仕事は、見て覚えろは時代遅れなのか?
仕事は見て覚えろと言われて育った世代です。
僕の人生については、以前の記事で書きました。
個人的には、マニュアルなどできちんと説明しますが、仕事は見て覚えなければできない部分があるというのは事実だと思っています。
願わくば、仕事は見て覚えてほしいとも思います。
それはどんな意図なのか?
「考えること」と「気づくこと」です。
仕事のやり方はマニュアルで学ぶことはできます。
仕事の細部の部分まで、どんなにマニュアルに書こうとも、「なぜそうなのか」「なぜ、このようなことをしないといけないのか」ということまで、きちんと理解できる人はいないと思います。
仕事を見ていて、なぜこの人はこれをしているのだろう。
なぜ、電話でそんな言い方をしているのだろう。
なぜ、この人は許されて、自分は許されないのだろう。
先輩や上司の仕事をきちんと見ていますか?
隣で、どんなことを言っているのか、しっかりと聞いていますか?
なぜ、そうなのか。
疑問を持って、仕事をしていますか?
いちいち説明されないとできない人は、周りの人を見ていないのだと思います。
仕事が早い人は、段取りもよく、仕事の優先順位を考えながら動いています。
コミュニケーションの上手い人は、きちんと相手の話を聞いて、メモをしているでしょう。
段取りの仕方にも一定の法則があるかもしれません。
メモも相手の目を見ながら、うなずきながら書いているのかもしれません。その時に、相手の意を汲みながら話をしているかもしれません。
神は細部に宿ると言います。
全体あっての細部ですし、細部あっての全体です。
やはり、プロとして仕事をするのであれば、
考えることと気づくことは、最低限必要な能力だと思います。
だからこそ、仕事は見て覚えるということも必要なのだと思っています。