【無料】誠樹ナオ『薬膳の料理人〜番外編 武官東水の恋〜』第二話
大晦日を前に、一兵卒の武官東水は上級女官の翠蓮に淡い好意を抱いていた。なぜか彼女も東水を憎からず思っている──?そんな中、薬膳料理人の芦燕が年末の餃子パーティーの準備をすることになり、東水も手伝いに駆り出されるが。
「自分でお役に立てる事なら何なりと」
遠慮がちに大袖で口元を隠す彼女を促すと、翠蓮殿は意を決したように顔を上げた。
「実は……親族の墓参りに行きたいのです」
ああ、そういうことかと合点がいった。
後宮の女官は、自分から外に出られない。だが、官吏の中に身元引受人がおり同行するならば、許可を得られるのだ。
下級武官で一兵卒の俺でも資格はある。
「もしよろしければ……東水様が引き受けてくださらないかと。その……わたくし、前々からゆっくりお話ししてみたいと思っておりましたし」
ドキドキと内側から太鼓が叩くように心の臓が鳴り出した。
「……本当でありますか?」
「いつも、どなたかと同席の上でしかお話ができないので」
前半はともかく……後半は今、翠蓮殿はなんと言ったのだ。都合のいい夢ではないだろうな?
「じ、自分などで本当によろしいのですか」
「二度言うのは、恥ずかしゅうございます……」
もしや、愛芳様が見送りを申しつけたのは、翠蓮殿の願いを知ってのことだったのか?
──
晦用の餃子の試食会が終わり、今日も東水殿は江宰相殿下の計らいで翠蓮様と厨房を出て行った。
「芦燕、お代わり」
皆が去っても江様は居座ったままだ。
「いいですけど……間もなく夕餉ではありませんか?」
「食べてくると言ってある」
……宰相殿下が厨房に足を運んでは、外の料理人が出すものを好んで食べていく。
宮廷料理人は気分を損ねないだろうか。
残りの餃子をツマミにほろ酔いで例の小説に目を落とす江様を横目に、ついそんなことを考えてしまう。
「この話は悲恋で終わるのだな」
「はあ、左様で」
「女にはウケるのかねえ、俺にはよく分からんが」
「私にだって分かりませんよ」
江様は冊子を私に返してきた。
「其方は、餃子のレシピ以外に興味はなさそうだな」
「ないです」
結局愛芳様の愛読書は、餃子のレシピの参考に私が預かっている。
「芦燕はこの様な恋模様に憧れたりはしないのか」
「……っ」
不意に立ち上がった江様は、弄ぶ様に指に私の髪を絡ませた。
「ちょっ……触らないでください」
「なあ、憧れたりしないのか?」
「……酔ってますね」
耳元で囁く様に顔を近づけてくる。
……本当に、相変わらずタチが悪い。不覚にも、江様に近付かれると動悸の数が増えてしまう。端正で美しすぎる顔が悪いのだ。
「私は……料理人として身を立てるのに必死ですので」
「だから、俺が取り立ててやると言うのに。宮廷料理人の称号でも、自分の店でも好きなように持たせてやるぞ」
「人に与えられたものに興味ありません」
「つれないねえ。其方の力量を買っているから処遇してやると言うのに」
その言葉は嬉しいけれど──顔に出さないようにして胸の奥に締まった。江様の前で喜びを素直に出すのは何だか癪に触る。
「この筆者もなぜ名乗り出ないのだろうか。愛芳が気に入っているということは、それなりに後宮に知れ渡っているだろうに」
こちらの動悸を上げるだけ上げておいて、江様はスッと身を離す。
「むしろそんなに広まるとは思っていなくて、作者自身もびっくりしているのではありませんか」
