽く結い上げた髪に赤い実の付いた枝を指している。相変わらず、華やかさを排した清楚な装いがなんともよく似合う。
──
そもそもなぜ、芦燕殿が晦日に向けて餃子を作ることになったかと言えば、時は先月の来訪に遡る。その時も、許されて後宮から外廷に上がった愛芳公主の元には、翠蓮殿がひっそりと控えていた。
公主様は挨拶もそこそこに何かの冊子を芦燕殿に差し出す。
「これは──恋愛小説?」
芦燕殿が畑の世話をしに外廷を訪う際には、江宰相殿下に呼ばれて飢饉対策や宮廷料理のことなど何くれとなく話していく。そこにはもちろん芦燕殿が作られた料理が供され……公主様や、時には皇帝陛下までが現れるのと無関係ではあるまい。
なぜか俺も警備に呼ばれ、この頃では同僚の武官たちに宰相殿下や公主様の覚えが目出度いことを羨まれていた。
おそらくは箝口令が敷かれている寿明様の件を知っている武官は俺だけで……こういった場に呼ぶには気安いからに過ぎないと思うのだけれど。
「今、後宮の侍女たちの間で流行っているの。芦燕は読んだことない?」
「生憎、書物の類は料理の献立(レシピ)以外に興味ありませんので」
「まあ、相変わらずつれないわね」
芦燕殿は、心底興味がなさそうだった。
餃子の文字が出てくるページをパラパラと探して目を通すと、ぽいっと放り出す。慌てて冊子を受け取ったのは自分だった。後宮で暮らす女たちは必ずしも全員字が読めるわけではないが、比較的平易で読みやすい言葉で認めてある。
ある下級妃が、帝のお通りがなく後宮で寂しい日々を過ごしていた。ある日、帝の武官に姿を垣間見られ一目惚れされてしまう。一途な愛のまま武官は戦で武功を立て、帝に妃の下賜を許される……
「純愛ですなあ」
「でしょう!?」
「……」
ホロリと涙が出そうになる俺を、なぜか江様がニヤニヤと面白そうに笑って見ている。
『まだ私の手には彼女の感触が残ったままだ。滑らかな肌に、内腿には蝶の様な痣。いつも俺は閨の中で夢見心地であった。
家仕事をしたことのない女のために、食事を作ってやったこともある。何と言っても得意料理は餃子だ。餡に変り種をいろいろと入れると、彼女は一口ごとにいちいち声を上げて喜んだ。その笑顔がまた俺の心を大いに楽しませたのだった』
「流麗な文章ですなあ。艶っぽいというか、なんというか……」
「芦燕より東水の方がよほどちゃんと読んでくれるわね」
「ちゃんと読まなくてすいませんねえ」
芦燕殿は迷惑そうな顔を隠そうともしない。
「でもね、作者が不詳なの。どうにかして、これを書いた人に会いたいのよ〜。他の作品があるなら、どんどん発表してほしいし」
公主様は芦燕殿の反応を気にせず言い募った。まったく貴人のワガママとは、当人に自覚がない分晴れ晴れしいものだ。
「手がかりは何かないのですか?」
「後宮の描写が細いじゃない?多分、後宮に勤める女官だとは思うのだけれど……」
「だからって所詮、一介の料理人に過ぎない私に何をしろと?」
愛芳公主様は広皇帝殿下と江宰相殿下の異母妹らしいが、お二人とも実の妹の様に可愛がっておられる。最初は公主様に対して芦燕殿も敬意を払っていたというか……気を遣っていたけれど、この頃では以前よりもだいぶ気安く接していて、公主様もそれを喜んでいる節がある。
「男が水仕事をしたことのない女のために、餃子を作る場面があるでしょう?それで、考えたの。みんなで餃子酒宴(パーティー)をすれば、その作品に描かれた餃子に反応する女官が出てくるんじゃないかって」
「餃子……」
珍しい料理に誘われたのか、芦燕殿が私の手から再び冊子を取った。
「なるほど、咬春に乳腐(チーズ)を入れたり、海老を入れたりするわけですか。それに、茄子に漬物……」
「珍しいレシピなんじゃなくて!?」
「確かに珍しいです」
「ね、だからそういう餃子を作ってみんなで食べれば、『うちの郷里ではこう』とか『我が家の習慣ではこう』とか話すんじゃないかしら。その話の中から、作者が分かると思うのよ」
「つまり私に、その餃子パーティーで供する変わり餃子を作れとご所望なのですね」
なるほど、宰相殿下が止めないわけだ。
むしろ、芦燕殿の変わり餃子。皆、喉から手が出るほど、いや、普通に口から涎が出るほど食べたいに違いない。
っていうか、俺も食べたいし!
