ヨガで体をこわす人は関節を痛めてしまう人が多い
ヨガで体を壊す人は、構造に対して負担がかかるポーズをとり、関節を痛めてしまう人が多いです。
構造に無理がかかっているのに、ポーズを次の段階に進めようとしてしまいます。
身体の硬い人にとっては、できないポーズがあって当たり前です。
本質的には、ヨガはアーサナ(ポーズ)ができるようになることが目的ではありません。
その行為や、ポーズを実践する感覚の中に自己成長があって、自己コントロールを身につけていくプロセスこそがヨガとも言えます。
身体を壊してしまう人は、自分の体感覚よりも完成形を目的にしてしまいます。
壊さないように実践したいですよね。
自分のペースで、日々コツコツと取り組んでいきましょう。
無理さえしなければ、ご高齢の方でも体がすごい硬い方でも、健全に身体のシステムを整えることができます。
構造に負担をかけないで実践
進め方は人それぞれではありますが、体が硬い人は緩める必要があるし、緩くてグラグラしている人は、筋肉をつけて安定させる必要があるかもしれません。
でも、ヨガは自分をコントロールする能力を身につけていくことなので、個人の特徴は関係ありません。
自分を緊張させることも、リラックスすることも自由にできるように練習して、それを楽しんで、その結果としてどんどんポーズが取れるようになっていく。
楽しんでいれば自然にいつかできるようになります。(構造的に無理な場合もありますが、できるようになる必要はありません)
構造に負担がくるようなポーズを、無理をしてとる必要はないのです。
負担をかけないように、具体的には
関節の構造を適度な緊張で支えながら(支える筋肉のトレーニング)、
余分な緊張を手放していく(リラックス)。
この二つをコントロールして両立していきます。
ポイント
● 体が柔らかくなりたいからストレッチをする
→ ストレッチだけだと構造がグラグラ不安定になるかも。
支える筋肉のコントロールが必要です。
● 筋力をつける
→ ヨガは筋力をつけるのが目的ではありません。
パワーよりも、筋肉を思い通りにコントロールしていきます。
インナーマッスルのような小さな筋肉も自分で動かせるように集中します。
構造を支える筋肉がつくことで、関節が安定し、
次のステップに進むことができるようになります。
「コントロールする」
「いま何を感じているのかに意識を向ける」
この二つが重要で、結果は二の次です。
特に最初の段階では、無理なポーズをとって構造に負担をかけるよりも、身体の感覚を感じながら体と仲良くなっていきましょう!
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