少なくとも、私は江様にこうして宮廷に呼ばれるようになって、最初は心底びっくりしていた。気後れする気持ちは分からないではない。
「なるほど。……身に余ることが自分の身に起きた時、すぐに受け入れられるとは限らないということか」
「かもしれません。本人ではないので分かりませんが」
「東水も、いまだにびっくりしてるもんなあ」
「ああ……翠蓮様のことですか?」
心底可笑しそうに、江様は肩を揺らす。
「翠蓮の方は憎からず思っていたのだが、どうも皆目気づいてくれないらしい」
「翠蓮様は上級の女官ですからねえ」
一兵卒の東水殿に翠蓮様は高嶺の花だ。
後宮の女官は皇帝陛下に見初められることもある。お手がついて男子でも産めば、望外の出世も夢ではない。そんな立身出世物語(シンデレラストーリー)を夢見て後宮に奉公する女官も多いことだろう。
「愛芳が見送りを言いつけて、ようやく話ができたというわけだ」
「そうでしたか」
愛芳様がそのような気遣いをなさるとは。
まあ……彼女のことだから、純粋な厚意だけではなく面白がっているような気がしないでもないのだけれど。
「どうやら、逢瀬(デート)の約束を取り付けたいと望んでいるらしいぞ」
「いつも誰かしら野次馬がいますからねえ」
「俺たちもするか」
「はあ?」
「デートだ」
再び、江様がジリジリと私を壁際に追い詰める。
「どこがいいかなあ。離宮にでも出かけるか」
「本気で言ってるんですか?」
「避寒に出る際に同行すればいい」
また一歩近づかれて、咄嗟に餃子を焼く大鍋を盾にした。
「……料理人としてならお伴します!」
「其方は本当につれないねえ」
江様は眉を顰めて、心底つまらなさそうにため息を吐く。
──
それから数日。
いよいよ年の瀬も押し迫った昼前のこと、朝から弁当を用意して待っていると、鶴翼館に馬車が着く。
「芦燕殿の勤め先なのは知っておりますが、どうして門前に?」
誰が来るのかと思えば……馬車から降りてきたのは東水殿だった。
「……東水殿、お出かけですか」
びっくりしている私以上に、東水殿が目を丸くしている。
「この時刻に弁当を用意して出迎えるようにと、昨夜宮廷から早馬が来ました」
「早馬……弁当……」
「温かいまま詰めましたので、間をおかずにお食べください。道中は温石で温めるといいと思います」
「いや、かたじけない。まさか芦燕殿が昼餉を用意してくださっていたとは──」
「江様に言われただけです」
悪戯好きなあの人のしそうなことだ。
背後の馬車は、どなたかから借りたものか立派な仕立てだった。窓からちらりと顔をのぞかせたのは──
「翠蓮様……!」
窓から顔を覗かせて、軽くこちらに会釈する。私もそれに倣って慌てて頭を下げた。髪に刺した赤い木の実が僅かに揺れる。寒いから中で待っているように、とでも東水殿に言われたのかもしれない。
「いや〜、お里帰りの身元引受人を頼まれまして」
「そうですか……」
後宮の女官は、官吏が保証人になって許可を得なければおいそれと外には出られない。
江様が、翠蓮様が東水殿と逢瀬を望んでいたと言う話を思い出す。逢瀬というと意味深すぎるけれど、こうした誘い方なら受けやすいのかもしれない。明らかに浮かれた笑顔の東水殿に、塗り箱を手渡した。
「道中、お気をつけて」
「は!行って参ります」
足取りも軽く東水殿は馬車に戻っていった。