芦燕殿にしてみても、この小説の作者を明らかにすることには興味がなかろうが、晦に宴の準備をすることに否やがあるはずがない。
「仰せのままに」
引き受ける芦燕殿を、誰よりも喜色満面で見つめていたのは江宰相殿下であった。
「やったわ。お兄様、ありがとう!」
「重畳だ。晦と新年の饗応がこれで決まったな」
「ふふ……毎年、頭を抱えてらっしゃいますものね」
晦には里下がりをする者も多いが、宮廷に残った官吏や後宮の女人たちには饗応が催される。宮廷料理人たちにとっては腕を振るう場になるわけだが、今年はそこに芦燕殿が加わるわけか。
饗応の場には餃子が欠かせない。それが彩り豊かになるなら、誰もが喜ぶだろう。宰相殿下は、芦燕殿に宮廷内での活躍の場を設けようとしているようにも思える。
「翠蓮」
考えていると、満面の笑みそのままの公主様の声が飛んできた。
「お前、皆を見送っておいで」
「は、はい……」
公主様の言葉に、ポッと翠蓮殿が頰を染める。
はて……?
これまで、公主様付きの女官がわざわざ見送ってくれたことなどあったろうか?
「では、皆様どうぞこちらへ……」
外廷を出る廊下を翠蓮殿について歩いていくと、いつの間にか芦燕殿と友馬殿の姿は消え二人きりになっていた。
「東水様、本日はご足労様でした」
「わざわざのお見送り、恐縮です」
「いえ、あの……」
翠蓮殿はそっとを顔を上げて俺に微笑んだ。
「またお見えの際は……お見送りさせていただきたいと思います」
──
……あの時は、翠蓮殿のまさかのお声かけに飛び上がりそうだったなあ。
必死で頰が緩むのを抑えて、真面目くさって頭を下げたっけ。あれが、翠蓮殿と言葉を交わした最初だった。
その時から、翠蓮殿は芦燕殿が宮廷に上がると、ちょくちょく顔を出すようになった。もちろん、その際に同席する俺とも折に触れて言葉を交わす。
「翠蓮、何か厨房に用事か?」
江様がニヤリと笑って翠蓮殿にかける声音は、どこかわざとらしい。
「……あ、いえ。特に用というわけではないのですけど、皆さんで餃子を作っていると聞いて見に来てしまいました」
ちらり……と翠蓮殿が自分を見る視線が胸に刺さった。
今、俺を見たよな。
気のせいではないよな……
「ワン!」
考えていると、翠蓮殿の足元に引綱をつけてぴたりと寄り添う黒い犬が、小さく吠え声を上げる。
「もしや、これは大黒(ダヘイ)ですか?」
「ええ。大きくなりましたでしょう」
「大きく……というか、長くはなりました。それに、いや、痩せましたなあ」
この秋の長雨の頃とは見違えるようだ。
大黒は、俺が芦燕殿や友馬殿と知り合ったきっかけでもある。愛芳公主様の飼い犬でありながら、例の飢饉対策の畑を荒らして飽食に耽る意地汚い犬だった。それが故に公主様に使えていた女官長の寿明(ショウミン)様が火付けを犯し……あの悲しい事件は皆の心を傷つけてしまった。
年の瀬も迫ってようやく、皆が気持ちを落ち着け始めている。
「だいぶ減量(ダイエット)しましたの」
「ええ、同じ犬とは思えません」
「寿明様から食べ物に執着すると聞いていたので心配しましたけど、わたくしと一緒に頑張りましたの。今も、大黒と一緒に半刻程歩いて参りましたのよ」
翠蓮殿は大黒に優しい眼差しを注いで微笑んだ。いつ見ても慎ましやかで淑やかで……月の様に綺麗ではないか。
「……寿明様に会わせたのですか」
竃の陰に隠れる様にして、芦燕殿が宰相殿下に小声で囁いた。
「案ずるな。前の飼い主としか言っていない」
「そう……ですか」
「大黒の飼育に関して、どうしても引き継ぎがしたいというのでな」
寿明様は咎人として肉刑を受けた後、出家して尼寺に入ったという。火付の罪から考えれば過分に寛大な処置だ。公主様と宰相殿下の特別な計らい以外の何物でもない。
「大黒、お座り」
