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【友近×フィルムエスト】「あの頃っぽいサスペンス」200万回再生記念特別イベント@東京・芝浦 に行ってきた話

はじめに

先日Twitter(現X)を眺めていたら、
友近サスペンス劇場『外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』
というYoutube動画についてのつぶやきが流れてきました。

まとまった時間が取れず、すぐに見られなかったけど、企画といい演出といい演者といい、これ絶対僕が好きそうなのだ! と。

「いつか見る」リストに加えたままで数日経って、こんなつぶやきも流れてきたのでした。

なにぃ!  友近&監督が来た上で、実際に見られる!!
平日でしたが、ちょうど予定もなく空いている日だったので、すかさず応募(その後、まもなく応募者多数で締め切られた)。

というわけで、2024年10月1日(火)お昼に、芝浦ふ頭にある会場へ向かったのでありました。

開演前のあれこれ

・会場は、JR田町駅からはちょっと歩く距離。途中、迷子になりつつ(あまり詳しくないエリアなので……)、小雨も降ってきたけど、開演15分前くらいに到着。
・何かホール的なところを予想してたけど、どちらかというと撮影に使われるような感じの場所だった(まだ出来て数か月らしい)。
・そんなこともあって、受付までの動線がわかりづらかったり、受付での手続き(本人確認など)が手間取ったりしてたけど、まあいっか。
・着た順に席は指定され詰めていき、後列寄りで真ん中ちょい右の席に。個人的には端っこが好きなんだけど……、まあいっか。

・座席の上には、何かが置かれていた。


開演、そして上映

・音楽が流れてきて、拍手でお出迎え。
・黛京子(友近さん)が、「カメラマンの奥野クンも連れてきましたー」と(予定されていなかった)モグライダー芝さんも登場!(以降、敬称略)

・で、実は僕、今回のイベント参加が決まったので「じゃあ、初見の楽しみをここでとっておこう!」と、全く見ずに参加。
 「もう何回も何回も見た人ー?」の呼びかけに反応する人多くて、やべっと内心焦る(笑)

・ドラマ本編と同じ衣装で登場した2人。さらに小さいカバンを持ってきた友近。「食事シーンなど、常にこれ持ってるんですが、こうやるとお腹が出てるのを隠せるんです」「カメラマンがもう20年以上の仲なので「こうすると隠れるよ!」と色々教えてくれてる」とのこと(笑)。

・そしていよいよ鑑賞。
「じゃあ私たちも、皆さんと一緒に客席で見ましょう」と、監督・友近・芝が、ステージを降り、客席の中央後方に座る……。
 わ! 振り返って数席先に、お三方がいるという、ナイスな席でありました。

・そして、本編スタート。
 友近からの強いリクエストで、いきなり本編とはせず、前後のCMや番組映像もキチンと放送(こういうビデオテープあったよねー的)
・本編冒頭の「クリアビジョン」のロゴとテロップに会場が大笑いで、既に一体感。

上映中のあれこれ

上映後の挨拶で、「この作品は(Youtubeで出してはいるものの)、8-90年代の2時間サスペンスドラマの「あるある」を楽しんでもらいたい部分がある。そういった意味で、今回のように上映しながら「ここがこうだったんだよー」「こんなのありえへん!」などコメントやツッコミをしていく形態が、一つの最終的な完成形だったかもしれない」的なことを言っていたのが、印象的でした。
(聞いたことを、僕なりに解釈して書いているので、色々と間違ってるかもしれない。あとそもそも1週間も前の話で、記憶も薄れているので、これ以降も勘違いがあるかもしれない。その前提でお読みください&ご容赦ください。あ、僕は「答え合わせもある、副音声的な楽しみ」を感じてました)

で、実際にどんな副音声を語ってくださってたのか。

・出演者に対し、友近が「これは私の同級生」「これは私の母です」などとの情報
・坊っちゃん団子の店員に対し、セリフが多く、棒読み感も演出したとの監督の弁。その説明後にセリフを語るシーンでは、自然と笑いが起こる。

・当時&2時間ドラマならではの映像(職員室で教師がタバコをふかす、ホテルが客の個人情報を教える など)には「今では絶対にないですよねー」などツッコミが入り、それがまた笑いを誘う。
・特に「いったん整理しましょう」のセリフは、「何回あるんだ!」「整理できてませんね!」「でもこれがいいですよねー」など、ツッコミポイント多め。

・もともと「この役はこの人!」という配役を妄想するのが好きな友近。今回のドラマに対し、ストリッパー役には体幹のよさから時東ぁみを一押しとしていた。
いざ撮影して「こんなにピッタリとハマるとは!」と監督スタッフ陣が納得の人選だった。
・大浦龍宇一もこだわりの人選。2時間ドラマにもよく出演されているといる、いかにも感もあった(その後の生卵のシーンは、本当にそのものを使っているとのこと)

・被害者の岬美華(スケベ具合西日本No1!(笑))を演じた海乃雪妃さんは、本職のストリッパーのかた。10日間区切りの興行で、荷物を運んでなどの話にリアリティが出たそう。
https://x.com/uminoyuki_umino/status/1834221509537399141
・もう一人の被害者のナンシーを演じた山中淳恵さんは女優さん。ストリップの妖艶シーンなど体当たりで演じて、すごかったと語られる。
https://x.com/ArcheryYellow/status/1834597084466708559

・その他は、刑事役などは劇団の人だったり、エキストラなどは本当の地元関係者もいたりなど。ストリップ劇場の常連客の一人からは「ちょうどカメラに見切れて写ってない!」と言われたらしいw
・子役の子は、もらってた資料よりも、実際に会ったら成長しててビックリした。また、撮影は修学旅行の前日だったとか(笑)