いいなあ、楽しそうだ。
遠ざかる馬車を見送って、こちらもつられて笑顔になってしまう。
──その時。
馬車と入れ違いに、毛並みの良い馬が鶴翼館に近づいて来た。
「いや〜、冷えるな」
「……これはどうしたことですか」
「其方のそんな驚く顔が見られるなら、こうした突然の訪も悪くないな」
馬を操っているのは、江宰相殿下だった。
──
「翠蓮殿、お寒くはございませんか?」
先輩武官に借りた馬車を仕立てて、再び鶴翼館を出立する。
「東水様が用意してくれた温石のおかげで暖かいです」
「それは良かった。郷里に到着するまでに、どこか景色のいいところで昼餉に致しましょう」
『翠蓮と出かけるなら立ち寄るといい』
出がけに江宰相殿下にそのように言われて何かと思ったが、まさか弁当を用意した芦燕殿が待ち構えているとは思わなかった。どこぞの城下ででも食べようと思っていたのだが。
うう……なんとありがたい。粋な計らいすぎる。
「本当に……同行してくださるだけでもありがたいのに、このように良くしていただいて……」
「いやいや、良くしてくださったのは宰相殿下や芦燕殿ですよ」
大きな三段の塗箱に様々なご馳走が入っているようで、先ほどからいい匂いが馬車の中で漂っている。竹筒には温かい茶が詰められ、温石に乗せながら飲めば往路の間は温かいだろう。
「温石や掛け布を用意してくださったのは東水様でしょう?」
「それくらいお安い御用です」
「こんなにたくさん、お供えのお花まで」
「後宮の中では準備もままならないでしょうからなあ。冬場なので、あまり種類多く揃えられませんでしたが」
「故人の好きな花ばかりですわ」
後部座席に置いた花に、翠蓮殿がそっと目をやった。
斯様に打ち解けてくださったのなら……聞いてもいいものだろうか。
「ところで……墓参する方というのは、どなたなのですか?」
花から目を上げて、翠蓮殿は微笑んだ。
「姉です」
「……姉君でありましたか」
祖父母でもなく、両親でもないことに俺はショックを受けた。
「病を得て儚くなってしまいました。二年前の春でしたわ」
二年前というと、ちょうど広皇帝陛下が即位された頃ではないか。そんな晴れがましい年に喪に服していたのかと思うと胸が痛む。
「それは……ショックが大きかったでしょうな」
「ええ……」
俺と話したい、と言っていた割に翠蓮殿は言葉少なだった。
無理もない。
きっと、大切な故人に想いを馳せているのであろう。
途中見つけた川べりで昼餉を済ませ、静かな馬車は郊外を進んだ。
その間も無言で窓の外を見つめる翠蓮殿を伴って、馬車は案内された住宅街を訪れる。
事前に連絡が届いていたのか、翠蓮殿を何人かの出迎えが待っている。後宮の上級女官が故郷に錦を飾るにしては、寂しい出迎えだった。
給金は俺などよりずっと高く暮らし向きには不自由していないはずだが、家もどちらかというと質素な平屋だ。もしや、翠蓮殿が奉公に出るまでは苦労していたのではないかと勘ぐってしまう。
「あ、来た〜!」
転がるように走ってきたのは、小さな女の子だった。
翠蓮殿は愛おしげに目を細めて、その子を抱き上げる。
「小蓮(シャオレン※蓮ちゃん)、元気そうね。いい子にしていましたか」
「会いたかったよう」
舌ったらずの幼い声音が胸を打つ。小蓮と呼ばれた女児は、翠蓮殿にしがみつくように頬を寄せた。
ま、まさか翠蓮殿のお子……?
翠蓮殿は結婚されていたのか!?
