ルールミーティング
生徒たちは週に2度、校則にあたるルールの違反や違反の疑いを解決し、皆が平和で楽しく自立して過ごせるためのルールミーティングを行っています。
このルールミーティングで生徒たちはたくさんのことを経験から学んでいきます。
校則とはいえTSSは民主主義で学校運営されており、生徒もTSSという社会の一員として結論を決める権利を持っています。つまりこの司法の場では裁判官が判断を下すように、生徒も大人であるスタッフと同等の力があるのです。
しかし、力は正しく使う気持ちと行動が伴わなければいけませんね。そこで生徒たちは日々、当事者や違反に公平中立であること、また教育の場であるため違反者の学びが起きる結論とすることや、厳正であることなども学んでいます。
法を学ぶことを法教育といいますが、法務省のウェブサイトには「自由で公正な社会の担い手として必要なものの考え方をはぐくむことを目指しています」とあります。
まさにTSSは、暴力や一部の権力者が治める社会ではなく、法が治める法治国家の一員としての法教育の学びを実体験で行っており、それは生徒が社会で生きていく力そのものになっているのです。
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