・合間のCMについては、パロディ要素などもあるけど、今も実在する本当の企業(誤解されないように、これは監督も概要欄にしっかり書いておいた)。友近の後援会をしてた企業や人などが多い。
 動画公開後、実際に売り上げが伸びた(!!)ところもあるらしい。
・会場に配られていた袋は、そのおだしのメーカー「やすまるだし」からのでありました(笑)

・冒頭の城崎温泉の映像は、これだけのために監督だけがわざわざ行ってきて撮影したらしい。
・取り調べのシーンの警察署は、本物の警察署として使われていた施設(!)
・「道後は有名ですが、奥道後もいいところなんですよー」
・ホテルの撮影は、廊下での撮影が全然違う時間だったり、部屋の配置を撮影用に変えたりと、色々と対応してもらったそう。
 現在、このドラマに合わせた宿泊プランが用意されていて、人気らしい(笑)
・ロケーションで大変だったものの一つが、公衆電話ボックス。
 それ自体もレアな上、撮影時に周りに近代的なものを映らないようにするのも一苦労だったらしい(芝曰く「そこにいたおじさんに怒られた。友近さんがいたら許されたのにぃ」とのこと)。監督曰く、「ラストシーンの崖の次に大変だったロケでした」
・僕が個人的に一番感動したのは、途中今治へ行くシーンの際に「西瀬戸自動車道」の紹介が挟まれるのだけど、「この頃は、まだ、しまなみ海道が無かったんです」とのこと。うわー、なるほどっ!!!

……って、こんなページで箇条書きで出していったら、終わらないわー!
思い出したら追記し、その後各種ニュースでも色々と取り上げられているのでご参照くださいってことで。

上映スタート時に、友近が「これ、もっとドラマの音量大きくしよっか?」と、解説しゃべるパートよりも、ドラマ本編のほうに重きを置いていたことが印象的でした。そのおかげで、本編未見の僕も、特にネタバレを食らわず(というかまあ食らったとて……というのも2時間ドラマの長所(笑))楽しめました。

上映後のあれこれ(豪華なおまけ)

上映後は、友近・芝・監督によるトークタイム。
どうしてこの企画ができるに至ったか、いかに少人数で頑張ったか(通常4,50名のスタッフで行うところを17名だったらしい)、アイデア出しなどが行われたか(なにせ監督の西井紘輝氏はまだ29歳の若さ! 直接の80年代の2時間ドラマは知らないので、友近が「こんなのあるよ」と色々送ったらしい)、色々な事が語られる。
撮影で使った電話機(固定電話)は、監督の私物(!)で、色々な時代の電話機を7台ほど持ってるらしい(!!)。うわー、こういうノスタルジー愛は大好き!
(ただこのプロジェクトに挑むため、1年前に会社を辞めて取り組んだらしい。すごすぎる情熱だ……)

そして、予告もされていたレイザーラモンRGの登場。

実は僕は一度(2006年頃)友近の単独ライブを見に行ってるのですが、その際の幕間のVTRで、四国・愛媛出身の色々なタレントを「いとしのレイラ」に乗せてカッコよく登場させる中、最後のオチとして出したのが「RG」だった、しかも後に愛媛出身ではない(出身は熊本で小学生の頃に愛媛に引っ越して来た)とわかったというくだりが、色々と印象的で。。。(笑)

会場後ろから登場したRG。
なんと、劇中のカメラマンの奥野の格好!
……ということはステージにいる芝と同じ、ということで崩れ落ちる芝(笑)。
「私物でこの格好を揃えました。これは去年『VIVANT』のモノマネしてたときの衣装です」とのこと。

この動画が好きで3回は見返しました、と語るとおり、劇中で奥野が言ったセリフを再現し、会場が最高に沸く。
(モノマネするの早すぎるって~とのけぞる芝)

そして、1個だけある「あるある」を披露ということで、『聖母たちののララバイ』(いやぁ火曜サスペンス劇場ですなあ)に乗せてのあるある披露。
さらにおまけで、愛媛あるあるもリクエストされ、芝チョイスのチャゲ&飛鳥の『YAH YAH YAH』でのあるある披露。その後、愛媛ゆかりの3人で、愛媛地元トーク(地方CMなど)で盛り上がって、監督が「置き去りです…」と寂しがるくだりも(笑)

最後に、観客席からの質問タイム。

で、こういう時には積極的に手を挙げるマサルさん(笑)

ただ質問したかったことはその前にもう話されており、「演技の上での、8,90年代を意識した点」を伺う……が、「年代よりも、2時間ドラマのあるあるを意識した」との回答で話が盛り上がらず。やばっ。と、ここでRGが「細かいリアクションなどは、台本にはどう書いてあったんですか?」と聞き、話が盛り上がる。
ありがとう、RGさん!(敬称略としていたのに、急遽「さん」付けにて感謝御礼)


そして、最後は、撮影タイム。
最初は演者2人と監督。
(こういうときに、サッと身を引くRG。さすがだ)
そして、4人で撮影。

そんな感じで、約2時間のイベントは終了。
順次退場の際には、ドラマ内の音楽が流れる(笑)。
帰り際に、観客が手を振ると、手を振り返す友近。おおー、水谷千重子ショー仕込みなのか、なんか嬉しい。
僕も思わず手を振ったら、振り返して頂き、うん本当に嬉しい☺

イベント終了後

観客退場後は、報道機関のかたが残っており、その日の夕方には各ニュースサイトにて、イベントのことが紹介されてました。


製作チームの公式Twitterアカウントも

(あ、ちなみに3枚目の写真で、牛柄のシャツで写ってるのが僕ですわ)


と、長くなりましたが、お読みいただき、ありがとうございました。
……じゃあ、いったん整理しましょう。
そのためにももう一度、動画を見てみましょうか。
そうこなくっちゃ!


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