──
鶴翼館の中に入ると、江様は迷わず私の厨房に足を運んだ。蟠桃探しで手柄を立て、江様に宮廷に呼ばれるようになってから道灌内での役職が上がり、今は専用の部屋を持っている。
「観主(かみ)に挨拶させなくていいのですか?」
「構わん。用があるのは芦燕、其方だ」
つまり……今日はお忍びで来られたのだろう。
「如何様な御用向きで?」
「愛芳が、咳が出るというのでな。何か手はないか」
「……咳?」
そんなものは宮廷の薬師にでも頼めば済む話だ。
「東水と翠蓮が出かけて、もっと其方が驚いているのではないかと思ったのだが」
「……はあ」
「存外、すました顔をしているではないか。つまらん」
「……」
まさか、私の驚く顔を見るためだけに、この方はわざわざ鶴翼館まで足を運んだというのだろうか。
「呆れました……この年の瀬に、暇なんですか?」
「かもなあ」
「一国の宰相殿下が、年も改まる時に御政務を抱えていないはずがないと思いますが」
「そう慮ってもらえると照れるな〜」
「……」
言葉がないとはこのことだ。
無言で釜に火を入れ、食料庫から出した南天の実を煮ることに集中する。
「それは……南天か」
「ええ。咳止めに効果があります」
乾燥させた実を摂るだけでも効果はあるのだけれど、それでは芸がない。
「なんだか……苦そうな匂いだな」
「江様ならそのまま出したところですが……ちゃんと水飴で整えて、愛芳様が舐めやすいようにして差し上げます」
「其方はいつもつれないなあ」
江様は私の手元を見ながら、再び口を開いた。
「なあ、翠蓮の方は……本当に東水に懸想していると思うか?」
軽い口調はそのままだが、どこか真剣味を帯びた声音だった。
「なぜ……そう思うのですか?」
「後宮に古くからいる女官や宦官に、翠蓮が俺の経歴を聞き回っていたという話を小耳に挟んだ」
「江様の経歴?」
「翠蓮の身分なら、宰相の妻になることは不可能ではない。本命は俺かもしれない」
自惚れでもなんでもないその冷静さにドキッとした。
江様の婚姻という話に、思いの外動揺している自分に気付く。なぜ、こんなにも心が騒つくのだろう。
「経歴というと、一体どのような?」
自分の心持ちは脇に退けて、どうにか二の句を発した。
「だから、政務に携わるようになってからの経歴だ」
「というと……皇子の頃から?」
「ああ、俺は父帝の頃から刑部(※警察)を担当していたのだが……その頃からのことを根掘り葉掘り聞いたらしい。あまりに熱心に聞くので、聞かれた宦官はてっきり翠蓮が俺狙いだと思ったということだ」
江様は、確か宰相として政務の全てを見ながら、今でも刑部と礼部(※外交・祭祀)の長を兼任されているはずだ。だからこそ、広皇帝陛下が即位する折には蟠桃探しなど祭祀の全てを担っている。
その蟠桃探しで毒矢に倒れ、即位前の一番忙しい時に数ヶ月間、熱と痛みに意識が朦朧としていた時のことは未だに宮廷の語り草になっていた。少し回復して寝屋から指示が飛ばせるようになるまで、随分と現場が混乱したらしい。皮肉なのか笑い話なのか……即位前に宰相の政務を代行することになるとは思わなかったと、広皇帝陛下も折に触れてよく話す。
普段はつい忘れがちになるが、それほどこの方は政務に欠くことができない方なのだ。
「つまり……見合いの際に、釣書を確認するようなものでしょうか?」
「かもな」
江様の話ぶりはあくまでも今日の天気でも話すかのように淡々としていた。この方は皇子であり皇弟だからといって、名ばかりで肩書きがついているわけではない。それに皇帝陛下に東宮はいらっしゃるがまだ幼く、東宮の次に皇位継承権を持っているのは江様だ。
数多いる皇帝の妃の一人になってお通りを待つよりは、結婚相手としてはよほど望ましい相手かもしれない。……翠蓮様は、そんな風に考えているのだろうか?
