なにを活性化したかったんじゃ?
本来の「ゆるキャラ」っちゅうのは、みうらじゅん師の定義でいくと「頑張って作ったんだけど可愛くなかったり怖くなっちゃってるローカルなキャラクター」だったと思うんじゃ。
素人が作ったから、とか、予算不足で、とか、そういうことじゃ。「一生懸命やってるのに可笑しい」様子を指した表現じゃから、80年代的な「茶化し」今風に言えば「いじり」じゃろの。
ひこにゃん殿以降のゆるキャラは、そういう意味では「ゆるキャラ」じゃないんじゃね。
よっきーも、わしも、ゆるキャラブームにのったわけじゃあ、無いんじゃ。
「山や川があるわけじゃない、都会の街に、子どもたちの『ふるさとの記憶』として残るような存在でありたい」という、壮大なはじまりだったんじゃ。
ここまでのゆるキャラブームは、誰も予想してなかったと思うが、ももいろクローバー諸氏と同様に「大人も子どもも楽しめる」というセンにうまくはまったんじゃろね。
「地域活性化」っちゅう、ふわっとした言葉で「ゆるキャラ」なんちゅう、ふわっとしたもの作っちゃったんじゃろうけどの。
いきおいで作っちゃった、じゃあ済まされん。
そして、失敗でした、じゃ、いかんのじゃ。
わしら、たった一人のお子さんでも応援してくれたら、そこからもう命がやどってるんじゃ。
ならば、ここから「どう生かすか」を、考えなきゃ、の。
そしたらホントに活性化とやらも、成るかもしれんぞい。