見出し画像

コロナ禍でイベントができない時代に、VRが活躍する3つの理由

コロナ禍でできないこと

2020年3月、世界は一変しました。外出・外食・外泊など、外に出ることが制限される生活が始まりました。さらに、「三密」という言葉が流行して、「密閉・密集・密接」を避けるのが当たり前になっていきました。

その結果、リモートワークの推進、イベント・ライブの開催自粛、歓迎会・送別会などの飲み会の自粛、そのほかにも数え上げればキリがないほどの「変化」が起きました。


VRだからできること

SUGOIでもリモートワークの推進など、社内変革を進めてきましたが、対外的にもできるサポートはどんどん進めていきました。

その代表が、 VRの活用です。数年前からVRの面白さは語られてきましたが、極論を言って仕舞えば、VRはこのコロナ時代にこそ輝くと思っています。

とくに、イベントの縮小や自粛に対しては、VRがとても効果的です。その理由を3つにまとめて説明したいと思います。


理由1:VRならではの没入感がある

これは昔から言われていることですが、VRの良さは没入感です。その場にいるような感じ、まるで体験しているような感覚が味わえるのは、VRならではです。

ZOOMやウェビナーで映像を見ているだけだと、どうしても周りの環境に意識が入ってしまいます。ライブでテンションが上がったのに、ふと洗い終わっていない食器に目が行ったり、Zoom飲み会で盛り上がっているところ、仕事の書類が目に入ったり。

生活の中で、コンテンツを味わうことには、まだまだ課題があります。しかし、VRは耳と目の神経をそこに注ぎ込むことになります。しかも映像は360度ぐるりと自分をとりかこんでいます。

そこには、洗い忘れの食器も、出せていない手紙も、返信しなきゃいけないメールもありません。あるのは、VRの世界だけです。

この没入感こそがVRをやる一番大きな理由です。


理由2:資産としてのアーカイブが残せる

この話はとてもビジネス的な考え方になりますが、そのコンテンツがストックとして残るかどうかはとても重要なポイントです。

イベントを開催したけれど半年後には誰も覚えていない。キャンペーンを打ったけれど一過性のもので終わってしまった。

こんな経験は、どの業種の人にも覚えがあると思います。これらは、コンテンツが全てフロー型してなってしまっている状態です。つまり、流れていってしまったわけです。

それに対して、VR型の映像は、たとえば店舗にきてくれたお客さんに見てくださいと誘導することも、youtube上で公開して見てもらってから店舗にきてもらうことも、可能です。

特別なタイミングでのイベントでしか味わえなかった体験が、VR上にずっと残る。これは映像だからこそできる価値です。


理由3:撮影時に密にならなくて良い

これはオペレーションの観点からのメリットです。ただ、これが意外と無視できない重要なポイントとなります。緊急事態宣言の直後にも、密にならず撮影する方法が、いろいろな場所で試されるようになりました。

というのも、映像制作の現場は、構造上、どうしても密になりやすいものでした。制作スタッフ・クライアントなど、関わる人数が多く、さらにその多くの人間が集まって仕事をしてしまいます。

この密になる構造をどうにかしない限り、この先、撮影は気軽にできないものになってしまいかねません。

その点、VRではそのような過去の現場の考え方が全く通用しません。というのも、VR撮影ではカメラの周り360度すべてが映ってしまいます。

そうすると、カメラの近くに集まることができません。演者のすぐ近くでサポートすることができません。いままで集まることが当たり前だった場所に、集まることができなくなりました。

そのため、VRではその仕事の仕組み時代を作り直す必要があります。

映像確認用のモニターを別の場所に設置する、演者と撮影スタッフの導線を分ける、そもそも撮影スタッフを可能な限り少人数にする、など、映像の現場でやらなければいけない改革が、VRの現場だと当たり前になります。

これこそが、意外と見落とされがちですが、重要なポイントとなります。


以上、「没入感がある」「資産として残る」「撮影時の環境が良い」という3つの点から、イベントの縮小・自粛に対しては、VRという手法が効果的です。

この先、コロナがどうなるかわからない時代の中、VRは有力な選択肢になっていくと思います。


SUGOIで制作したVRダンスショー

この動画は、2020年12月にオープンしたコール ハーン ジャパンの原宿キャットストリート店のオープニングイベントのために制作されたものです。

このオープニングイベントも、本来なら大人数でのイベントを行う予定でした。がしかし、コロナの影響によって、大幅な縮小を余儀なくされました。

ただ、イベントの人数や規模は小さくなっても、伝えるべきメッセージは変わりません。コール ハーンの魅力を詰め込んだイベントにしたいとの想いを受け、VR グランドショーという映像を制作しました。

ぜひご覧ください!そして、可能であればVRモードでお楽しみください!!


コール ハーン ジャパン

こちらのVR動画は、コール ハーン ジャパンの原宿キャットストリート店でご覧いただけます。ぜひ遊びに行ってみてください。またコールハーンの最新情報は、SNSで確認してください。