「東水は少々とぼけたところもあるが、気立てが良く実直な若者だ。口が固くて信用に足りる。幸せになって欲しい」
江様の真摯な言葉が胸を打つ。
「翠蓮は東水からすれば高嶺の花だが、本気で望むなら考えてやりたい。だからこそ、俺から鞍替えしたのかという点が解せぬのだよ」
……本当に呆れた。
「今日……そのために鶴翼館に来たのですか」
「ん?まあ、ついでだがな」
ご自分のしていることを、格別になんとも思っていないようだった。けれど……一武官の恋のためにわざわざ鶴翼館に足を運ぶなんて。そんな宰相がいるだろうか。
だからこそ、感じていた違和感が自分の中でようやく明確になって口にする気になった。
「私が気になったのは……うずらです」
「うずら?」
「江様ならば、相手と一足飛びに仲良くなろうとしたらどのような話題を持ちかけますか?」
話の意図が見えないなりに、江様は思案気に目を落とした。
「そうさな……やはり共通点を探すかな」
「……ですよね」
厨房で、咬春の話をした時のことを思い出す。
「人は共通項があると親近感が湧くものです。咬春の話をした時、翠蓮殿は東水殿に彼と同様、うずらの卵を入れる習慣があると言いました」
「言ったな」
「もしかしたら、あれは……嘘なのではないかと」
「嘘?」
料理人は、人を観察するのがクセになる。
相手の体格、話し方や身につけているもの、嗜好や習慣から郷里を類推し好みを割り出す。どのようにもてなすか考えるために。少なくとも、不興を買わないように。
「翠蓮様の故郷は北方のはずです」
翠蓮様は、いつも髪に赤い実を指している。
あれは、南天の生木の枝だ。
「北方には、生木の花や実で身を飾る習慣があります」
日が差さぬ地域では、金属や宝石より生木に咲く花や実の方が贅沢品なのだ。
「俺はまた、清楚で飾らない女だと思っていた。あれはそのような地域の習俗だったのか」
「対して、東水殿は南方の出でしょう?」
「よく知っているな」
「だから、うずらです」
うずらは普通の鶏肉と違い、弾力の強い独特の食感がある。小ぶりだが味が濃く、地域によっては好んで食べられる。卵も同様だ。
「うずらは寒さに弱く、主に南方で食べる習慣があります。卵を取るとなると尚更北方では無理です。あの時、翠蓮様に故郷がどこか尋ねましたが、ずっと都に住んでいるから分からないと答えを避けましたよね」
「そういえば……」
「あの時から、何か違和感がありました」
なぜ北方の出なのに、南方のうずらの卵を使う習慣があると口にしたのか。
「もちろん、都に来てから好んで食べるようになったとも考えられますが……それにしても、都でだってうずらより鶏の方が多く流通しています」
「そうさな」
「あの会話で、翠蓮様と東水殿の距離がぐっと近しくなったように感じます」
「俺もそう思う。それは……翠蓮の手の内だったと言うのか?」
無言で頷くと、江様も思案気に俯いた。
「東水殿は、良くも悪くも謙虚なお方だ。翠蓮様は秋波を送ってみたものの、本人は上級女官に相手にされているなどとは思いもよらなかった。だから、人として距離を近づけるために共通の習慣をでっち上げた……」
「なんのために?」
「分かりません」
東水殿は、江様に言われるまでもなく良き方だ。
だからこそ、女性が二心(ふたごころ)を持って近付いてきているなら看過出来ない。
「今日、一緒に出かけたのを見て、身元引受人になって欲しかったからとも思ったのですが」
「それならば……別に東水である必要はないな」
翠蓮様ほどの美貌なら他の官吏をたらしこんだり、普通に人脈を作ったりして親しくなることができるだろう。
「江様をお相手に考えるような方ならば、里帰りを利用してもっと高位の方に取り入る方が自然なような気がします」
「……そうさなあ」
なぜ、東水殿だったのだろう。
「まあ……ただの考えすぎかもしれん」
江様が自嘲気味に頭を掻く。
「本当に東水が好きで、親しくなるための嘘だと思えなくもない」
私もそう思っていた。
そうであって欲しいと今でも思っている。
いつの間にか、手元の南天はいい頃合いに煮えていた。一度笊を使って濾すと、水飴を鍋に入れて手早くかき混ぜる。
苦味と甘味……二つは程よく混ざり合って、艶めかしい色を出した。
次回更新は1月予定です!お楽しみに〜♪
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