深い沼の底に沈んでいくような眠り心地のタオルケット
IKEUCHI ORGANICが、タオルケットの感想や思い出を募集しているのを知った、愛用者でイケウチ大好きな私。この機会にnoteに書いてみることにしました(その1)。(その2はこちら)
記事内で以下の内容に触れてほしい、とご要望があったので、それを目次にしようと思います。
・ご愛用いただいている、タオルケットの種類
私の最初の1枚は、バンブー540のチャコールグレイです。
・タオルケットとの出会い
どのタオルケットにするかも、どの色にするかも、本当に迷いました。この時は、東京ストアに行き、お店にある数種類のタオルケットについて、説明を聞き、何度も何度も順番に触っても、なかなか心が決まらず、時間いっぱいまで悩みました。
今思えば、この時に決め手になったのは次の3つかな、と思います。1つ目は、カラフルな色合いが好きで、バンブー540のハンカチタオルを愛用していたこと。タオルは使ったことがないのですが、手を拭くのはもちろん、洗顔後の顔を拭くのにも使っていました。
2つ目は、その開発ストーリーをリアルタイムで見ていたこと。成田凌さんの「究極のタオルケットを求めて」、スピード開発で製品化決定、販売開始、欠品、予約再開、新色についてのアンケート、新色速報!、新色販売開始、欠品、予約再開・・・・。普通に考えると、別にタオルの新色がでることなんて、速報でいち早く知りたいほどのことではないんですけど(笑)。SNSやメルマガで、逐一お知らせを受け取っていたら、いつの間にか「気になるヤツ」になっていました。そして、実際に手にしたときには、「やっと会えたね(by 辻仁成)」(笑)の気持ちでした。
そして3つ目は、肌に触れた時の「ひんやり」する感じでした。いわゆる冷感素材のひんやりとは、全然違うんです。柔らかくて、温かいんですが、最初のちょっとの間の肌触りに、何とも言えない「ひんやり」感があって、そこに惹かれました。同じ素材でも小さいハンカチタオルでは分からない感じでした。
色については、確かその日、お店に在庫があって家に持って帰れるのがチャコールグレイしかなくて、最終的にそれに決めたのだと思います。そして、それは結果的に大正解でした。
・どんなきっかけで購入しましたか?
私が買ったのは、2019年5月なのですが、実は、2019年は年初に「睡眠の質にこだわる」というその年の目標というか、テーマを掲げ、ひとり取り組んでいました。
まずやったのは、寝る部屋の環境整備でした。遮光カーテンがあり、テレビの無い部屋にベッドをうつし、枕を変えて、イケウチタオルを巻いたり、眠る前に安眠のためのヨガや瞑想、音楽をかけたり、アロマをたいたり、あまりお金がかからず、すぐにできることからやっていました。
前から気になっていたイケウチのタオルケットは、いいお値段がするので、なかなか手が出なかったのですが、満を持して、5月の自分の誕生日に、自分へのプレゼントとして、買い求めに行ったのでした。
・何年くらい使用していますか?
2019年の5月から、季節を問わず2年間、2021年5月に新しいタオルケットを購入するまで毎日使用していました。
・どんな時にタオルケットを使いますか?
毎日寝る時に、羽毛布団の下に、肌がけとして使っていました。このタオルケットは、温かいのですがとても薄くて軽く、私は布団にはある程度、厚さと重さが欲しかったので、夏場は薄手の羽毛布団の下に、冬場は2枚組にした羽毛布団の下に、使っていました。
今現在は新しいタオルケットを使っていて、このタオルケットはお休みさせていますが、今後、ローテーションや使用シーンを変えて、どちらも使用していこうと思っています。リビングでソファやカーペットの上でお昼寝用に使ったり、車の中の置きタオルケットとして使ったりしたいと思います。
また、これを書くときに、少し肌寒かったので、初めて肩に羽織ってみたら、それもいい感じでした。こういう使い方もありですね。
・タオルケットを使って幸せと思う瞬間はどんな時ですか?
ベッドに入って、タオルケットに包(くる)まれた状態に、寝るポジションが整った時と、目が覚めて、まだタオルケットに包(くる)まれていて、しかも温度が絶妙に快適で、その肌触りを直に肌に感じることができた時でしょうか。
このタオルケットの特筆すべき点は、この記事のタイトルにもしている通り、深い眠りに誘うその使用感です。「深い沼に沈んでいく」感じは、半分ぐらいは素材の特性に基づく、体にまとわりつくような使用感から、半分ぐらいはその独特な色から来ているような気がします。
商品上「チャコールグレイ」となっていますが、実際には、何とも言えない、見たこともないような色で、私にはそれが深い森の奥の沼の色みたいな、緑がかった色に見えるのです。その色を見ていると、妙に落ち着いて、眠りにつく時も、その色に引きずられて、沼の底の泥に沈んでいくような感覚にとらわれます。まさに泥のように眠ることができます。
(ちなみに、これを書くにあたって調べたら、泥のように眠るの「泥」は、中国の想像上の海洋生物のことで、土とか砂の泥とは関係ないんですね。全然知らなかった(笑))
そういうわけで、迷いに迷って選んだこのタオルですが、肌触りも色味も大好きで、本当に買ってよかったです。