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国際比較 失敗への恐れの男女差

生徒の失敗への恐れの国際比較について以前紹介しましたが(国際比較 失敗への恐れ)、失敗への恐れに関しては、多くの国で男女差があります。

結論


・OECD平均で、失敗を恐れる女子生徒の割合は約60%に対し、男子生徒は40%と半分以下。多くの国で女子は男子よりも失敗を恐れる傾向がある。

・日本では、失敗を恐れる女子生徒の割合は約75%に対し、男子生徒は60%。全体的に失敗を恐れる傾向が高いが、特に女子は高い。

分析手法

15才の生徒に対するアンケートの国際比較(2018年のデータ)

競争:下記の3つの質問に対しての回答を数値化

(1)失敗したとき、私は他人の目を気にする
(2)失敗したとき、自分には才能がないのではないかと不安になる
(3)失敗したとき、将来の計画を疑ってしまう

参考リンク
高校生が考える「失敗」の定義

編集後記

日本の生徒はOECD加盟国の中で最も失敗を恐れているという結果を以前ご紹介しましたが(リンク)、その中でも特に女子が失敗を恐れる傾向にあるようです。失敗を恐れる気持ちが自分がやりたいことへの挑戦の妨げにならないといいなと思います。

文責

識名由佳

参考文献


https://www.oecd-ilibrary.org/docserver/a8898906-en.pdf?expires=1688041535&id=id&accname=guest&checksum=D96391A2DF81B0623E916C09B0B17F88


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