そんな二人のひそひそ話など耳に入らぬのか、翠蓮殿は大黒に合図を出した。その掛け声と手の動きをしっかり見つめて、大黒はちょこんと脚を揃えて座る。
「伏せ。待て……よし!」
「これは凄い」
宰相殿下も感心したように腕を組んで頷いた。
聞いた話によると、元は尚服という衣類を整える部署の上級女官だった翠蓮殿は、寿明殿がいなくなり、この犬の躾に慣れたところを買われて愛芳公主様にお仕えするようになったらしい。
「許可がなければ食べてはいけないことを、今は理解しております」
「……素晴らしいです」
それまで黙して見ていた芦燕殿も目を細めた。彼女も、この秋のことを思い出しているのに違いない。
「これは咬春(ヤオチュン)ですか?」
宰相殿下と芦燕殿が漏らす感嘆の声に、翠蓮殿は誇らしげに頬を染めて俺の手元の食材に触れた。
「左様です」
咬春とは、大晦やお正月に食べる餃子に当たりになる食材をランダムに入れるものだ。当たりを引くと、一年を幸せに過ごせると言われている。
一般的によく入れられるのは、棗、栗の実、落花生……それに硬貨なんかもよく使われる。それぞれに意味があって、棗は恋愛成就、栗や落花生は長寿、硬貨は金運を引き寄せると言われているのだ。
「公主様にも、楽しんでいただけるでしょうか」
「ええ、きっと喜びますわ」
そもそも餃子自体、お金を象っていて縁起が良く、過ぎ行く年と新年を寿ぐには欠かせない。子孫繁栄にも繋がるとされている。何よりみんなでワイワイ作ったり食べたりすると楽しいし、美味い!
「あら。うずらの卵……?」
ずらっと並ぶ食材の中の一つに、翠蓮殿が目を留めた。
うずらの卵は南方の特産品で、自分が入れてはどうかと進言したものだ。
「ええ、自分の故郷ではよく入れるものです」
翠蓮殿は、びっくりしたように黒目がちの瞳を瞠いている。
「うちもです……」
「え?」
「うちも、うずらの卵を入れるんです」
「本当ですか!?」
うずらの卵は特に縁起には関係なく、ただ美味しいし目立つから入れているに過ぎないのだと思う。それほど多い風習ではないだろうに……
これはもしや──運命か!?
「……翠蓮様の郷里はどちらですか?」
不意に、どこか鋭さの籠った声が飛んできた。
「わたくしは都に住んで長いので、特に郷里というものはありませんの」
「そうですか。都に来る前のご出身はどちらなのですか」
芦燕殿にしては珍しく、個人的なことを突っ込んで聞くなあ。
「子どもの頃には既に都におりましたし……親を早くに亡くしておりますから、昔のことはよく」
ハッとしたように、芦燕殿の表情が曇る。
「それは……失礼なことを聞きました」
「お気になさらないで。姉がいましたから、寂しくはありませんでしたし。……でも、どうしてそんな事をお聞きになりますの?」
「……珍しい食習慣があると、つい、聞いてしまうのですよ」
「まあ、さすが料理人ですわね」
「職業病の様なものです」
曖昧に笑う芦燕殿の雰囲気が……どこか常とは違う様な気がする。
──
この日も、翠蓮殿と一緒に厨房を出た。
こうして言葉を交わすのも何度目だろう。他愛のない話ばかりだが、彼女の声が鼓膜を震わすように心地いい。
「それでは、また……」
「ええ、また」
俺は外廷、翠蓮殿は後宮へ戻る道が分かれるところでピタリと立ち止まる。翠蓮殿は何かを言いたそうに唇を何度か惑わせた。
「あの……東水様。折り入ってお願いがありますの」
「願い……?」
「こんな事を知り合ったばかりの東水様にお願いするのは、道理が通らぬとは思うのですけれど……」
翠蓮殿が、俺に頼み事?
一体、なんだろう……
第二話更新は12月10日(木)予定です!
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